果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

ブルーベリー杏仁豆腐

2006年08月30日 | 雑談
最近,通勤帰りに気になっていた和菓子の老舗「たねや」新宿小田急店の前の行列。
それは,8月31までの期間限定の「杏仁豆腐」を求める人たちの列でした。
私が並ぶと,だいたいいいところで完売になってしまい,数回苦い思いをしましたが,昨夜とうとうゲットしました!

味は黒蜜とブルーベリーの2種類。
私が購入したのはブルーベリーバージョンです。
持ち帰って来る際に,ブルーベリーソースが杏仁豆腐本体に同化してしまい,写真のように見た目が一見不気味になってしまいましたが(),食してみると,杏仁豆腐というよりはまるでミルクプリンのような食感と味わい!
甘ったるくなく,みずみずしい杏仁豆腐に,実がたっぷりのブルーベリーソースが絡み合い,そのソースもまた杏仁豆腐の味を殺すことのない程度に甘酸っぱさを抑えてあるところがまたニクいです
たねやさん!期間限定なんか言わないで,ずっと売り続けてくださいな

「たねや」のホームページはこちらをクリック

巧妙が辻(第34回)

2006年08月28日 | 大河ドラマ

深まる寧々さまと茶々さまの対立!現在茶々さま一歩リードか!?

いきなり千代さんのアップで始まった今回の巧妙が辻!
某缶コーヒーのCMにも使えそうな千代さんの笑顔にうっとりした殿方も多いのでは?
とまあ,それはさておき,今回はいよいよ寧々さまと茶々さまとの対立が顕在化してきましたね。
一見穏やかに見える寧々と茶々の会見ですが,彼女らの心の内には相手に対する勝負の炎が燃えさかっていました

「世継ぎを産んだ者が勝つ…」

あまりにもシンプルであるように見えて困難なこの勝負は,これまで永年の間秀吉に連れ添ってきて果たせなかった寧々にとっては相当分の悪い勝負です。
茶々の挑発的な言動に,寧々は焦りと腹立たしさを隠すことすらままならなくなっていた様子も見られました。
後から秀吉に取り入ってきた小娘に取って代わられる屈辱…それだけはなんとしても避けたかったはずの寧々の思いも空しく,とうとう秀吉と茶々の間に世継ぎが誕生してしまいました
勝ち誇った茶々の嘲笑を尻目に,寧々は陰で涙するほかありませんでした
世継ぎという強力な武器を手にした茶々の野望は,女の戦いの範囲内にとどまらず,やがて天下を分ける合戦にまで拡大することに…

産まれてきた世継ぎ「鶴松」は,天下人秀吉の子として時代に翻弄されることになる一方,山内家に拾われた捨て子は「拾」と名付けられ,普通に育てられていくことに。
同じ命を授かっても,その産まれ出でるところにより,運命が決まってしまうのは皮肉と言うしかありませんね

<その他余談>
・行幸の準備の責任者たるものは,やはり蹴鞠の作法も覚えねばならないものなのでしょうか…??
結局本番ではまったく蹴鞠は見られませんでしたが…
さらに行幸の現場監督の一人が,土壇場で仮病+ズル休み!それで成功する行幸!始めから監督は三成一人で良かったのでは!?
それにしても,後輩である三成に素直に接待の教えを乞う一豊は,ほんとに律儀者ですね。

・次の天下人候補は黒田官兵衛と宣言していた秀吉ですが,このドラマにおいてはどう見ても天下人の貫禄は見られないと感じるのはワタシだけでしょうか…?

ではまた来週…


「ガンプラEXPO」に行ってまいりました!

2006年08月26日 | TV番組,アニメ,ゲーム

最近マニアネタが多くて恐縮ですが,今回もおつきあい下さい

本日,朝一で,東京・池袋のサンシャインシティで開催されている「ガンプラEXPO」に行ってきました
大ヒット人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(通称「ガンプラ」)が誕生して今年で26年目になるとのことで,現在に至るまでのガンプラの歴史と進化を体感してもらおうというのが今回のイベントの趣旨とのこと。
ガンダム世代に生きてきたワタクシも,この機会を見逃すことなく早速出撃!
「ぴえる,いきま~~すっ!!

