果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

椎茸栽培(その7)

2007年01月31日 | 体験記
長々とアップしておりませんでした「椎茸栽培」コーナーですが,「第1クール:冬の部」は今回でひとまず完了になります。
というわけで,シイタケたちの結末はどうなったのでしょうか…?

前回の「肉詰めシイタケ」以降,年末のドタバタで数日間油断しておりましたところ,冒頭写真をご覧いただくとわかるかと思いますが,見事に傘が開ききってしまいました!
(写真は昨年12月31日時点のもの)

これでは普通に調理してもダメそうです

仕方なく,生えているシイタケたちを全部採集し,干しシイタケにすることにしました。

とりあえず採集したのは大小合わせて5枚。
傘を逆さにベランダで日干しさせたまま,ワタシは帰省のため田舎へ里帰り

そして年は明け,1月6日に見てみると,シイタケたちの状態は次の通り

おもしろいように干からびてました!

彼らは現在,我が家の冷凍庫にて冷凍保存されております。
いずれお吸い物にしておいしく頂きたいと思います!

シイタケたちは,一旦生え尽くしてしまうと,冬の寒さにより新たな芽が生えてきません。
また春が来て,ポカポカ陽気になった段階で,あらためて栽培を再開したいと思っております。
また生えてくるといいなあ…

風林火山(第4回)

2007年01月29日 | 大河ドラマ
予想どおり,ミツさんは武田信虎の手にかかりお亡くなりになってしまいました
ミツ役の貫地谷しほりさんは,最近のドラマ等ではなかなか良い演技をしています。
(といっても,ワタシが知るのは「大奥」くらいですが…
今回も,方言をきちんと使いこなし(現地の人が聞いたらどうかわかりませんが…),表情も豊かでした。
ワタシの記憶では,大奥でも2回別キャラで登場し,いずれも非業の死を遂げる役柄だったと思いますが,今回も例によって非業の死を遂げました。
しかし,死を印象づけるのためは,その人物の生前の生き様が,いかに印象強く演じられていたかにかかっているものとも思われ,その意味では貫地谷さんにこの手の役柄を任せれば,まず間違いないといった安心感がありますね。
今回は,直接信虎に斬られるシーンはありませんでしたが,また数少ない登場話にもかかわらず,なかなか印象に残るキャラクターとなりました。
貫地谷さんおつかれさまでした!

ちなみに,板垣信方を演じる千葉真一さんも,徐々に持ち前のオーラが見え始めてきましたね。
勘助と剣を交えたときも,やはり格が違いました
今後も信方から目が離せません!

それにしても,甲斐国の国主ともあろう殿様が,乱心して農民の娘を殺してしまうというストーリーは,やはり流れとして苦しいですねぇ…
まあ,原作で勘助が板垣に士官する経緯だと,勘助が完全に悪人に見えてしまうから,TVドラマとしては,このような復讐劇に作り替えざるを得なかったのでしょうか?

見るのを断念しそうだったこのドラマですが,今後もちょっとずつ良いところを探していきたいですね。

それではまた来週!!

あまおう苺のパフェ

2007年01月27日 | 雑談
仕事帰り,タカノフルーツパーラーの出張店の前を通りかかったとき,疲れたワタシの心をとらえたこの一品「あまおう苺のパフェ」!

苺のババロア,ショコラムースのベースにあの「あまおう」を贅沢にのせた,小柄ながらも高級感あふれるこの商品は,ベースのふわっと感とあまおうのジューシーさが見事にマッチ!

お値段は600円オーバーですが,価格以上の満足感を味わえる一品です!

納豆、未だ未確認…

2007年01月24日 | 雑談
「あるある大事典」捏造問題により納豆ダイエットのブームはおそらく冷めるでしょう。

以前から、朝は納豆を食べていく習慣のあったワタシとしては、ブームによって納豆が姿を消していたスーパーの店頭に納豆が帰ってくるのは逆にありがたい限りです。

しかし、ブームの影響が残っているのか、おとといの段階で、近所のスーパーには未だ納豆がありませんでした(涙)
(ブーム云々ではなく、単に売り切れていただけかな?)

昨夜は帰りが遅くなったため、スーパーが閉店してしまい、納豆を確認できず。

今夜はいいかげんに入荷しているでしょう。

納豆よ、早く帰っておいで!

