goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

芝生について

2011年06月16日 | 生活

芝生について下の有名なジョークがある。

アメリカ人の富豪が、イギリスの貴族の屋敷に滞在した。 
富豪は屋敷の芝生の見事なことに感嘆して、
そこの庭師にこのような芝生を 作るのに必要な秘訣を尋ねた。 
「簡単です。水はやりすぎないこと、雑草は定期的に抜くこと」 
「たったそれだけ?他にやることはないのかね?」 
「ええ。それだけを300年続けるとこの芝生ができます」

良く出来た話ではあるが、私はこの話は信じていない。というのも、芝生をうまく育てるための必須条件がこの話には抜けているからだ。

我が家には猫の額ほどの芝生を敷いている。もう20年近く芝生を手入れしているが、最近になって、やっとそのこつがわかった話をする。

植えたての頃は芝生は良く育った。水をやり、肥料を撒き、刈り込む。これだけで青々とした芝生がぐんぐん成長したものだ。ところが、3年、5年と経つうちに芝生に勢いが無くなり、代わって雑草がはびこる様になってくる。モノの本によると芝生は肥料に強いので大目の肥料を撒き伸ばして刈り込むことで雑草を防ぐ、とありそれを実践するが芝生は年々雑草に押されていった。

サッチという芝生の枯れた層が呼吸を妨げると言う話もあり、それをレーキでかきとったりスパイクで穴を開けたりもしたがあまり効果は無かった。そのうち、海外出張で家を3年ほど空けたこともあり芝生はかなりひどいことになって行った。所々ハゲちょろけになり、雑草ははびこり、これは、もう一度張りなおすしかないかな、位までになった。

そこで去年、ふと思いついたのが目土である。植えたての頃は何回か目土を撒いていたが、ここ数年はそれを怠っていたことを思い出し、早速かなりの量の川砂を入手して芝生に撒いた。去年の3月の事である。しかし、弱った芝生にはその効果はすぐには現れない。結局、昨年中はそれほど目立った効果は無く、撒いた砂はしばらくの間、靴底について玄関口を砂だらけにして奥方のご機嫌を損ねたものだ。

ところが、年が明け今年の5月頃から芝生の調子が妙に宜しい事に気がついた。芝生に勢いがあるのだ。6月に入りそれはますます顕著になってきた。まるで植えたての頃のようにぐんぐん密生して伸びるのである。これは明らかに昨年まいた目土の効果だろう。

目土をすることにより、芝の発根点を上げて活性化する、サッチを被土により分解する等の効果があると言われているが、なるほどである。抜群の効果があることが判ったので、今年も目土を入れた。

ということで、最初のジョークには目土の事が書いていないが、目土無しに芝生は青々とはなら無いので覚えておいてください。


ヌカ漬けについて

2011年06月15日 | 生活

ヌカ漬けの話などし始めると人生終わりだぞ、とは以前の上司の言ではあるが、ヌカ漬けを漬けている。もう3年ほど同じヌカ床を使っている。冬場は野菜が余り無いのと漬かりが悪いのでヌカ床を冷凍庫に入れてカチンコチンに凍らせておき、今時分(梅雨頃)に取り出してまた漬け始める。解凍直後はヌカ床の調子は今一だが、三日もすると芳しいヌカ床が蘇る。

ヌカ漬けは乳酸菌、酪酸菌および産膜酵母のコラボレーションであの複雑で奥の深い味になる。乳酸菌はヌカに含まれる炭水化物を乳酸に変える。ここで生成される乳酸の強い酸性と塩分で他の腐敗菌の増殖が抑制され、腐敗ではなく発酵となる。酪酸菌は嫌気性細菌でヌカ床の奥深くで酪酸発酵をする。酪酸はそのままだとかなり臭い。しかし、知っていますか、シャネルやディオールの香水のブレンドには必ず酪酸系のウンチやおしっこの匂いを微妙に混ぜることを。そう、香りに深みが出るのです。旨い料理には苦味と酢味が必須な事と同じように微妙な臭い匂いは味のコクを増すのです。うまいヌカ漬けにはこの酪酸菌が効くのです。