さて,客層を見てみると,やはり子供連れより,おじさまやおにいさま連れ()の方が多かったですね。
入口付近では,当イベント限定販売のプラモデル購入のための整理券をゲットしようと大勢の人が列を作っていました。

入口を入ると,いきなり等身大のガンダムとザクがでむかえてくれました(冒頭写真参照)。
会場内は,1980年から1年ごとに,発売されたプラモデルの展示とその時代のガンダム事情の解説が付されていました。

1980年に発売された1/144スケールのガンダムです。
ワタシが小学生のころ初めて作ったガンプラもこれでした。
この当時はパーツが1色形成で,組み立てた後は否が応でも塗装が必要だったのですが,当時の小遣いから塗料代を捻出するのは至難の業で,無知なワタシはなんと水彩絵の具で代用しようとし,無理矢理塗ったのはいいですが,乾いた後にボロボロと塗料がはがれてきて無惨な姿になってしまった思い出があります

ジオラマコーナーでは,「機動戦士ガンダム」の名場面がビデオで流され,その場面をキットでも再現されていました。
これは,先日当ブログでもご紹介した「ジェット・ストリーム・アタック」のシーンを再現したものです。

ワタシの大好きな「ギャン」が登場する「テキサスの攻防」のシーンも展示されていました。
う~ん,これはいいものだ!

その他,単なるプラモデルの展示だけでなく,制作会社である株式会社バンダイの工場の解説や,プラモデルが誕生するまでの企画,設計,木型作成…などの経過についての説明もありました。

また,老若男女問わず,有名アイドルやアーティストが作ったプラモデルも何点か展示されており,少なからずガンダム関係の主題歌を歌っているTMレボリューションの西川氏やGacktが作成したとされるものもありました。

ひねり技的な作品でワタシの目をひいたのは一見なんの変哲もないようなトリプルドムでした。

なにやら真ん中のドムがiPODを抱えているのですが,実はこれ,後ろのドム2体はスピーカーになっており,なんと3体そろってオーディオを構成しているのです!
よく見ると,後ろのドムの胸には無数の小さい穴が開いており,なるほどと思いましたが,果たしていい音が出るのでしょうか…?

というわけで,短い時間でしたが楽しいひとときを堪能させていただきました

ガンプラEXPOの公式HPはこちらをクリック!(←8月30日までです!)


「パイレーツ・オブ・カリビアン」を見ました!

2006年08月24日 | TV番組,アニメ,ゲーム

昨日は,余りまくっている有給休暇を使い,妻を連れて「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」を見てきました

実は,我が家ではこれまで「パイレーツ・オブ・カリビアン」を見たことがなく,今回2作目である「デッドマンズチェスト」を見に行くにあたり,前日に1作目「呪われた海賊たち」をレンタルし,予習をしつつ2作目を見に行った次第であります

そこで,1作目,2作目を連続して見た感想を簡単に書いてみたいと思います(多少のネタバレ含みます)。

まず,「呪われた海賊たち」の方ですが,この作品は「パイレーツ・オブ・カリビアン」の序章的な色合いが強く,シリーズの要となるキャラクターたちが一挙に登場し,話の内容としても一話完結タイプでまとまりも非常に良かったと思います。
(海で遭難していた少年が,次のシーンで「ロー○・オブ・ザ・リ○グ」の「レゴ○ス」になったのにはびっくりしましたが…
次に「デッドマンズチェスト」ですが,はっきり言って,一度見ただけでは難解で,個人的にはナニゲに謎の残る内容だった気がします(アステカコインの呪いとはまた違うと思われる幽霊船の呪いの仕組み,怪物クラーケンとデイビィ・ジョーンズの関係,前作で倒されたはずのバルボッサ船長復活の謎,etc.)