風林火山(第3回)

2007年01月22日 | 大河ドラマ
今日は箱根まで温泉に行っていたこともあり,一日に3回風呂に入り,のぼせ上がった状態でのブログ投稿です

相変わらず何を書いていいかわからない風林火山。
今回を含め,内容の奇妙さは,昔,大河の「信長」を見たときを思い出させます。
どうも,ストーリー自体に無理のあることが否めません。

今回のストーリーをはしょってみると…
① 先週,帰るべき所をなくした勘助が,ふらふらと甲斐に入って来ましたが,結局この手のドラマにありがちな,好いた女性・ミツのもとへ寄宿することになる。
(→普通,追われている国に入ってこないだろ…
② 一方,武田信虎は,摩利支天が子の晴信になって自分を射殺す夢を見て恐怖におびえる。
(→普通見ないだろ,そんな夢…
③ とってつけたかのように,ミツが摩利支天のお守りを身につけることになる。
(→身につけるにしても,服の中に隠すかどうかしようよ…
④ 武田信虎一行が鹿狩りに入った山に,どういうわけかミツたちがおり,距離的にどう考えても見えるわけのないと思われる,ミツの摩利支天のお守りを信虎が認識。
信虎がミツに向けて弓を向ける。
(→野良仕事の最中,あんなにお守りブラブラさせてたら普通邪魔でしょう…

…もはや来週の展開は火を見るより明らかです。

勘助を悲劇の英雄として描こうとして,相当無理なこじつけをしているようにしか思えません。

早く本題に入ってくれないと,挫折しそうです…

余談ですが,一シーンしか出なかった伊武雅刀氏が胡散臭くてよかったです

風林火山より,あるある大辞典の謝罪番組の方が興味があったなあ…

あまりにも書きようがないのでこの辺で…


小田急での悲劇…

2007年01月20日 | 雑談
現在、秘密組織の宴会に出席のため、小田急ロマンスカーにて箱根に急行中。

久々のロマンスカーの旅を、チューハイとポテチで優雅に満喫しようかと乗り込んだところ、私の座席はすでに見知らぬオジチャン、オバチャン3人組によりボックス席を形成され、私は仕方なくそのボックスの中で申し訳なさそうに空いていた自分の席に座ったものの、缶を置くスペースもなければ足も伸ばせず、こんなことならわざわざロマンスカーの指定など取らずに、特急料金のかからない急行でのんびり行った方が良かったです…(涙)
しかし、めげずにチューハイを空け、意地でポテチを平らげました!

あとは終点まで寝よう。
しかしオジチャンとオバチャンがウザすぎる…(怒)
この鬱憤は、今夜の飲みで晴らさせていただく所存でございます!

ビニゴミ、プラゴミ

2007年01月18日 | 雑談
私の住む東村山市では、ゴミを出すにあたり、ゴミの収集袋は、市の指定した有料ゴミ袋を使わなければなりません。
燃えるゴミは青、燃えないゴミはオレンジの袋なのですが、今年の1月から新たに白い袋が追加になりました。
今まで燃えないゴミで出していたもののうち、ビニール、プラスチック系ゴミを、今後はこの白い袋に分別して出さねばなりません。

さて、燃えないゴミがオレンジと白に別れたわけですが、今まで週1であったオレンジゴミ回収は、今後は月1になってしまいました。
(そのかわり、白ゴミが週1に。)
要するに、プラスチック系ゴミ以外の燃えないゴミの回収が月に一度しかないわけで、果たして我が家では大丈夫なのだろうか?と思いましたが、プラスチック系ゴミ以外の燃えないゴミは思ったより出なく、燃えないゴミのほとんどがビニゴミ、プラゴミなのだなあとあらためて実感しました。
ただ、このようなゴミ袋制度ができても、ゴミのもとであるビニール製品やプラスチック製品が大量に製造、販売されている現代社会である以上、これらのゴミは、まず減ることはないでしょう。
この世から石油が無くなって初めて、人類は真のエコに目覚めるのかもしれませんね…

椎茸栽培(その6)

2007年01月16日 | 体験記

ご無沙汰してました我が家の椎茸たち。
その後どうなったのか報告です♪

かなり事後的ですが,今回は昨年12月25日時点の報告です。
毎度モデルにしていたシイタケ姫は,大きさも上々。
見栄えもたいへんキレイに成長しました!
冒頭写真は下から見たものですが,ヒダもキレイです

