徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

大阪都構想 僅差で否決

2015年05月18日 | 政治

橋下さんの提唱する大阪都構想が0.8%とという僅差で否決された。この結果に関してやや複雑な感想を持っている。

私自身は二重行政解消に関わる都構想には賛成で、大阪の行政コスト削減の為にはやらなくてはならない対策だと思う。これに対し市職員をはじめとする既得権益集団と年金世代や生活保護受給者等の公金頼りの経済弱者の反対でこのアイデアは潰される結果となった。私は大阪市民ではないので大阪が将来、財政破綻したところで痛くもかゆくも無いから好きにすれば好いと思う、が世の中自分で自分の首を絞めているのが解らない人が大勢いるのには呆れる。

片やこの結果を得て橋下さんは政治家を止めるといっている。これは国政に影響を与えるだろう。橋下さんにつれて江田、松野両氏も維新の会の代表、幹事長を降りると言ってる。維新の会はこれで一気に求心力を失い解散の方向に向かうだろう。

これで困るのが憲法改憲を狙う安倍首相だ。安倍、橋下両氏は改憲については共同歩調をとっており安倍さんは維新の支持を当てにしていたはずだ。その目論見が今回の住民投票結果で崩れようとしている。この点で今回の結果は日本にとって良い結果だったと思う。私は安倍晋三は祖父・岸信介の怨念を背負った政治家であり、歴史修正主義の危険な政治家だと見ている。

第一、安倍は山口県熊毛郡・渡来弥生人系で、先住・縄文系の橋下と深いところで気心が繋がる筈が無い スコットランドとイングランドが手を携える訳が無いのと同じだな 橋下が繋がるとすれば長州ではなく、むしろ東北・沖縄だろう

追記: 

橋下、江田両氏が辞任したあと松野前幹事長が新しい維新の代表となった。その直後、松野代表は安倍内閣の提唱する安保法制に対して否定的なコメントを出し、併せて野党再編に言及している。これは歓迎すべき方針転換だと思います。この線で来年の参院選で改憲勢力に2/3の議席を与え無いよう頑張ってほしいものだな