ただ,2作目を見てこれだけわかったことは「2作目で各登場人物から提示された問題は,2作目では何一つ解決していない」ということでした。
ものすごく「今後気になる~!」というところで本編が終わり,3作目につづく…という感じでした
ただ,アクション,ユーモア,CGには相当なこだわりを感じましたねぇ
さらにキーラ・ナイトレイさん演じるヒロイン,エリザベス・スワンちゃんの男装姿がまたぐぐっときましたし,スパロウやウィルたちが島で三つ巴の喧嘩(!?)を始めたとき,エリザベスが「もうどうにでもなれ~!」という状態になった場面にもある意味萌えましたっ!

でもやはりこのシリーズにおいて忘れてはならないのは,なんといってもジョニー・デップ演じるキャプテン・ジャック・スパロウの存在でしょう!
あの一見ふらふらした動きといい,人をくったような言動といい,最高のキャラクターですね,スパロウは
さらに,そんなスパロウを,あまりにも自然に演じているジョニー・デップはすごすぎます

3作目は来年の5月公開でしたっけ?
もう,今から楽しみですが,2作目のDVDが出たらもう一度復習してから劇場に出航します!

<追伸>
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは,スタッフロールが終わった後も油断は禁物ですね


カフェオレ水饅頭

2006年08月22日 | 雑談
本店は新宿方面にあるようですが,先日私は銀座インズ脇にこの店舗があるのを見つけてのれんをくぐってみました。
このお店「六角玉屋」は,「いちご豆大福」の元祖としてその筋では有名とのこと。
店内にはちょっとマニアックな和菓子がいくつか並んでおり,今回購入しましたのは「あんず豆大福」と「カフェオレ水饅頭」です。

前者は読んで字のごとく,豆大福の中にアンズが入っており,イチゴとはまた違った酸味が豆大福の甘みと絡み合い,口の中で,何とも言えないハーモニーを奏でます

一方,後者の水饅頭の方は,コーヒーゼリーを思わせるようなかわいらしい容器に入れられ,コーヒー豆でデコレートされた,一見和菓子とは思えない風貌を呈しております(上記写真参照)。
水饅頭特有のさっぱり感に加え,本体内部に内蔵されたカフェオレのシロップのようなものが味を整え,いままで味わったことのない新鮮な風味を堪能できました

どうも公式HPはなさそうなので,本店所在地のみ掲載します。
「六角玉屋本店」:東京都新宿区住吉町8-25

なお,新宿伊勢丹の中にもテナントがあるっぽいです。

巧妙が辻(第33回)

2006年08月20日 | 大河ドラマ

子らの夢に向けられた,母の最期の想い

一豊と康豊…熱血漢であることは同様な兄弟なのですが,時代を見つめる力と考え方は,両者それぞれが頑ななる意見を持ち,なかなか譲ろうとしない二人
特に兄・一豊は家長たる権威をもって弟の意見を全く取り入れない始末。
これは現在でもよくある兄弟げんかにも見られる光景の一つなのかもしれません。
ただ,時は武士の世…
兄弟げんかや意見の乖離は,古より多くの悲劇を生んでいる事実を忘れてはなりません。
そんな二人を,いつも彼らの側にいる千代にとっては悩みの種でした
一豊と康豊を諫めることができるのは,彼らの母親・法秀尼のみ。
しかし,母は千代に言われるまでもなく,子らの弱さと美徳を知っていました。
自らの身体が蝕まれていくことも顧みず,日々お百度を踏む母は,残された命を子らの未来のために燃やしていました。
そして,命燃え尽きた母…
母の最後の言葉は,子らの協調を促すものでした。

--- 互いの意見を戦わせ,より良いものを導き出す ---

ある意味当然なことなのですが,一豊らは,母の死をもってはじめて自分たちの偏屈さを悟ったのです。
そして兄弟は,二人で涙し,互いの鎖を解き合いました。
母は,二人の絆となって彼らの中で生き続けていくことでしょう

<余談>
・さっきまで千代さんと会話していた法秀さま,次のカットではもう死んでる!

