果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

風林火山(第17回)

2007年04月30日 | 大河ドラマ
今回の風林火山は例によって時間稼ぎの経過点的な回であったことは否めません。
要は,由布姫を保護して甲斐に連れて行くだけの話なのですが,放送1回分使って結局甲斐にはたどりついていない状態です。

勘助が,由布姫を生かしたい一心に,城から逃がすのはわからないでもないですが,あんな夜中に道中女3人で放浪し,結局は山賊に絡まれて,勘助があの場に現れなければどうなっていたことかわかりません。
勘助ほどの知略があるのなら,もう少しアフターフォローがあっても良かったのでは?
そして由布姫を連れ戻しにやってきた勘助は,由布姫の晴信に対する心証を良くするため,あえて自分が悪者になり「由布姫を殺すために自分が浪人者を雇った」と嘘をつきますが,本当に浪人を雇ったというなら,あの場で勘助が浪人者にストップをかけ,金を渡して帰ってもらえば済むべきところ,あえて全員切り捨ててしまった点から推測して,由布姫ほどの人物であるならば勘助の嘘を見抜けても良かったはずです。
しかし,由布姫は見事に勘助の嘘にはまってしまいました。
まあ当面の間,由布姫の憎悪が勘助の方を向いていてもらわないと,番組が成り立っていかない部分もあるのでしょう…

勘助が,なんとか周囲に晴信の心証を良くしようと奔走している中,晴信自身は(本当は望んでいないにせよ)妹から子を奪い,諏訪の旗頭として戦に臨みました。
(寅王丸を取られるときの寧々さま演じる桜井幸子さんの演技は,こちらが見ていて切なくなるくらい良い演技でした!
晴信は,頂点に立つ者がいかに非情にならねばならないか,そして何故父信虎が嫡男たる自分に辛くあたったのか,ようやく全てが見えてきたのかもしれません。
それにしても寧々さまはかわいそうでした…

最後に平蔵!どさくさに紛れてというニュアンスは拭えませんが,とうとうヒサさんにコクれましたね!おめでとう!
さらにどさくさに紛れてお父上のお許しも貰えたように見えました!
このまま勘助とは敵同士になってしまうのでしょうか?
今後の伏線がどうなるのか見物です。

というわけでまた来週!

抹茶カスタード杏仁

2007年04月25日 | 雑談
先日,新宿小田急の週替わりスイーツコーナーで,けしこ堂東京杏仁シリーズを発見しました!
杏仁豆腐を次の次元に進化させたこれらの商品の中で,一番気になったのが,一見抹茶パフェのように見える「抹茶カスタード」。

その名の通り,抹茶をブレンドした緑のカスタードソースに白玉,粒あんでトッピングされたこのスイーツは,一口食べるたびに「すごい!」の一言!
杏仁豆腐がここまで和の味覚にマッチするものなのかとあらためて実感させられた瞬間でした!

実は,もう一つ「あんず」味も食しましたが,これは何となくありがちな味だったので,ここでは割愛します…

けしこ堂のホームページはこちらをクリック

風林火山(第16回)

2007年04月23日 | 大河ドラマ
「そちは心が痛まぬか?」
「戦とは,かようなものにございます。」


勘助は,己の存在意義を探していました。
厄介者として諸国を転々とし,やっとミツという安らぎの場を見いだしたのもつかの間,武田信虎によりその安らぎの場すら奪われ,彼の心は復讐という魔に取り憑かれることになりました。
やがて甲斐から復讐の対象であった信虎が追放されるや,その惨めさを目の当たりにした勘助の心からは復讐という二文字が失われ,残ったものは空虚な自分だけでした。
そんな中に現れた武田晴信の存在は,勘助にとって衝撃なものになりました。
武力,財力をもってして負けたのではなく,その秘めたるカリスマに打ち負かされた勘助…
結果,この若き主の理想の実現のために,鬼となることを心に決めた勘助は,晴信に害を為すと思しき事象をことごとく廃するよう策を弄する日々を送ることになっていました。
それらの日々は,勘助に人の心を捨てさせました。
剛の者である武田の家臣たちですら,勘助を悪鬼として恐れました。
その勘助が,対諏訪政策として取ったのは,利用できる寅王丸以外の諏訪の血の根絶やしでした。
そして武田に敗れた諏訪頼重は,自らの甘さを悔やむとともに,最期には勘助の悲しき悪鬼を見出し,残された遺児・寅王丸に領主たる者の悪の必要性を学ばせるよう託しました。

