果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

さようなら2006年

2006年12月31日 | 写真とひとりごと
(写真:新宿南口のサザンライト2006)

本日で2006年も幕を閉じます。
今年も拙ブログにお立ち寄りいただきました方々には心より感謝申し上げます
今年もあっという間に終わってしまいましたが,皆様の2006年はどんな1年だったでしょうか?

余談かもしれませんが,今年の漢字は「命」だったとのことでしたが,昨日のニュースではフセイン元大統領の死刑が執行されたとのこと。
今の時点でフセインの死刑が執行されるメリットというのがなかなか考えにくいのですが,不謹慎かもしれませんが,これによる「正月テロ」が増えないことを祈る限りです…
命の尊さを叫ぶことの多かった今年の幕を,このようなあまり気分の良くない事件で閉じることになるのは,なんだか残念な気がします。

私的には,今年はやたら物が壊れる1年でした。
ビデオ,冷蔵庫,パソコン,テレビ,風呂のガス釜,挙げ句の果てには車検で25万の出費…
まさに「命」の縮む思いでの出費でした…
来年は洗濯機あたりが壊れそうで怖いです。

体調の面でも,最近,必要以上に疲れやすくなってきた感じがするのですが,単に運動不足なだけなのか,何かの病気の兆候なのかはわかりません。
睡眠時間が平均5時間くらいで,日々パソコンを見ている毎日なので,ひょっとすると眼精疲労が溜まっているのかもしれません。
健康管理にも気を遣わねばならないと思い始めてきた今日この頃です。

またすぐに来年はやってきます。
今年はどうあれ,来年に希望をもって,がんばっていきましょう!
それではみなさん,良いお年を!

<本日の一句>
電光に希望を求む晦日かな

大奥スペシャル~もうひとつの物語~

2006年12月30日 | TV番組,アニメ,ゲーム
久しぶりに地上波で「大奥」をやるというので,大奥シリーズファンの私としては,見逃さないわけにはいきません。
というわけで,昨日放映された「大奥スペシャル~もうひとつの物語~」を見てみました。

今回は,深キョンが大奥の新入社員として主役を演じていましたが,そのうち大奥総取締役の内偵を勤めたりと,内容的にも「大奥版・富○刑事」なのではないかと錯覚しました。
その他出演している人たちは,ほとんどが以前の大奥シリーズにおいて何かしらの役をされた方々ばかりなので,今回のドラマではまさに「生まれかわり」か「前世」に見えて笑えました
しかし,「美味でございます~」でおなじみの,通称「大奥スリーアミーゴス」の3人だけは,大奥に300年間身分も形も変わらずに生息していているようですね

ドラマの内容は,今までの大奥のありきたりなパターンで,結末が見え見えであったと言わざるを得ません。
深キョンの言動があまりにもバカすぎだし,大奥総取締役がこれまでにないくらい甘すぎることも納得いきませんでした。
しかし今回のドラマの真の目的は「みなさん,続きは映画「大奥」を見てね!」ということであったのは,賢明な視聴者の皆様であれば察しが付いたことでしょう。
恥ずかしながら私も,このドラマを見た後は,劇場版「大奥」を見に行きたくなりました。
ある意味深キョンは仲間由紀恵の前座だったのか…!?

簡単ではありましたが,以上,感想でした

グラマシーニューヨークのケーキ

2006年12月28日 | 雑談

グラマシーニューヨーク/グラマシーパークS 3,150-

遅ればせながらクリスマスネタです…

先日,クリスマス用のケーキを物色しに新宿をうろついておりましたところ,新宿高島屋の地下で行列のできているテナントを発見,グラマシーニューヨークというお店でした。
ちょっと覗いてみると,手頃な大きさのキューブのクリスマスケーキがありました。
おお,うまそうと思い,行列に並ぶこと20分,なんとかゲットしました!