・番組開始に九州平定に出征した秀吉。番組中盤ではあっという間に九州平定完了…早っ!

・壊された南蛮寺になぜか足を運ぶ康豊。
図ったかのようにそこにいるガラシャ!
ガラシャがそこにいるのはいいとしても,康豊がそこにいること自体が不可解

・「わらわを欲しい欲しいと叫んでいるのが聞こえるわ…」
三成に迫る茶々さまのアプローチって,こ,こわ…
ああいう迫り方しかできないのでしょうか…

というわけでまた来週


考察:ジェットストリームアタック(第2回)

2006年08月18日 | TV番組,アニメ,ゲーム

(上の写真:「ガンダムSEED DESTINY」におけるドムトルーパー3体によるジェットストリームアタックの実演風景)

前回に引き続き,ジェットストリームアタック(以下,「ジェット~」と表現します。)についてのウンチクをちょっとだけ語らせてくださいませ

第2回:ジェットストリームアタックが他の作品に与えた影響

「機動戦士ガンダム」ではじめてお目見えした「ジェット~」ですが,この戦法は,その後のアニメ及びゲームなどにも多大な影響を与えたようです。
「ガンダム」で登場した「ドム」による「ジェット~」は前回述べたとおりですが,その他,私が知る限りの「ジェット~」類似の作品をご紹介していきたいと思います。

① 作品:「聖戦士ダンバイン
ビショット・ハッタ王率いるクの国において開発されたオーラバトラー「ビアレス」を,エースパイロット仕様とするために赤くカラーリングした「赤の三騎士」と称される連中が,「ジェット~」と同様な戦法を用いていました。
記憶では,その技は「ジェット~」ではなく「トリプラー」と呼ばれていました。
しかし,パイロットは,「ガンダム」の「黒い三連星」とそっくりさんでした!
やはり彼らの攻撃も,主人公の乗るビルバインに見事に交わされてしまいました。

② 作品:「機動戦士Zガンダム
ティターンズのエースパイロット・ヤザン・ゲーブルが率いるモビルスーツ「ハンブラビ」も,三位一体攻撃を常としていました。
しかし,厳密に言えば彼らの攻撃は「ジェット~」のような一列縦隊攻撃とは一線を画しているので,この場で揚げていいものか迷いましたが,個人的に好きなので揚げさせて頂きました
「ヤザン隊」は3体で電磁網「クモノス」を張り,まさに巻き網漁業のように敵をからみとっていきます。
地味ながら,相当効果的な戦法でした。

③ 作品:「機動戦士ガンダムZZ
ネオジオンの開発した可変モビルアーマー「ジャムルフィン」3機も,「ジェット~」類似の技「3Dアタック」を繰り出しました。
例によって,ダブルゼータガンダムには通用しませんでしたが,彼らが出てきたのはたったの1回で,1機もやられることなく退却し,その後彼らがどうなったのかは劇中では全く不明です。
ちなみに,これらのパイロットも「黒い三連星」のそっくりさんでした。

④ 作品:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ザフトや地球連合にも属さない,ラクス・クライン派において密かに組織されたモビルスーツ隊の中に,まさに「機動戦士ガンダム」において登場した「トリプルドム」をそのまま再現したような「ドム・トルーパー」の3機編隊が,「ジェット~」を繰り出しました。
戦法も初代そのまま!
上の写真でもわかるとおり,構図もほぼ初代を踏襲(目くらましが派手になっていました
ただし,パイロットは女親分+野郎2人というタイムボカンシリーズの悪玉トリオを彷彿させる構成でした

もしかすると,他のアニメにも登場しているかもしれませんけど,私が認知しているのはこの程度です…

その他,オンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」では3匹コウモリが「ジェットストリーム」という技を使ってきます。
食らうとめちゃくちゃ痛いです
また,過去のセガの3Dシューティングの元祖「スペースハリアー」においては,まさに「ドム」というロボットが3機で「ジェット~」的な攻撃をしてきた記憶があります。

