あくまでも,独りよがりに始めた俳句なので,専門家に見てもらったらおそらくダメダメでしょう…
お粗末な作品ばかりですが,お立ち寄りいただければ幸いです
<余談>
しかし,なんでgooブログの「ジャンル」に「川柳」があって,「和歌」とか「俳句」がないのでしょう…
しょうがないのであえてジャンルを「川柳」ではなく「ポエム」にしましたのでご了承ください…
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私,ぴえるがこれまでブログに詠んできた俳句を集めてみました。
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<春の句>
雛の日の甘味に時の涙かな
うららかや花の水菜に蜂の舞う
夜の闇に浮かぶ桜のをかしけり
部屋片し八十八夜の酒に酔う
陽がさして不意に目を射るつつじかな
梅郷や紅白色に溺れけり
白き樹に薄桃色の梅花かな
蒼天の雲ここちよき梅見かな
三分咲く桜並木のまだ暗き
鼻水をすする頭上や桜花
菜の花や足どり軽き散歩道
春風に羽を休めし鳩の列
藤棚に夕日かかれり殿ヶ谷戸
<夏の句>
できるかな端午に偲ぶ不思議かな
葉桜に取つて代われり花水木
雨音も祭囃子の神楽かな
若葉から伸びる新芽の赤きかな
緑よりまばらに出でし花菖蒲
路の皐月ぎゆうぎゆうぎゆうと咲きにけり
端末の故障に窮し外は梅雨
薄暑なれど も少し待てと 綿帽子
古の猛者慰めし葵かな
紫陽花や流れる人に沿いて居り
紫陽花や天突く竹のもとに咲き
紫陽花の溢れる掌かな石地蔵
みすぼらし木に大輪の花火咲き
泥水に涼みつけたり夏の犬
忘らるる茶房に梅の実の垂れし
梅酒飲む座椅子はるかに花火鳴る
<秋の句>
秋高き青に映え立つ黒オブジェ
秋思い不意のしろがねつばさかな
くれないに咲きし四の五の木の実かな
秋思の日らしく生きよと片鳥居
紅一点緑樹に秋を先駆けり
ゆらゆらと蜂も惑いし野菊の香
秋雨に天変地異かな一ノ関
紅葉待つ頼朝像かな源氏山
冷やかな切通しかな化粧坂
行く秋や葛原岡に墓碑ぽつり
爽やかに魅せる松原勧進帳
行く季節柿の実ひとつ抗えり
高館や秋雨に永くさらされて
秋の陽の縁切寺に笑む仏
寿福寺や秋の参道陽が降りし
七夕の仰ぐ飾りも曇りかな
立秋にどんより垂れる半旗かな
改札を抜けて広々盆提灯
名城の門をくぐれり秋の空
骨組みに秋の城下を閉じこめむ
秋の陽に緑々たるや蜜柑の実
秋雨や団子喰えども月は無し
雨去りぬ十六夜の夜に名月や
名月や団子は既に無かりけり
子規の碑や糸瓜三本残されし
松山の街の灯浮かぶ秋の暮
無我夢中さぬきうどんをすする秋
身にしむや狭くて広き地蔵堂
行く秋や見ゆる木々の葉まだ黄なり
<冬の句>
立冬の夜に懐かしむ火星かな
芭蕉忌やはるか義仲寺懐かしみ
時雨止み照らす花嫁紀宮
息白く待ちに待ちたる山車来たり
銀盤の妖精と鯵肴にし
徹夜明け今夜はゆるりクリスマス
行く年や光の道の燃え尽きて
往く年の速さ身にしむ晦日かな
おかしげな万両赤く晴姿
山茶花や開いて見せる無垢な色
獅子たちの守れる牢の冷たさや
吹雪いてはギシギシと鳴るライブドア
冬夜空ベテルギウスの暖かき
雪になお立つ万両の赤きかな
冬ざるる頼朝塔の孤独かな
節分や夫帰りて豆捲かれ
我はまだ現在(いま)をも見えぬ実朝忌
臘梅や積もれる雪に咲きにけり
電光に希望を求む晦日かな
赤き実に流れぬ冬の紫や
節分や豆撒くかわり納豆巻き
冬枯れやあぢさゐ色を失せにけり
小春日や昼餉の途の木瓜の花
北風やじっと止まる五羽の鳩
<新年の句>
元日の参りも床の中でせむ
我ひとり賑わい過ぎし初社
食う前に七草ならべ名をならべ
初空に巻かれし強き縄一本