高さは10センチ程度,縦・横は15センチ程度といった,背の低い立方体の様相。
対角線で切断すれば4ピース取れます。
お味の方は,値段の割には標準的だった気がしますが,甘すぎることもなく,スポンジの柔らかさは素敵でした

ここ数年,クリスマス用のケーキは,ピース売りされているものばかり買っていたので,久しぶりにリッチな気分が味わえました♪

例によって我が家のシロクマ(最近「クマチヨ」と命名。ちなみにここには出てこない黒クマは「クマトヨ」。)が記念撮影をしたいというので,撮ってみました…

特に意味はありませんけどね…

グラマシーニューヨーク(株式会社プレジィール)のショップ案内はこちらをクリック


ブラボー!!「のだめカンタービレ」

2006年12月26日 | TV番組,アニメ,ゲーム
ドラマ「のだめカンタービレ」がとうとう終わってしまいました…
この番組は,ここ最近で私が「功名が辻」以外に見ていた数少ないドラマです。
実はうちの妻が定期的に買っている少女マンガ雑誌「kiss」において,「のだめカンタービレ」が連載されていたのは知っていたのですが,絵が自分好みでなかったのと,少女マンガという抵抗から,原作はまったく読んでおらず,ドラマも当初は見るのをためらっていました。

とりあえずドラマを見てみたら,久々に「お,これはおもしろいや!」と思いました。
なんといっても,のだめちゃん役の上野樹里さんが非常にかわいらしく,ある意味異常人格的なのだめをあそこまで演じているのに惚れ惚れしました
千秋先輩はじめ,他のキャストも個性的であり,内容も,少女コミックにありがちなベタベタ,ドロドロとした恋愛劇というものはなく,ものすごく爽やかな友情,恋愛として描かれていたのが好感が持てた理由だと思います。
(竹中直人氏の演じるシュトレーゼマンは,最初見たときは「なんだ,この胡散臭いドイツ人は!?」と思いましたが,ドラマが進むにつれ,この胡散臭さが逆に良かったと思うようになりました

さらに,劇中で流れる音楽は全てクラシックのアレンジ版なので,クラシック好きな私にはたまりませんでした!
よくベートーベンの交響曲第5番「運命」とカップリング曲として録音される第7番は,音楽に興味のない一般人にはあまり耳慣れない曲かもしれませんが,このドラマによって,7番の知名度は相当上がったのではないかと思います。
さすがに原作マンガでは実際に音までは聞けないので,音を楽しめるのはやはりドラマの醍醐味といったところですね

最終回は,サントリーホールを借り切っての撮影だったのでしょうか?
あの観客はエキストラ!?
観客エキストラを募集してたのなら参加したかったなあ…

このドラマを見ていて,過去にサントリーホールで第九を歌ったときを思い出しました。
歌うことを止めて早5年…久しぶりに第九を歌いたくなりました。
音楽の楽しさを思い出させてくれた「のだめカンタービレ」に「ブラボー!」の歓声を送りたいと思います

聖夜2006

2006年12月25日 | 写真とひとりごと

光の球に映るのは
球の周りに光るもの
自ら輝けるものもあれば
光を受けて輝けるものもある
どちらが綺麗?
そんな問いはナンセンス
発するも個性,映すも個性
みんなの個性で
綺麗な夜を飾りましょう

     

みなさま,素敵なクリスマスをお過ごし下さい!



椎茸栽培(その5)

2006年12月23日 | 体験記
毎朝,出勤前に水をやり続け,立派に育ったシイタケたち…

いよいよ初の収穫の時を迎えました!
とくに大きくなった2枚がイシヅキからもぎ取られ,まな板デビューを果たしました!

ひっくり返してみても,ひだひだが真っ白できれいです!
さわってみるとフワフワしていました。
(というより,今までスーパーで椎茸を買っても,裏のヒダをあえて触ろうとしたことはありませんでしたけど…

さて,早速「焼きシイタケ」を作ってみました。
イシヅキを切り落とし,軸の部分は短冊にスライス。
傘の表面はキッチンペーパーできれいに拭き取って,十字に切り込みを入れ,短冊とともに傘を下にし熱したフライパンに投入!
徐々に椎茸特有のいい香りがただよってきました

しばらく焼いていると,白いヒダヒダの中から水滴がじわじわ滲み出てきました。
これにて完成!

今回はしょうゆ等の調味料は何も付けずに焼いてみました。
とりあえず,そのまま焼きたてをガブリ!

うま~~~い!!