この他にももっと大きくなってしまったものがあったため,今回は4枚ほど収穫し,「肉詰めシイタケ」にチャレンジしてみました

右上のものが,モデルのシイタケ姫。
そのほかのシイタケも,ギャバンスパイスの瓶と比べてみれば,おおよその大きさが分かると思います。

早速調理開始!
学生時代に弁当屋でバイトしていたときに,ハンバーグをこねていた記憶を呼び起こし,過程はほぼ適当!
今回,合挽肉を確か200g弱くらい買ったか?
あとはタマネギ1玉を一気に微塵切り。
生卵1個と適量の塩,コショウ,ケチャップを混ぜ,粘りけが出るまで混ぜ合わせましす。
シイタケは茎のような部分を取り除き,裏側に小麦粉を振りかけて糊のかわりとし,混ぜ合わせた挽肉をくっつけます。
そのまま肉の部分を下にしてフライパンで蒸し焼き。
ある程度焼けたらシイタケ側を下にして再度蒸し焼き。
そして完成!

とりあえず,挽肉以外は家にあった材料を適当に使ってみましたが,思ったよりうまくできました(と勝手に思いこんでいるだけかも…)。
予想よりシイタケが大きかったので,買った挽肉だけでは具が足りず,ホントはタマネギは半玉でよかったものの,無理矢理1玉丸ごと入れてしまったという裏事情があったのですが,でも,多めのタマネギとシイタケの風味が意外とマッチ!
見た目よりボリュームがあり,お味もまずまず
今度やるときは,タマネギを炒めてから混ぜて甘みを出してみようかなあ?
夢はふくらみます


風林火山(第2回)

2007年01月14日 | 大河ドラマ

第1回のハチャメチャぶりに,どうなることやら心配であった「風林火山」でしたが,第2回は全編ヒューマンな内容にまとまり,なかなか良くできた脚本だったと思いました。

今回のドラマでは,勘助は生まれた当初から不遇の身であったことがうかがい知れます。
長男ではないだけでも武士の家では日の目を見ない立場にあるのに,さらに不自由な足と眼が追加されてしまったら,もはや家の厄介者とされてしまわざるを得ません。
そんなとき,大林勘左衛門が勘助を養子にしたことは,勘助にとっては地獄に仏であったに違いありません。

士官の道を得るべく,敵将の首を取って15年ぶりに養父のもとへ帰ると,そこには勘助の知らぬ,養父の実子・勘兵衛の存在がありました。
勘助の取ってきた敵将の首は,勘助の知らぬ間に,義父により勘兵衛の手柄として城に届けられてしまう始末。
大恩ある義父に裏切られた勘助ですが,その義父の苦しい立場も理解の上,かつ自分が大林家においても厄介者になってしまったことを悟り,自ら大林の姓を捨て,去っていく勘助の姿には,なんて良くできた人間なんだと感激するばかりでした!

挙げ句の果てに,実父母は既にこの世になく,実の兄からは命を奪われかけ,もはや勘助の帰るべき所は完全に失われてしまいました

やがて武田の名軍師としてのし上がる彼のハングリー精神は,このような悲惨な周辺事情を乗り越えて培われてきた産物であることが,今回の話でよくわかりました(といってもフィクションなんでしょうけど…
そのような勘助と,同様に不遇な少年時代を過ごした信玄が出会う日はまだまだ先かな?

<その他>
・ 先週もそうでしたが,なんで片眼で足の不自由な勘助が,複数人の刺客を相手に刀傷ひとつ負わずに倒すことができるのでしょうか?
勘助が超人的な剣術を使えるか,それとも刺客がボロクソに弱すぎたかどちらかとしか考えられません。
もし前者なら,兵法などに走らずに,純粋に兵として軍功をあげれそうなものですけど…
・ 武田晴信,一瞬にしておっさんに成長して驚きました!
この手のサプライズは,最近の大河でも,義経(滝壺から出てくるとタッキーになっていた)や千代(少女から突然仲間由紀恵になっていた)などで使われていた手法ですが,やはり今回もありましたね。

というわけでまた来週!


脱皮

2007年01月12日 | 写真とひとりごと
この6ヶ月間,私は苦情電話処理専門の部署で勤務しておりました。

電話がかかってくるときは,一人一日100本くらいの電話の処理をし,受話器を当てる側の耳が痛くなるわ,気も狂いそうになるわ…
かといって,電話がかかってこないときは,何か別なことをしようとしても,いつかかってくるかわからない電話により,必ず中途半端に終わるので,何かを集中してすることができず…

このような不思議な部署での生活も本日でおさらば
恒例の部内異動により,来週からは久々に人間らしい仕事ができそうです。
(できるかな…?

ある意味過酷であったこれまでの職場ですが,人間関係は非常に恵まれていました。
職場のみなさま,今までありがとうございました

今後は今までの服を脱ぎ,新たな部署でがんばります!