顔色一つ変えず諏訪を攻略し続ける勘助ですが,最後の桑原城で出会った諏訪の姫・由布姫に,勘助は亡きミツの姿を見ました。
そして圧倒されました。
そこに存在していたのは,単なる美しい容姿だけではなく,生きようとする激しいまでの強い魂でした。
由布姫を殺すつもりで由布姫と対峙したはずの勘助が,なぜ由布姫を殺せなかったのかは,おそらく勘助自身もその時点ではわからなかったに違いありません。
ただ,この少女が,今後,晴信同様自分の存在意義となることを,勘助は無意識に感じとっていたのかもしれません…

吉良邸跡

2007年04月21日 | 旅日記,郷土の歴史
今日は,足を運ぶことの少ない東京の墨田方面に用事があったため,ちょっと早めに出かけて両国の町を少しだけ散歩しているうちに,忠臣蔵で有名な吉良上野介の屋敷跡にたどり着きました。

当時の吉良邸は総面積約8,400平方メートルの大邸宅であったらしいのですが,現在そのほとんどは住宅地となっており,史跡となっているのはその一部分約100平方メートル弱です。

敷地内には,小さな稲荷神社と,赤穂浪士が討ち入った際の犠牲者の慰霊碑,そして吉良上野介の首を洗ったと伝えられる井戸が残されていました。

井戸の脇に生えているモミジの木は,季節外れながら赤々と葉を茂らせていました。
上野介の血が,このモミジをそうさせたのでしょうか?

モミジの赤とは対照的に,敷地内の八重桜は美しい白い花を付けていました。
紅葉と花見が同時にできて,なんだか得した気分でした


銃と心の強さ

2007年04月18日 | 雑談
昨日から今日にかけて、国内、国外問わず、銃による悲劇の報道がメディアを賑わせていました。
アメリカでの某工科大学における、韓国人学生による銃乱射事件は最悪の結果になりましたし、長崎の伊藤市長も選挙活動中に凶弾に倒れ、帰らぬ人となってしまいました。

アメリカの事件の犯人は、好き放題学生たちを射殺し、多くの犠牲者を出したあげく、最期は自殺して果てました。
犯人が死んでしまった今となっては、犯人の犯行動機は何だったのかはわかりません。
自らの欲望を晴らすために他の人々を道連れにし、自ら命を絶つという行動パターンは、はっきり言って自爆テロと何ら変わりがありません。

長崎の事件も、よくよく調べてみると、犯人の一方的な逆恨みが動機の模様です。

銃に限ったことではありませんが、強力な武器を手にした者がこれをいかに使うかは、結局所持する人間がどのような人間かにかかってきます。
心の弱い人間ほど強力な力を欲しがり、これを行使したがります。
強力な武器を携帯する世の中ではなく、個々人が強い心を携帯する、そんな世の中になれば今回のような悲劇は無くなるのでしょうけど…難しいですね…

風林火山(第15回)

2007年04月16日 | 大河ドラマ
今回の風林火山はなかなか面白かったですね。
妹の嫁ぎ先を攻めるためにいかなる口実をもってするか…
諏訪サマと禰々サマの間に子が生まれたという事実は,武田の諏訪攻めには消極に傾く要因となると思われるのが普通の考え方だと思いますが,勘助は逆にこれを諏訪攻めの契機として積極的に利用したところはさすが軍師ですね。
契約違反の責めによりオヤジを自害させて,その子を晴信が後見することにより,実質的に諏訪を掌握しつつ,諏訪側の人たちに極力禍根を残させないといった政略と,悪者の汚名は連携を組んだ高遠氏になすりつけてしまうといった周到性!
勘助の容赦のない謀略に,思わず晴信も「悪鬼に見える」の一言。

高遠の予期せぬ動きにより,一時はピンチに陥った勘助でしたが,例によって持ち前の機転により,諏訪を詰ますことができましたが,その後勘助が板垣とともに諏訪への降伏勧告に出向いた際,そこでも勘助は「悪鬼」ぶりを発揮。
諏訪に放たれた間者・教来石が捉えられたのを引き出されたのを見ても,教来石が敵に寝返ったということにしてその場で処分しようとまでする姿はまさに悪鬼そのものでした(決して「安宅の関の弁慶」のような芝居には見えませんでした。諏訪頼重のストップが入らなければ,いつぞやの青木大膳のように,勘助の大儀の犠牲として,教来石はあの場で屍になっていたことでしょう。ともあれ,「悪鬼勘助」の内野さんが最高です!

諏訪頼重は武田を信じて降伏勧告を飲むことを了承しましたが,由布姫だけは,武田家の「悪鬼」な姿を勘助を通して見抜いていました。
若いのに恐るべき洞察力をもった姫です…
次回からいよいよ,このドラマのテーマである勘助と由布姫の駆け引きが始まりそうですね!