なんか書いているうちに,こちらが懐かしくなって来てしまいました。
元祖「ジェットストリームアタック」は,いつまでも我々の心に語り継がれていくに違いありません。


考察:ジェットストリームアタック(第1回)

2006年08月16日 | TV番組,アニメ,ゲーム

(上の写真:アニメ「機動戦士ガンダム」におけるジェットストリームアタックの実演風景)

最近,暇つぶしにNTTフレッツで無料配信している「機動戦士ガンダム」や「ガンダムSEED DESTINY」をよく見ているのですが(),先週,それぞれの「ガンダム」で,かの有名な「ジェットストリームアタック」が見られました!
あえて二つの作品で近い時期に同様のパフォーマンスが見られたので,思わずブログでウンチクを垂れたくなってしまいました
というわけで,今回と次回の二回にわたり次のような内容でマニアなトークをしたいと思います。

第1回:ジェットストリームアタック戦術論
第2回:ジェットストリームアタックが他の作品に与えた影響

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第1回:ジェットストリームアタック戦術論

そもそも「ジェットストリームアタック」とは,アニメ「機動戦士ガンダム」の中で,重モビルスーツ「ドム」を駆る通称「黒い三連星」という3人の戦士が繰り出す三位一体攻撃です。
私が見る限り,ジェットストリームアタックの基本戦術は,次のような流れで組み立てられます。

① 3機が一列縦隊となり,敵から見ると一機で突撃してくるような状況を作る。
② そのまま3機が同じ速度で一つの攻撃対象に接近する。
③ 先頭から1号機,2号機,3号機と呼ぶことにすると,まず1号機が敵の至近でフラッシュビーム等の目くらましをかける。
④ 敵の目がくらんでいるところで,1号機がビームサーベル等の近接攻撃をかける。
⑤ 敵が1号機の一撃目を回避した場合には,敵が回避した方向に2号機が追い打ちをかける。
⑥ 万が一,二撃目が回避された場合には,3号機がさらに追い打ちをかける。

「機動戦士ガンダム」でも「SEED DESTINY」でも基本的には以上のような構図のようであります。
(ちなみに,上の写真は,上記過程でいえば⑤の部分です。残念ながら,このとき仕掛けたジェットストリームアタックは,相手が「連邦の白い悪魔(ガンダム)」であったことと,ジェット実演中に連邦軍輸送機が突撃してきたことが要因で,ガンダムに1号機が踏みつけられ2号機が切り裂かれるという不始末,およびガンダムに最後の追い打ちをかけるはずの3号機が連邦軍輸送機を相手にしなければならないという想定外の結果に終わりました。)

で,私なりにこの戦術の長所及び短所を申し上げると,
<長所>
① 相手が単体のときに,ほぼ確実に仕留めることが可能(相手がガンダムのような主人公クラスでもない限り,まず回避することは不可能と思われます。)
② 相手が雑魚クラスであれば,3体までなら一気に片づけられる可能性がある(「少年隊」の「仮面舞踏会」のように,1号機の背後から,意表をついて2・3号機が飛び出してくれば,普通ならば相手は反応できません。)
<短所>
① 相手が冷静に,正面から1号機目がけてビーム貫通兵器を放てば,まず間違いなく3機まとめて倒されてしまう(たとえ1号機がビームを回避できても,後続の機体はまず回避不可能。)
② 2号機,3号機のパイロットがよほど熟練していないと,前の機体によって前方の視界が塞がれるため,敵の行動を確認することができない(どう考えても,前は見えない。特殊なセンサーかなんかがあるのかどうか微妙…)

まあ,これらの試練を乗り越えてこそ,「黒い三連星」とおそれられる猛者になったのでしょうから,彼らにとっては上記短所の指摘事項は必要ないのかもしれません

というわけで,次回に続きます


巧妙が辻(第32回)

