徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

大学までの通勤路

2012年01月25日 | ブータン ライフ

 冬休みはあと一週間でやっと終わり待望の新学期が始まります。こんなに休みが終わるのが待ち遠しいのは生まれて初めてです。休み中は暇なので、ほぼ毎日散歩がてら大学まで歩いていました。今日はその道を紹介します。(全然面白くないと思いますが、家内のリクエストなので...)

まず、自宅のアパートを出て坂道を下っていきます。

しばらく行くと昨年9月18日のシッキム地震で土砂崩れが起こった場所を通ります。

通勤路はプンツオリン市街を横断します、ここらは住宅地

左が郵便局、右がバンク・オブ・ブータン本店

最近出来た綺麗なチョルテン

プンツオリン市街に水を供給している浄水場

お屋敷にはブーゲンビリアが咲いています

川沿いの道を歩いていきます

橋を渡って

しばらく行くと

山道に入ります

山道を登って

昼なお暗いジャングル

階段道に合流

休憩所

休憩所からの眺め

ここも9・18地震でがけ崩れ。かなり危ない

こんなのどかな家の横を通って

がたがた道を登っていくと

ここは弓矢の試合場、はるか谷の向こうに的があります。休日はここで良くやってます。

国道一号線を横切って階段は続く

この上には軍属の家族が住むアパートがあります。

もう少し登っていくと

大学の裏手に出ます

ここが僕の部屋、パソコンと机しかありませんが... ここまで約一時間弱、けっこう良い運動になります。


静夜思

2012年01月25日 | 文学

 ブータンに来るに際して、荷物の重量が20kgに制限されていたので必要最小限のものしか持ってきていません。まあ、大抵のものはこちらで購入すれば済む話なので大して不便はありませんが日本語の本だけは入手出来なくて困ります。教科関連を除けば数冊しか持ってきていない本の一つが中国唐代の詩人・李白の本です。

 李白は漢人ではなく胡人だったらしく、生涯を旅に過ごしています。一時は玄宗皇帝に取立てられ、宮廷で楊貴妃の美しさを詠う漢詩などを残していますが、その後失意のうちに王宮を去り放浪の生活に戻っています。

 李白の詩は生活苦を多く詠った杜甫と違い、稀有壮大にして仙境に遊ぶが如く、の晴れ晴れとした詩が多いのが特徴です。しかし、静夜思のような詩もあり、夜中に一人でこれを読んでいる我が身を振り返り、心に沁みるようなしみじみとした気持ちになります。

 

静夜思

牀前看月光
疑是地上霜
擧頭望山月
低頭思故郷

牀前月光を看る
疑うらくは是地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭を低(た)れて故郷を思う