産膜酵母も重要です。酵母というのは細菌と違い、我々と同じ真核生物に属するカビの仲間だが、カビの足(菌糸)の無い種類を酵母と呼ぶ。真核生物なのでミトコンドリアを持ちエネルギー変換効率が細菌に比べて格段に高い。とくに嫌気性環境ではアルコール発酵を行いヌカ床の風味を増す。ただ、酸素が十分にある環境では酢酸エチル発酵になりシンナー臭を発する。

つまり、旨いヌカ漬けを食そうと思ったら、この乳酸菌、酪酸菌、産膜酵母をうまく飼育する必要がある。ヌカ床かき混ぜ、がその手段です。ヌカ床をかき混ぜることで酸素が入り嫌気性環境を好気性環境に換え発酵モードを調整するわけだ。

ここで、とても大事なことを言う。旨いヌカ漬けを食べたいなら ”かき混ぜすぎない” 事です。これは私の3年間の経験から発見した事実で、かき混ぜすぎるとヌカ床は元気なんだけど味がしなくなり、ただの塩漬けの様になってしまう事に気がついた。塩分が適正で乳酸の酸性が確保されていれば簡単には腐敗しないので野菜の出し入れ以外にはあまりかき混ぜ過ぎないことだ。これで旨くなる事、請け合いです。

あと、ヌカ漬けを食べ初めて気づいた事がある。おなかの調子が明らかに変わっているのだ。はっきりいうと少々下痢気味でゴロゴロいっている。腸内細菌(フローラ)のモードが変わっていることが判る。実はイタリアで肉食とオリーブオイル漬けになって以来おなかがもたれた感じがずっと続いていて不快だった。ところがヌカ漬けを再開して食べ初めて数日すると下痢気味ではあるが腸内の宿便が出て行ってくれて、とても軽くなった感じがする。ヨーグルトの動物性乳酸菌と違い、ヌカ漬けの植物性乳酸菌は胃酸に耐性があり確実に大腸に届くらしい。旨いヌカ漬けを食べて、健康になれれば言うことなしである。


枝野氏について、もとい小田島隆について

2011年04月25日 | 生活

小田島隆のコラムを読んでいてオヤッと思った。 こんな文章だ、

東京ディズニーランドの再開を伝えるニュースは、なんだか奇妙だった。...ニュースワイド番組は、一組の若夫婦にスポットを当てることで、ディズニーランド再開の一日をレポートしていた。...「ミッキーぃー! 会いたかったぁあー」と叫ぶ彼女の横顔をアップでおさえた後、カメラは引きの画面で、ミッキーとミニーが力いっぱいに手を振る様子を紹介する。涙ぐむ妻。歓声をあげる子供たち。感動的な絵柄だ。 が、私は、シラけていた。...でも、やっぱり、ダメなものはダメだ。私はついていけなかった。思うに、これは一時的な気分の問題ではない。ああいう規模の災害に遭遇すると、ものの見方の根本のところが変わってしまう。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110421/219538/?P=1

この指摘は当たっている。私自身もあの津波の衝撃的な映像と、それが引いた後の瓦礫の山を見た後に、なにか自分の中で変容した部分がある事に気づく。それを小田島はズバリと指摘している。軽妙なコラム書きだが、とても面白い。

余談だが、小田島の別の文章でこんなのがあって、久しぶりに笑ってしまった。

私が注目しているのは枝野官房長官の話しぶりだ。彼はよくやっていると思う。枝野さんが最初に登場した12日午後6時過ぎの会見を見て、私はこんなメモを取っている。...枝野君は、「大丈夫だ。でも避難しろ」と言っている。・「心配ないけど気をつけてくれ」という意味のことを言わされている。なんと気の毒な。

・官房長官は「詳細は説明できないけど頑張っている」「っていうか、詳細が把握できていないわけだが大丈夫なのはわかっている」「わかっているけど万が一ってこともあるから避難しろ」と言っている。

すごい。

 

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110324/219122/?P=2&ST=spc_henkaku


 寝てくれ枝野の図 (見る夢は、おざわか...)

 

 


花 二題

2011年04月15日 | 生活

 近所の桜、まだ若木ですが白とピンクの取り合わせが新鮮です。

 出窓に置いてあった蘭(デンドロビューム)がやっと開花しました。寒かったせいか遅い開花です。これから一ヶ月くらいは良い香りと共に次々と花を咲かせます。しかし、今年は株分けをしなくてはならないのに、5月に入っても大丈夫だろうか...