まさに椎茸ステーキといったところでしょうか!?
ちなみに,冷めてきたらしょうゆに付けて食べたほうが,味が濃くなって良かったですね。
ともあれ,日本酒とともにおいしく戴かせてもらいました!

今回は焼き網がなかったのでフライパンで代用しましたが,今度は100円ショップで焼き網を購入してやってみたいと思います。
なお,ガスレンジのグリルだと,裏側まで焼けてしまって風味が失われてしまう可能性があるようですが,どの程度風味が変質するのか,今後検証してみたいと思います。
オリーブオイルとガーリックで炒めてみるのもおいしそう!

というわけで,今後のきのこぴえるレシピにご期待下さい!
(誰も期待してないっちゅ~の

<関連記事>
椎茸栽培(その1)(その2)(その3)(その4)

椎茸栽培(その4)

2006年12月21日 | 体験記
前回,我が家の椎茸がようやくそれらしい形になってきたと喜んでいたのもつかの間,椎茸たちは,一旦その形を形成すると,その成長速度は凄まじいものがあり,子供たちはあっという間に立派な姿になってしまいましたっ!!

今回は12月17日現在の状況の報告です。
次の写真は,いつも撮影しているモデルきのこちゃんのお姿です。

おお,なんとまあ美しく成長したものよ…お父ちゃんはうれしいぞ!
でもお嫁に行くにはまだ早い!などと,完全に親バカが入っています
どうやら木の中間地点に生えている椎茸は,木の下の方に生えているものより水分を吸収しにくいため,多少成長が遅れ気味なのかもしれません。

それを裏付けるのが,木の下の部分に,上の椎茸より後に生えてきた椎茸の成長ぶり。
このキノコは,現段階で食べれそうなくらいの大きさになっていました!(下写真)

これは「椎茸栽培(その3)」で最後に載せた写真の椎茸ですが,百円玉と比べてもその大きさがお解りになるかと思います。
椎茸特有の白いまだら模様も,傘の周囲にはっきりと出ています。

これ以上放っておくと,大きくなりすぎてやばそうなので,実は翌日の18日,これと同じくらいの大きさのものを2枚収穫して早速食べちゃいました!
このレポートはまた次回!
(例によってネタを引っ張ります!

<関連記事>
椎茸栽培(その1)(その2)(その3)

椎茸栽培(その3)

2006年12月19日 | 体験記

椎茸のホダ木をもらって約3週間。
自らの起床時間を30分早めて,毎朝かわいい椎茸くんに水をやる習慣のついたワタシ
その甲斐あってか,あちこちから椎茸が生えてきました!

とりあえずこれまで撮影してきたモデルの椎茸は,12月10日段階では次のように成長しています。

直径はだいたい1センチくらい。
だいぶ椎茸らしくなってきました。

さらに,一番大きなものは1円玉大にまでなっていました(下写真)。

でも,まだまだ小さいから,しばらくは食えないだろう…と多寡をくくっていたら…!!

次回12月17日に撮影した椎茸たちの,驚愕の報告をさせていただきますっ!!
(引っ張りまくってすいません…

<関連記事>
椎茸栽培(その1)
椎茸栽培(その2)


PS2版「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.TⅡ PLUS」

2006年12月17日 | TV番組,アニメ,ゲーム

バンダイナムコゲームス PS2版「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.TⅡ PLUS」  7,140円

先日上記ソフトを購入しました。
つい最近まで,前作「機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T」をやりこんでいましたが,やはり物足りなくなり,とうとう新作の「Ⅱ」を買ってしまった次第であります。
そこで,簡単にこのソフトについてのレビューをしたいと思います。
(以下,ガンダムSEEDをご覧になっていない方々にとっては聞き慣れない表現が多々出てきますが,改めてご了承下さい

前作との変更点,概要については,バンダイの公式ページをご参照下さい。

今作は,単に敵を倒すのみではなく,プレイヤーが主人公・シン・アスカとなって,周辺キャラと作戦を協同して親交度を上げつつ原作のストーリーを進めていくといったストーリーモードが追加されました。
他キャラの親交度が上がると,自キャラの応援に駆けつけてきてくれたり,自分がそのキャラクターを動かすことも可能になったりといいことずくめになり,逆に親交度が下がると,そのキャラは敵側に付いてしまったりします。
さらに親交度が最大になると,当該キャラのイラストが変化するといったおまけ付き!
例えば,次のアスラン・ザラで見てみましょう。
これが通常のアスランくんです。