さて,徐々に出番が多くなってきた由布姫役の柴本幸さん。
桜井幸子さん演じるおっとり禰々さま役とは対照的なツッパリ姫ですが,あのツッパリ具合を意地で出そうとしていたのか,かなり由布姫の演技には不自然さが見て取れました。
まあ,以前「義経」で静御前をやっていた石原さとみちゃんも,最初出てきたばかりの時は見てられませんでしたが,最後の舞いは見事だったと記憶していますので,番組の進行とともに,柴本さんの演技にも味が出てくることを期待したいと思います。

話は全く変わりますが,武田のぼっちゃまが乗っていた木馬は「父も戯れた木馬」であると大井夫人が言っていましたが,買ったばかりの新品のようにしか見えなかったのは私だけでしょうか?

というわけで,今回はこのへんで~

花粉症からの自由

2007年04月14日 | 写真とひとりごと
今日はとても良い天気でした♪
スギ花粉の恐怖により,数ヶ月の間天日の下で干せなかった布団を,今日は思いっきりお日様に晒すことができました。

このような日は,普段やらないようなことをいろいろしたくなります。
車の洗車,洗濯機の洗濯槽の掃除,ウォーキングシューズの中敷きのメンテナンス,包丁研ぎ,ぬいぐるみ達の陰干しなどなど…
そしてふらりと近所を散歩してみると,きれいな菜の花が咲いていました。

特にどうということもない日常の一コマなのですが,なんだか今日は,満ち足りた一日のように感じました

<本日の一句>
菜の花や足どり軽き散歩道 

DS Liteをゲットしました!

2007年04月11日 | TV番組,アニメ,ゲーム
品薄により入手困難だった任天堂DSライトですが,ようやくゲットすることができました

ホントは色は黒が良かったけど,結局白になってしまいました

そして私が購入したソフト第1号は,コナミから発売されている「株式売買トレーナー カブトレ」!
このソフトには,過去5年の東証一部及びマザーズ登録銘柄の株データ及び四季報データが凝縮されており,それらのデータをもとに日数を区切った株のデイトレを体験できる優れものです。
時間とともに変動する株式チャートを眺めつつ,買い時,売り時を現実の取引同様に体感できるこのソフトは,一度始めると止められなくなるほどハマります!
さらにオプション機能として,チャートの展望予想問題集なるモードも存在し,途中まで表示されている株式チャートが今後どのような曲線を描くか予想するというなかなか奥深いゲームであります。
ちなみに,株はまったく未経験の私がこの問題をやったところ,20問中10問前後しか当たりませんでした…

なお,このゲームで養えるのは,おそらくチャートからの株価トレンドを予想する能力に限られるものと思われ,実際のグローバルな社会,経済の動きまでを含めてトレンドを判断することは難しいものと思われますので,あくまでも素人の方が株トレードの勉強をする一助という位置づけでこのソフトを評価した方がベターです。

このゲームである程度知恵を付けたら,そのうちネット株でも初めてみようかと思います

風林火山(第14回)+都知事選少々

2007年04月09日 | 大河ドラマ

今回の風林火山は,次週への繋ぎ的な意味合いが強く,正直あまり面白みのない話だった気がします。
(統一知事選報道番組による放送時間変更で,今回の風林火山を見逃す視聴者が多いことへの配慮の意味もあるのでしょうか…?
それゆえ,今回はほとんど書くことが見つからないので,ホントに気づいた点を数点だけ…

・ゴリさん(古~)演じる甘利サマは,決まって勘助の言うことに口を挟みたがりますねぇ。
今後もこのようなカタブツキャラで最後までいくのでしょうか?
それに比べ,田辺誠一さん演じる小山田殿は,晴信が諏訪を攻めたがっていることをいかにも予想していたかのように語り,これまでの態度からしても一番いやらしいキャラクターに思われます

・諏訪に伝わる御神渡りの神事。
実際に見れるのであれば見てみたいものです
しかし,昨今の暖冬の影響で,諏訪湖に氷が張らなくなったと何かで聞いたことがある気がしますが,知っている方いらっしゃいますでしょうか?
氷が張らなかったら,占いもできないのでしょうね,きっと…

・「風林火山」の旗の説明をする晴信サマ。
なんとなくオーバーアクションで,「おおーーっ!」と歓声をあげるよりは「ぷぷっ!」と吹き出してしまった私でありました

全然関係ありませんが,ブログを書いているうちに石原都知事の3選が確定されました。
やはり圧倒的なカリスマの勝利といった結果でしょうか。
石原氏にインタビューするアナウンサーたちが,ことごとく地雷を踏み,コメント逆襲にあっていたのがある意味気の毒でした…

というわけで,ほとんど内容のないブログでしたが,次回の諏訪攻めに期待しましょう!