流されない紫

2007年01月10日 | 写真とひとりごと

秋から冬にかけて,植物たちはこぞって実を付けます。
どういうわけか,彼らの付ける実はこぞって暖色系です。
鮮やかな赤,黄で美しさを競い合っている彼らをさしおき,我が道を行く植物ムラサキシキブ
その名のとおり,ブドウやブルーベリーなどよりもずっと明るい艶やかな紫で装飾した彼女には,世間の流行などはナンセンス。
一見ひっそりとしているようにみえますが,独自の個性で真っ向に勝負するその姿からは,そのか弱そうな風体から想像できないような強さのようなものを感じます。

そんな彼女を,きっと今日も誰かが見守っているでしょう。

<本日の一句>
赤き実に流れぬ冬の紫や 

風林火山(第1回)と白虎隊

2007年01月08日 | 大河ドラマ

去年の功名が辻に続きまして,今年も大河ドラマの感想を書いていきたいと思います。

いよいよ期待の「風林火山」が始まりましたが,正直,第1回だけではいまいち面白みが判りませんでした
隻眼で足の不自由なはずの山本勘助が,見ている限り,ほとんど足の不自由を感じさせず,それどころかハリウッド映画ばりの女性救出劇まで見せたり…と,訳が分かりません。

というわけで,今回の風林火山についてはこの程度にしまして,続きまして6日,7日の二日間に渡って放映された「白虎隊」についての感想です。

個人的には過去に日テレ系で放映された「白虎隊」の印象が強いため,今回の「白虎隊」は違和感を感じました。
白虎隊に対する今までのワタシの認識は,自刃したが一命を取り留めた飯沼貞吉の話をもとに語り継がれてきたものですが,今回は自刃した一団からはぐれた酒井峰治が主人公となっていました。
白虎隊が冷たい水路を通って飯盛山にたどり着き,城が燃えていると思いこみ自刃したというエピソードは,実際にその場を体験した者しかわからないことと思われるので,これは飯沼氏の話を基にしているにせよ,その後の生き残った白虎隊の別働隊が,その後1ヶ月に渡り会津城で籠城戦を繰り広げられていたなどの話は,福島県人ながらあまり聞いたことがなかったので,ある意味よい復習になったドラマでした。
しかし,やたらジャニーズしてましたね。
申し訳ありませんが,KAT TUNなど最近のジャニーズは,みんな同じ顔に見えてしまいます。
これって年なんでしょうか…?
殿様ご自身がジャニーズなのも笑えました。
武器をもって,着物で走る黒木メイサちゃんは美しかったです。

会津藩の思想「ならぬことはならぬ」は,私が小学生時代にもよく教えられました。
ある意味すばらしいことなのですが,これがひとつ間違うと,とんでもない悲劇を巻き起こすことにもなりかねません。
これは戦時の日本が然り,現在の北朝鮮然りです。
そして,ドラマ上でもあった「女子と言葉を交わしてはいけない」というのは,今考えるとあまりにも愚かですね。
福島県の県立高校が男女別学にくっきり色分けされていたのは,ある意味この考え方が根強かったからかもしれません。

このドラマを見て,久しぶりに会津に行ってみたくなりました。


来週はもう少し風林火山についてコメントできればいいなあ。
それではまた来週!


コードギアスはおもしろい!

2007年01月06日 | TV番組,アニメ,ゲーム

とあるお方から「コードギアス 反逆のルルーシュ」がおもしろいと聞き,さらに年末年始限定で,これまで放映された1話から11話までがネットで一挙無料配信されるというので,見てみました。

これまで番組の存在は知っていましたが特に見ておらず,上記無料配信も,全部見るとかなりの時間がかかりそうだったので,最初の数話だけ見て終わろうかと考え,サイトにログイン…

1話…2話…3話………………

…あまりの面白さに,全11話を数時間かけて一挙に見てしまいました…

ファシズム国家に占領統治された日本という世界観がたまらなく,支配された日本人は,新宿やさいたまといった居住許可区域「ゲットー」での生活を余儀なくされるといった,ナチス占領政策の未来版を見ているようでした。

主人公のルルーシュは,不思議な力を手に入れ,自らをゼロと名乗り,正義と称して悪と思しき人々の抹殺を始めたりと,なんとなくデ○・ノートのキ○さまみたいでした。

また,謎の人造人間といい,日本各地が戦場になり巨大兵器が暴れ回る光景は,全盛期のエ○ァンゲ○オンを思い出させました。

キャラデザインは例によってCLAMP。
CLAMP特有の学園生活は健在。
CLAMP特有の,なぜか強いヤサ男も健在
この辺は,マジックナイト・レイアースの流れが感じられます。
(さすがにモコナまでは出てないけど…

全25話とのことなので,現在ほぼ折り返し地点。
今後の展開が楽しみです!