そして親交度が最大になると…

こうなります
ちなみに上記画像は撮影の関係上ギャラリーモードのものを転載させて頂いておりますが,実際にストーリーモードでのキャラ表示の画面では,親交度最大のアスランの背景には,光がキラキラ輝いております
レイやディアッカの親交度が最大になったときは,見慣れぬ笑顔と怪しげな光のキラキラで,はっきりいって気持ち悪くなりました…

ストーリーモードについてさらに語るならば,アニメでもイカサマのように強かったキラのフリーダムは,このモードにおいても健在です!
「やめろ!僕は君たちとは戦いたくないっ!」と言いながら,ワタシの動かす機体の攻撃を超反応でかわしつつ,次々と撃破していく有様に,いい加減キラ様に対し腹が立ってきました。
何度かの再戦の末,とうとうワタシの種が割れ(笑),最後にはキラのフリーダムを撃破!
「勝った…フリーダムに…勝ったぞ…」とアニメさながらのセリフを口ずさみながら,ワタシはキラを倒したときのシンの感動を体感していたのでした!

最後に,このゲームに登場する90機を超えるモビルスーツの中で,一つこだわりの機体を挙げたいと思います。
その機体は「スターゲイザー」。
隠し機体のうち最も最後に現れるこのモビルスーツは,はっきりいって普通に使うとまず勝てない弱小モビルスーツです。
というのも,標準武装が設置爆弾とほとんど使えないビームライフルと若干の格闘武器のみで,普通に飛び道具のある相手と戦ったらまず勝ち目がありません。
ただ,おもしろいのがこの「設置爆弾」。
そこらへんに爆弾を仕掛けて,リモコンで爆破させ,敵を高威力の爆発に巻き込んで倒すという変わった嗜好の機体のため,気分転換に選ぶのにはもってこいです!
これを対人対戦で全員がスターゲイザーを選べば,まさにガンダムSEED版3Dボンバーマンが実現でき,年末年始のご家庭で盛り上がること間違いなしです!

ソフトを買って1週間以上経つというのに,未だシナリオモードの半分程度までしか攻略していない…というより,結構プレイしているにもかかわらずなかなか先に進まないと言った方が正しいですね
前作よりCPUも相当頭が良くなっており,そう簡単には勝たせてくれなくなった事に加え,膨大なミッションがストーリーモードに用意されている関係で,このゲームは,まだまだ当面の間ワタシを楽しませてくれそうです!


高知城(その2)

2006年12月15日 | 旅日記,郷土の歴史

先日,とうとう大河ドラマ「功名が辻」が幕を閉じました。
土佐24万石を築きあげた山内一豊とその妻・千代の話は,後の世にも伝えられていくこととなり,特に千代の「十両の馬」の話は,戦前の教科書にも掲載された「日本の女性の手本」たるものとなりました。
まさに,高知県にとっては宝たる存在の山内夫妻!

というわけで今回は,「高知城内で見た一豊と千代」に的を絞ります。

私が訪れた高知城にも,当然のごとく,一豊と千代の像がそれぞれ建っていました。

馬に乗った一豊像(冒頭写真)は,非常に勇ましく,以前に掲載しました木曽義仲像並に格好良いですね。
それに比べると,千代さん像はなんだかたくましげに見えます…
ドラマの影響が強すぎ,仲間由紀恵さんの美しいご容姿ばかりを想像してしまうのはいけないことだと悟った瞬間でした…

ワタシが高知城を訪れた際は,「巧妙が辻」ブームもあり「土佐二十四万石博」なるものが開催されていました。
このイベントのマスコットは,アンパンマンでおなじみのやなせたかしさんがデザインした「かずとよくん」と「ちよちゃん」でした(ちなみに,やなせ氏は高知県出身)。
うーん,そのままアンパンマンに登場できてしまいそうなキャラと化していますね
余談ですが,後ろに見える馬のキャラは「おおたぐろくん」だそうです。

