紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

コロラド川下り・7

2005-11-24 11:42:20 | 8・山と旅の思い出
■川下り始まる

いよいよ、コロラド川下りである。
夜は岸に停泊し、4泊野宿しながら川を下ってゆく。

初日は10時集合なので、ゆっくりと起きればよかった。
荷物を持って、川に行くと、すでにボートは到着していた。
ボートは上流から下ってくるので、誰かが乗ってくるのかと思っていたら、リバーランナーの3人以外、このツアーの参加者17人は、全員ファントム・ランチから乗るのがわかった。

水のもらない大きな袋をもらい、そこに荷物をいれる。袋は、口を何回か折って、さらにびしっと閉じられるようになっているので、川に落としても、中の物がぬれない。実際に一つ落ちたことがあったが、中の物は無事だった。
袋には番号が書いてあるので、自分の番号を覚えておく。
他に、アモ缶という小さな缶をもらい、そこにパスポートなどの貴重品を入れておく。
全ての荷物を積み込んで、袋はボートのロープに一つ一つくくりつける。

ボートの上で着ているのは、水着の上に、速乾素材のシャツにズボン。それにライフジャケット。

ボートが川を下り出すと、それからは予想に反して、ものすごくゆったりとした時間を過ごすことになる。



たまに、ラピッド(早瀬)や、落差の大きいホールが出てくるけど、そういうのは、一日のうち何回かで、あとは川の流れにまかせて、ただ下って行く。
下りながら、リバーランナーが、グランドキャニオンの地層の話しなどしてくれる。
ほとんどが専門用語で、わからないのが、とても残念。おそらく20億年の時が積み重なっている地層の成り立ちなど話してくれていたのだろう。

一日に何回か、ボートを下りて、ショートウォークをする。
崖を登って行くと、コロラド川に注ぐ小さな流れ、クリークがあらわれる。
流れに沿って進んでゆくと、最後は滝があって、滝壺で泳いだり、滝をのぼったり、思い思いに過ごす。コロラド川より水はきれいなので、シャワーかわりに水を浴びたりした。



◆コロラド川下り ・7・1011