2006年08月14日 | 大河ドラマ

本日,実家から東京に戻り,真っ先にやったことが,ビデオに撮っておいた「巧妙が辻」を見たことでした…
今回は,戦闘シーンは全くありませんでしたが,その代わり,各登場人物たちの心の戦いがあったかのように思われます。
それらにつきコメントしていきます。

1・旭
今回の主役とも言うべき旭さん。
これまでも秀吉のせいで夫を亡くしたこともあり,今回もまた兄の勝手により離縁されることからも,説得には相当手こずるかと思いきや,夫である副田甚兵衛への想いを早々に断ち切らせる手段をとった秀吉とねね様の策略の効果からか,「国家安寧のため」といいつつ意外とあっさり了承しました。
ただ,長年連れ添った夫・甚兵衛に対する思いがそう簡単に断ち切れるものでないことは,千代に代筆させた旭の手紙からも明らかでしょう。
代筆していた千代も,もしもこのような形で一豊と引き離されてしまったら…と思っていたのでしょうね。
旭役の松本明子さんも,田舎言葉とお城言葉を意外と巧みに使い分け,いい味を出していたように思えます。

2・副田甚兵衛
秀吉の上意にもてあそばれた甚兵衛。
「女房を5万石で売れと…?」
上意には逆らえず,結局は秀吉の命を受けるしかなかった甚兵衛。
仮に妻の代わりに5万石を得たとしても,その噂はたちまち周囲に広がり,甚兵衛の評判は決して良いものとはならないでしょう。
結局妻を奪われた彼は,何を得ることなく何処にかと姿を消しました。
旭の輿を群衆の中から見送るその姿には,悲しくとも誇り高き一人の男の姿を見た気がしました。

3・秀吉
何をしても上洛しようとしない家康をいかに上洛させようかと図っていた秀吉。
とうとうカードも残り少なくなり,身内のカードを切っていかねばどうしようもない状態にまで陥りました。
しかし,成功するかどうかもわからない賭けに,自分の妹を捨て駒に使うところは本当に得策だったのか…
実際,旭が家康のもとへ嫁いだ後も,結局は家康は動かず仕舞い。
とうとう自分の母親までを質にやることに…
策士秀吉も,家康を相手にとなると,なかなか一筋縄ではいかなかったようですが,獲物を穴から引き出しさえすれば,あとは秀吉の独壇場。
謁見前夜に突然家康の陣を訪問し,自分がすこぶる弱い立場であるかのように振る舞い,謁見当日の下ごしらえをする秀吉の行動は,誰にでもできそうでできない奇策以上の奇策です。
結果として秀吉の脳裏に描いた図式が完成に向けて前進することになりました。

4・家康
秀吉から次々と繰り出される奇策に,ことごとく受け流す姿勢で取り組んでいた家康。
まさか,御自らの妹君を質として送ってくるとは…
これも家康の計算の中に入っていたのか,それとも想定外の手だったのかはわかりませんが,いくら関白の妹とはいえ,これまで二度夫と別れ,歳も43という女を差し出してこられては,ある意味舐められていると思われても仕方ありません。
旭を丁重に扱うスタンスを維持しつつも,秀吉への警戒は解こうとしなかった家康の行動は,まさに将棋において,大駒を得てもなおまた動揺した相手のミスを誘うそれでしょう。
見事に次の大駒・大政所までゲット。
さらに上京した後,「大事には自分が軍を動かすので,関白殿は何をしなくともない」と豪語しつつ,結局秀吉の最大の重臣としての信頼をわずかの時間で得たのは,策士以上の策士家康ならではというべきでしょうか。

5・大政所及び蜂須賀小六
この二人は,誰もがおそれて意見することもできない秀吉に対し,意見することができる数少ない人間だったに違いありません。
このドラマでは,あまり蜂須賀小六が活躍する場面がありませんでしたが,史実かどうかは別として,今回の小六はいきなり出てきてものすごいインパクトを与えてくれました!
大勢家臣たちがいる前で,秀吉をネックハンギングにするのはすごすぎでしたし,その後突然ポックリいってしまうのもすごかったですね
大政所も,いきなり秀吉をビンタ!
他の誰よりも,秀吉を人間として育てたかったのはこの人だったのかもしれません。
秀吉に思いっきり意見することができる人々が,次々と秀吉のもとを去っていく。
そして秀吉のブレーキは利くことがなくなり…