このイベントでは,「大河ドラマ館」において,実際大河ドラマで使用された衣装などが展示されていました。
上の写真は,上川隆也さんと仲間由紀恵さんが劇中で実際に着用していた衣装とのことです。
このころの一豊と千代は,貧乏で大変でしたねえ

大河ドラマ館では,その他一豊と千代の時系列に沿った解説や,寧々さまや淀さまが着用された豪華な着物などの展示もあり,思ったより見応えのある内容でした。

もっと時間があれば,別な場所にある山内家の宝物館にも行ってみたかったのが正直なところですが,それはいつの日か再度高知を訪れたときの楽しみに取っておきたいと思います。


アクオスがやってきた

2006年12月13日 | 雑談

今まで14型ブラウン管テレビでがんばってきた我が家。
とうとうテレビくんも画面が真っ赤に焼き付きはじめ,いよいよテレビを買い換える決意をしました
そして本日,我が家にもようやく液晶アクオスがやってきました!
今まで使っていたのが14型だったので,部屋の狭い我が家にそんなに大きいテレビはいらないと思っていましたが,いざヨドバシカメラのテレビ売り場を見て回ってみると,やはり大きめなテレビの魅力に取り憑かれ,結局26型のアクオスを購入してしまった次第です…

さすがに画面が前のテレビの倍近くの面積になると感動!!
さらに地デジハイビジョン放送を見て感動!!
サラウンドも向上して感動!!

6畳間の部屋には26型でも充分過ぎる大きさのアクオスくん。
今年買ったHDDレコーダー・ディーガと併せて,年末年始のテレビライフはバッチリです


功名が辻(最終回)

2006年12月11日 | 大河ドラマ

功名が辻…それは一夫婦が歩んできた道程…

とうとう功名が辻もラストを迎えました。
キャスト,スタッフの皆さんお疲れ様でした!
このドラマの脚本家も,司馬遼太郎の原作をいかにテレビドラマとしておもしろく脚色するかに苦慮されたことでしょう。
そこで,今回はドラマ「功名が辻」と原作とで思ったことを,特に千代さんにスポットを当てて書き綴ってみます。

このドラマは,山内一豊と千代を並列的に描くよう試みられており,千代さんが化け物のような切れ者としては描かれてはいません。
原作を読むと,千代は常に「夫はこのような人間なので,このようにすればこう動く」といった分析までが徹底的になされているのですが,ドラマではその点は普通の女性のように,自然の夫婦として一豊をコントロールしていました。
(余談ですが原作では,さすがにドラマでは描けない夜の閨でも一豊の興奮を見事にコントロールしていました

さらに原作の千代さんは,現代のキャリアウーマンも真っ青なくらい世相を読むことに長けており,まさに男性だったら一国一城の主,もしくは名軍師になれたであろうと思うほどでしたが,ドラマではそこまですごい女性には見えませんでした。
(たまに大啖呵を切ることはありましたけど…)
織田の世,豊臣の世,徳川の世…常にどの勢力に付くべきかを的確に判断し,どうすれば山内家を存続させられるかを考え,それらを一豊に悟られないように一豊を動かし,見事に風雲の世を乗り切りました。
あの鬼のような頭の切れがあったからこそ,夫を一国一城の主へと導けたのでしょうけどね。

今回の最終回では,千代さんは,一豊の死後も山内家の家臣達のために,京で情報を集めて…といったことを言っていましたが,原作では確か,土佐での大虐殺は千代にも伝えられず,家臣達だけで決められ実行されてしまい,それがきっかけで,もはや政に口を出すことも,夫をコントロールすることもできなくなったと悟った千代は,夫にも愛想が尽き,一豊の死後は,土佐にいてもある意味邪魔者であると判っていたため,拾い子の湘南を頼って京に移り住んだといった話だったと記憶しています。
さすがにテレビドラマとしては,千代が一豊に愛想が尽きてしまったら番組が成り立たず,最終回のタイトル「永遠の夫婦」どころではなくなってしまうので,徹底的に夫婦ラブラブのまま最後まで行きました

まあ,あの原作をそのまま映像化してしまうのは,なんというかシャープ過ぎてあまり千代さんに愛着が湧かないかもしれません。
仲間由紀恵さんのあのユーモラスな千代さんだからこそ,視聴者も最後まで付いてきたのだと思います。
ドラマは独立したドラマとして割り切れば,一風変わった戦国物として,ある程度楽しめたドラマだったのではないかと思いました。

一豊役の上川隆也さん,千代役の仲間由紀恵さん,一年間お疲れ様でした!