モロゾフ「桜&白桃ゼリー」

2007年04月07日 | 雑談
桜の季節ということで,桜にちなんだ数々のスイーツが巷に出回っている今日この頃ですが,桜という素材を生かし切るのは難しく,ホントに味が成功しているスイーツというのは限られていると思われます。

今回ご紹介するのは,モロゾフの「桜&白桃ゼリー
桜を強調しすぎると,桜独特の青臭さが浮き上がってしまうところ,このゼリーは,基本的に桜と思しき部分は上に載っている桜の塩漬けに留め,ゼリーの部分は,白桃エキスに梅酒がブレンドされたゼリーで,なんとなくアセロラゼリーのような感じなのですが,アセロラほど酸っぱくなく,それでいて深い味わいが楽しめます。
そして,桜の塩漬けとゼリーをともに頬張ると,桜のエキスがゼリーととろけ合い,お口の中は春風に包まれたような爽やかさを体感できることでしょう!

甘ったるくて,下手に和菓子しているものが苦手なあなたにオススメです!

追伸:写真,タタミの上ですいません…

狭山公園にて桜を堪能す

2007年04月04日 | 写真とひとりごと
(狭山公園側から西武ゆうえんち方面を望む↑)

去る4月1日の日曜日は,晴天とまではいきませんでしたが,比較的天気が良く,気温も上がり,汗ばむ陽気となりました。
こんな日は,家でゴロゴロしているのも惜しいので,近所の狭山公園まで花見に行ってきました

西武遊園地駅から目と鼻の先にあるこの公園は,多摩湖の東側一帯を占める広大な自然公園です。
以前お話ししたとおり,現在多摩湖の東側堤防は強化工事が行われており,巨大なバリケードで覆われている部分がありますが,花見をするにはそれほど不自由はしませんでした。

人々が比較的多い中央の広場あたりの桜はピークを過ぎかけており,あまり心惹かれなかったのですが,西武遊園地側(公園北側)はほぼ満開で,思ったより人も少なく,のんびり桜を楽しみました。

しかし,桜に気を取られ,油断してマスクをせずに歩いていたら,お約束どおり花粉症が再発…
これが悪化し熱まで出て昨日は仕事を休むハメに…
せめて花見のシーズンくらい,アレルギーくんもお休みしていてもらいたいものです

花見のシーズンが到来=職場も新体制発足!
みなさんも心機一転,がんばってください!

<本日の一句>
鼻水をすする頭上や桜花 


風林火山(第13回)

2007年04月02日 | 雑談
先週に引き続き,勘助の,仕官に向けての試練は続きます。
原虎胤に決闘を挑まれた勘助ですが,鬼美濃と称される虎胤とまともにやり合ってはまず勝ち目がありません。
武田家の家来たちが勘助を快く思っていないことは大将晴信も承知。
家臣たちの懐疑心を晴らすためにも,今回ばかりは助け船を出すわけにはいきません。
かといって,晴信の本音としては,勘助も虎胤も失いたくないところ,こうなっては勘助が知恵を絞って窮地を脱するのを期待するしかありませんでした。
(まあ,こんなところで策もなく討たれてしまう勘助ならば,ほんとにただのペテン師だったと捨て置かれることになったのでしょうが…)

何はともあれ,普通あの状況で勘助が生き残れる方法は,素直に負けを認め,仕官を断念して解放されるといった方法くらいでしょうが,勘助は持ち前のペテンで見事に窮地を脱しました。
おまけに虎胤の命を奪うことなく,諸将の心も掴むことまでも成功しました。
まさに孫子兵法の極意「兵は詭道なり」を実践して見せた結果となりました。

でも,実際勘助にこんなコケにされたような勝ち方をされたら,見ていた諸将は逆ギレして,勘助はその場で八つ裂きにされるのがオチのような気がしますが,その辺はやはりドラマなのでしょうねぇ…

ちなみに今回コケにされた鬼美濃は,城を落とす名手として名が知られることになるようで,wikiよると,彼の落とした城は損害が少なく,後の修復も手間がかからなかったとのこと。
これも,極力戦わずして勝利する孫子兵法を勘助から学んだ結果なのかもしれませんね。

次回は関東管領家が攻めて来ます。
勘助の兵法は果たして通用するのか,乞うご期待!