というわけでまた来週


お盆につき帰省中

2006年08月12日 | 雑談
タイトルどおり、現在実家である郡山に帰省しております。
今回の帰省にあたっては、事前に新幹線の指定をとるのが出遅れ、指定を取りそこねたため、ラッシュ時に自由席に挑むことになりました…(涙)
ここ数年は必ず指定席を取って帰省していたため、立ちっぱなしで飽和状態の新幹線に挑んだのは久々でした…orz

やっとたどり着いた郡山駅で目にしたのは、お盆を思わせる提灯の数々でした。
郡山の風物詩「うねめまつり」の名残なのかどうなのかは不明ですが、とりあえず田舎に帰ってきたという感じがしました。
ちょっぴりのんびりしたいと思います。

ちなみに明日の「功名が辻」は見れないかもしれないので、次回のコメントはおくれるかもしれませんのでご了承くたさい。

〈本日の一句〉
改札を抜けて広々盆提灯 ぴえる

釣った「肴」で呑む!

2006年08月10日 | 雑談
飲み会の帰り道ですが、電車の中から投稿失礼します…(汗)
久しぶりに(!?)仲間うちで飲み会が開かれました。
今回の会場となったところが一風変わっていたのでご紹介です。

本日のお店は、「ざうお赤坂店」という海鮮居酒屋だったのですが、ここのこだわりというのが、「自分で釣った魚を喰らう」というもので、店内の各座席の脇に釣り堀のようなものが設置されており、座席から釣竿を垂らして魚を釣れるようになっております。
釣った魚は、刺身や煮物など、希望の調理方法で料理してもらえます。
我らの釣り担当者たちが気合いを入れて釣り糸を垂らし、シマアジ×2、タイ×3をゲット!(酔っているので、数の誤差は容赦

とりたての魚に舌鼓のオヤジたち(私を除く)なのでした(笑)
ミナサマお疲れ様でした!

「ざうお」のサイトはこちらをクリック!

日本中が喪に服す!?

2006年08月08日 | 雑談
立秋の今日は、東京も朝から雨でした。
そんな雨空のもと、憂鬱な気分で通勤していたところ、各官公庁では、どういうわけか、日の丸が半旗の状態で掲揚されていました。
はて、今日は何の日だったっけ?と思っていたところ、後で知った話によると、本日は故橋本元首相の内閣・自民党合同葬儀につき、各府省では半旗を掲揚し、一定時刻になったら黙祷をして故人に対し、哀悼の意を表しなさい…ということだったようです。

うーん、確かに橋本元首相の存在及び功績は大きなものがありました(消費税からヤミ献金疑惑まで、負の遺産も多数ありますが…)。
しかし、ちょっと興味を引いたのが、直轄の行政官庁ならいざ知らず、内閣や、ましては自民党などとは全く関係のないはずの裁判所までが半旗を掲げていたことです。

あまり意識したことはありませんでしたが、原爆の日や終戦記念日とかって、国旗は掲揚されてたかなあ?
また、前の故小渕元首相の時はどうだったかなあ?

少なくとも、元最高裁長官が亡くなったとしても、他の行政官庁が総じて哀悼の意を表するとは到底思えません。

ある意味、公立学校の卒業式で君が代を歌えと命じられている感覚に近いです。
ポケットマネーで玉串料を払いつつも記帳は官房長官名でしてしまう不可思議な靖国参拝もあり、何かと変な方向に向かいつつある自民党政権。
故人の霊を慰めることまで強制するのは止めませんか?