「コードギアス 反逆のルルーシュ」の公式サイトはこちらをクリック


忠臣蔵 瑤泉院の野望

2007年01月04日 | TV番組,アニメ,ゲーム

毎年恒例のテレ東10時間時代劇。
今年は「忠臣蔵 瑤泉院の野望」という番組が放映されました。
ビデオに撮っておいたものを一気に見ましたのでちょっと感想を書きます。

ストーリーを簡単にまとめると,「かの有名な赤穂浪士の討ち入りを成功に導いたのは浅野内匠頭の後室である瑤泉院であった…」といったものです(簡略化しすぎ…)。
忠臣蔵において,浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつける殿中松の廊下での一件は,果たして浅野内匠頭の乱心によるものか,それとも吉良に対する怨恨によるものか,歴史に隠された裏事情として議論があるところでしょうが,今回はあくまでも「忠臣蔵」ということで,当然怨恨説で進められるところ,どうも見ていると,松の廊下においては,浅野内匠頭はストレスにより一時的に頭がおかしくなっていたとしか思えない演出に描かれていた気がします。
確かに,事前に吉良家による浅野家への嫌がらせはあったように描かれてはいるのですが,恨んで殺さねばならないような嫌がらせには思えませんでした。
10時間も時間があるのであれば,吉良上野介に対する憎悪を掻き立てるに至った辱めをもっと強く演出する必要があったのではと思いました。

また,浅野内匠頭ただ一人を愛していたはずの瑤泉院が,家臣の大石内蔵助に対し,主と臣の一線を越えてしまうストーリーに仕立て上げてしまったのは,せっかくの瑤泉院の潔白さを失わせる結果になってしまったように思われます。
(一線を越えるにせよ,プラトニックなところで留めておけば美しい話として仕上がったと思われるのですが,一緒の布団に寝てしまってはいけません!

とまあ,目立ったマイナス点を申し上げてきましたが,良かった点を申し上げますと,それは何と言っても瑤泉院役の稲森いずみさま!これに尽きます!
あの色艶,あの物腰,思い出しただけでも…
何度も閨のシーンを共にした浅野内匠頭役の高嶋政伸さんがうらやまし~
以前,大河「義経」で常磐御前を演じたときも似たようなのキャラクターでしたが,今回の方がメイクが抜群に良く,あまりにも美しすぎました!
思わず「あの方のためならワタクシも赤穂浪士の一員に…」と動機不純なアホウ浪士が一人誕生するところでした…

また,このドラマには「ゆうこりん」が出演していましたが,彼女をドラマにあえて使うにあたり,見ている限り,セリフがほとんどありませんでした。
ある意味,このドラマの監督さんは,彼女の使い方をよく心得ていると感心しました

北大路欣也さん,高橋英樹さん,津川雅彦さんは相も変わらぬ大名優ぶりを発揮していました。
さすがに他の役者と二回りくらい立ち回りが違いましたね。
意外だったのは,テーマソングを歌っていた五木ひろし氏まで出演したことでしょうか!?

というわけで,その他細かいところはいろいろとあった気がしましたが,この辺で筆を置かせていただきます


謹賀新年~2007年~

2007年01月02日 | 写真とひとりごと

ただいま福島の実家より東京に戻って参りました。
みなさまはお正月をいかがお過ごしでしょうか?

すがすがしく晴れた元日,毎年お参りに行く神社に足を運ぶと,そこには例年以上の行列ができていました。
おそらくは,これまで大晦日に飲みまくり,除夜の鐘と同時にお参りに来ていた人たちが,飲酒運転取り締まり強化の影響で,しらふの元日昼間にお参りを移行させたことが原因なのではないかと推測されます。

そんなこんなで世の中は変われども,毎年並ぶ参道は変わりません。
鳥居にかけられたしめ縄も相変わらず。
その背後の木々や空も相変わらす。
変わらずに平和に過ぎていくことが,何よりも代え難い宝なのかもしれません。

ただ,私自身は,ちょっとずつ進化していきたいなぁ…

というわけで,今年もよろしくお願いします。

<本日の一句>
初空に巻かれし強き縄一本