Something to Feel

"I'm basically happy person."

死神の精度

2008年02月26日 | BOOKS
死神の精度/伊坂幸太郎 (文春文庫)



やっと読めたよー伊坂さん
相変わらずの、絶妙な時空の絡まり方、楽しい。
「死神」千葉のキャラクターがクールで、
でもちょっと天然(死神だから人間界の言葉を
理解しきっていない)あたりが魅力的。
死は彼にとって仕事でしかなくて、なんとも思っていないところもおもしろい。
ほんとうは、そうあれたら、いい。
それは命を祖末にするという意味ではなくてね。
死に対して、クールでいるってこと
自分もいつかは消えるんだ。
結局やっぱり人生は「神様のレシピ」で決まっていて、
死神にたまたま目をつけられたら、たまたま、「可」で寿命絶たれる、のか?

そう思えたらラクなときと、そう思いたくないときがあるね。
とりあえず自分は余計なこと考えずに歩いていくしかないぞ
まー雨降りの日は死神に気をつけないとだな

人間が創ったもので最も美しいのはミュージック、同感

あと「重力ピエロ」の春の登場はサイコーだった。千葉と春の対峙、しっくりする。
千葉たちがあの仙台名物のカスタード菓子好きのおやじがやってるホテルに泊まってたとは驚き
伊坂作品ってそうやって作品どうしがひとつの世界に存在してる感じがあってわくわくする

どんどん文庫化すすめてください
「魔王」はやく読んでみたい。
コメント (6)
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