〈本日の一句〉
立秋にどんより垂れる半旗かな ぴえる


巧妙が辻(第31回)

2006年08月06日 | 大河ドラマ

愛娘の死…生き残った母は…

一城の主となって4ヶ月。
一豊の弟・康豊も帰参し,娘よねもすくすくと成長し,山内家はまさに幸せ絶頂の時にありました。

康豊の優しさに,幼いながら恋心を覚えるよね姫…
ある日,突然よねにその「秘密」を打ち明けられた母・千代さんはびっくり!
しかしその反面,一豊にはじめて出会ったころの自分の姿を,目の前の娘にダブらせたに違いありません。
そんなよねちゃんの将来に,千代さんは無限に広がる夢を見たことでしょう。

「この世の悲しみ」とは,そのようなときにこそ突然襲ってくるものです。
世に言う「天正の大地震」は,非情にも幸福の地・長浜をも襲いました。
神は,こともあろうにあえてよね姫の命を天に召してしまいました。

千代さんの悲しみかたといったらなかったですね。
(その分,一豊は意外と淡々としていたと思ったのは私だけでしょうか…
行き場のないよね姫への想い,そして憤りは募るばかり。
そんなときに千代さんの心を導いたのはキリスト様だったのかもしれません。
ふと立ち寄った南蛮寺で偶然出会った玉ちゃんは,これまで自分に向けられた不幸を,すべて許せる心を持ちたいと語り,去っていきました。
自分は何に憤っているのか?娘の命を奪った天災にか?娘を守りきれなかった自分にか?それとも生きていることそれ自体にか?
玉の言葉に千代さんも,結局悲しみと憤りに閉じこもっていても何も見えてこないことが気づかされたのかもしれません。
いつの日か,愛娘の死のことも許せるときが来る…そうして前向きに生きていくことこそ人の強さであるのだと学んだ千代さん。
早く元気になって,いつもの笑顔でお茶の間の我々を癒してくださいね~

余談
・よねちゃんが作ったという松葉の虫かご,インチキみたいな出来の良さでしたね
さらに言えば,康豊が葉っぱを改造して作ったバッタのフィギアなんかは,フィギアの大御所・海洋堂もびっくりの完成度!!

・大物演歌歌手・石川さゆりを,あんな形(商人の侍女)で抜擢するとは,ある意味すごいぞNHK!
今年の紅白でも是非石川さゆりの「天城越え」を聞きたいわ~

・京の某南蛮寺に出向いた山内の千代さん。
そこで出会った細川のお玉さん。
他には全く人気のない教会に,天下の奥様が二人だけって…このドラマの専売特許であるアンビリーバブルな状況がこんなところにも…

今日はこの辺で~


夏のわんこ

2006年08月04日 | 雑談
東京では、梅雨明けしたにも関わらず、涼しい日が続いておりました。
そしてようやく夏らしい陽射しを感じられるようになった今朝の通勤時のこと、一人の中年女性が犬を散歩させていました。
どうも、連れのわんこ君も暑さのせいかやる気のなさそうな感じでした。

とある保育園の前にさしかかったとき、ホースで水を撒かれたからか、保育園の前には水溜まりができていたのですが、わんこはその水溜まりを発見するや否や、勢いよく水溜まりに突撃!
飼い主が「ぎゃーっ!」と叫びつつも時すでに遅く、わんこは体中泥水まみれになっていました。
飼い主がむりやりわんこを水溜まりから引っ張り出したものの、水溜まりが名残おしいわんこは、飼い主のパワーが弱まった隙をみて再び水溜まりにダイブ!
そのままその場に「伏せ」てしまいました。
そしてまた飼い主の悲鳴…
あまり彼らに付き合っていると遅刻してしまうので、最後はどうなったのかはわかりませんが、朝から面白いものが見れて愉快でした!
(ちなみに,冒頭写真は,本件の犬とは全く関係はありません。以前,オーストラリアに行ったときに撮影した,やる気のないディンゴ君です


<本日の一句>
泥水に涼みつけたり夏の犬 ぴえる