そして,全国の功名が辻ブロガーのみなさまも一年間お疲れ様でしたと申し上げると共に,当ブログに訪れていただきました方々には熱く御礼申し上げます!

また,来年「風林火山」でお会いできればお会いしましょう!


高知城(その1)

2006年12月09日 | 旅日記,郷土の歴史

今年の9月に,私が四国を旅行したことはこれまで何度かお話ししてきましたが,まだ続きますのでおつきあい下さい

ドラマ「功名が辻」でも,ようやく山内一豊が土佐の地に上陸しました。
劇中でも一豊は,川に挟まれた山上に城を築城させる計画を語っていました。
この新しい城が「河中城」,現在の「高知城」です。
(冒頭写真のアングルは,ドラマ中でも見られましたね♪)

本丸が完成したのは1603年。
関ヶ原の戦いの3年後です。
山を利用し天守が作られている平山城に分類されます。

リフトを使わなければ本丸までたどり着くのも困難だった松山城と比べると,幾分か小振りに感じるのは否めません。
ただ,小振りとはいえ,造りには手抜きはなく,石垣の組み方から排水,敵の侵入対策まできちんと計画されて設計,建築されているとのことです。

石垣です。
不揃いの大石がぴったりはめ込まれています。
外側も,崩れ防止のため,きちんと逆アーチのように沿って石が積まれているのがわかりますね。

本丸正殿の内部です。
一豊も,千代さんも,ここでのんびりしたのでしょうか?
ここに来るまで結構疲れたので,ワタシもここでのんびりしました

天守閣から見た高知の町です。
今の高知の姿は,一豊の時代とは全く変わってしまったのでしょうが,きっと一豊も,数百年前にこの場で土佐の町を見渡したに違いありません。

そのとき,一豊はあらためて「一国一城の主」を肌に感じたことでしょうね

高知城の公式HPはこちらをクリックしてください。


椎茸栽培(その2)

2006年12月07日 | 体験記
先日から始めました椎茸栽培
これから椎茸の苦手な寒い季節に突入するというこの季節ですが,うれしいことに原木から椎茸が生えてきました!

冒頭の写真は2006年11月30日現在。
木の皮を破って,椎茸の白い部分が発生して来たのがわかります。

この写真は12月3日撮影。
椎茸の傘の部分もなんとなく形作られてきました。
見た目も非常にかわいらしいですね

さすがに外気にさらされやすい原木の上の部分には生えにくいようで,水がたまって比較的暖かい下の部分の方が生えやすいようです。

この季節にはもはや生えてこないだろうと諦めかけていたときの椎茸の誕生に,日々の成長が楽しみな今日この頃です
はやく自家製椎茸の網焼きを堪能したいものです

悪あがきで紅葉

2006年12月05日 | 旅日記,郷土の歴史
今年はほとんど見に行けなかった紅葉…
困ったときに活用するのが,比較的近所にある国分寺駅前の「殿ヶ谷戸庭園」。
今年最初で最後の紅葉に出会うため,ふらふらと散歩してきました。

辛うじて赤く萌えている紅葉が見ることができました。

この日はお散歩日和だったこともあり,おじいちゃん,おばあちゃんが大勢いました。
中でも,一眼レフに三脚を付けたものを持ち歩いていたおばあちゃん集団に出会ったときには,写真に年齢は関係ないのだなあと思いました

場所的にはそれほど変わらないのに,昭和記念公園よりもこちらの方が紅葉の時期が遅いようです。
市街地内に存在しているので,温度差が少なく,紅葉になりにくいのかもしれませんね。

とりあえずワタシ的に今年の秋はこれにて終了といった感じです


これまでの殿ヶ谷戸庭園の記事もよろしければお立ち寄りください!
殿ヶ谷戸庭園の冬景色
紅一点
がまんする
がまんする~冬~