釈由美子さんでお願いしますっ！

行きつけの美容院は、大手美容院であるＴＡＹＡの支店。
学生のときに行った、都内にあった第1号店の美容師さんの確かな技術と丁寧さ
接客の感じの良さが今でも忘れられない。
大宮に支店がオープンしたのが3年ほど前だろうか。
さっそく行ってみると、そこもとても感じが良く丁寧なので
以来そこでお世話になっている。

美容院で困ることは、なりたい髪形を美容師さんにどう伝えるかだ。
当初、担当（これも面白いが、毎回同じ美容師さんがつく)は
中村獅童さんによく似た美容師さんだった。
出身が福島の方ということで、よく東北の話題で盛り上がった。
髪の毛のくせをよくわかってくれていたので、こちらの希望をいうと
「それは向いていませんね。」
と、率直にアドバイスしてくれた良い美容師さんだった。
希望の髪形をリクエストするとき、恥ずかしげもなく
「釈由美子さんでお願いしますっ！」とか
「今回は高島礼子さんで！」などといって
イメージを伝えていた。
基本的にまとめ髪ができる長さを保つようにしているが
いつも同じような髪形になりがちで変化に乏しいのが玉に瑕だ。
多少短くしたり長くしたり、前髪の角度や長さで変化をつけているが
相方には「美容院に行っても行かなくても同じだよ」
なんていわれる始末。

ところが担当の中村獅童さん似の美容師さんが
先輩の店を手伝うことになり、担当が変わった。
今度の担当は、小泉孝太郎さんを醤油顔にした感じの美容師さん。
かなり、若い
よしっ！いつも同じだなんて相方にいわれている雪辱を晴らそうと
なりたい髪形に近い写真やイラストをネットで検索して
プリントアウトしたものを美容師さんに見せた。
「これでお願いしますっ！」
印刷された髪形を見て、小泉孝太郎さん似の美容師さんは、なぜか固まった
まるでアリナミンのＣＭのギバちゃんのようだ。

それならいっそのこと、恥ずかしげもなく
「竹内結子さんでお願いしますっ！」
といっておけば良かったのだろうか…