大阪エリアの津波被害

2011年04月10日 | 生活

太陽黒点の減少により全地球的に地震や火山噴火が頻発しているが、日本近海で最も発生の可能性が高いプレート型地震である東海、東南海、南海地震が、近々起る可能性は十分考えておかなくてはならない。今回の東日本地震でまざまざと威力を見せつけた津波が、今度は西日本を襲う事になる。いままで、和歌山や四国太平洋沿岸の津波被害は多く語られていたが、経済および人的損害が最も大きいのは大阪を津波が襲った場合ではないだろうか。

上の図は大阪近辺の地盤高を表したものだが、大阪平野は縄文海進の頃は千里丘陵あたりまで海だった。現在でも海抜11.3mで線を引くと高槻、枚方あたりまですっぽりと入ってしまう。東北を襲った15mの津波は来ないだろうが、6.3mで見ても300万人が住む地域が水に沈む。南海地震が起った場合、約2時間で津波は大阪に到達する。その間に、ここに住む300万人が安全なところに避難することが可能か? 防潮堤等の手当てはしているが今回の例を見ると余り役には立っていない。特に海岸埋立地では液状化により、防潮堤が決壊する可能性は高い。

地震は今この瞬間にも起る可能性がある。その2時間後に大阪で何が起るか... そして、間違いなく言える事は、プレート型地震は必ず起るのである。

参考資料 1854年安政南海地震津波、大阪への伝播時間と津波遡上高

http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_23/23_063.pdf

 


若者へ、時代は巡る

2011年03月27日 | 生活

◇「復興」の10年を若者の希望に--精神科医・斎藤環

 東日本大震災から、早くも2週間が過ぎた。

 私の故郷である岩手県も大きな被害を受けた。幼い頃から何度も通った宮古の海岸、陸前高田の砂浜、潮干狩りをした宮城県の気仙沼などに刻まれた津波の爪痕を見るにつけ、胸がつぶれる思いがする。亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々が一日も早く日常を取り戻されることを祈りたい。

 大きな災害は、人々の意識にも少なからぬ影響をもたらす。16年前の阪神淡路大震災がそうだった。あの震災の後、私たちは「トラウマ」や「こころのケア」といった言葉に敏感になり、被災して傷ついた心に配慮する作法も定着した。

 いま気がかりなのは、若い世代に今回の震災がどのように受けとめられていくのか、という点である。震災によるダメージは、おそらく就活にも影をおとす。不景気に追い打ちをかけるような災厄の連続に、今この国に生まれた不幸を呪いたくなる若者がいても不思議ではない。

 しかし、と私は考える。最大のピンチの中にすら、チャンスの芽ははらまれているはずだ。もし震災を、社会的な「リセット」と認識できれば、格差社会の苛烈さにおびえて身動きできない若者たちには、動き出す好機たり得るかもしれない。

 思えばバブル崩壊以降、若い世代にとっては、まっとうな希望を持つことがむずかしい時代がながく続いていた。ここしばらく、中高生の意識調査では「これから社会が良くなるとは思えない」「努力は報われるとは限らない」といった、悲観的な回答が大半を占めるのが常だった。いつ晴れるとも知れないニヒリズムの雲が、若者たちの頭上を、薄く広く覆い続けていた。

 震災・津波・原発事故という未曽有の災害によって、日本の産業や経済が受けたダメージははかりしれない。被害総額は20兆円以上とする試算もあり、立ち直りには長い期間を要するだろう。そう、これから私たちはかつてない「どん底」を経験する覚悟を固めた方がよい。

 しかし、私は期待している。この「どん底」の経験が、若い世代にとっては希望でありうることを。

 私たちバブル世代には、無根拠な楽観主義が骨がらみに染みついている。幼児期には高度成長期を、思春期から青年期にかけてはバブル景気を経験したものとして、私たちはいまなお根拠なしに「そのうちなんとかなるだろう」と信じている。

 この種の感性は、思春期においてどういう社会状況を経験したかにかかわっている。その意味で今30代以下の世代の不幸は、思春期において社会の成長発展を実感できなかった点にあるだろう。就職氷河期、全世界同時不況、格差社会のなかで弱者化する若者……。これでは希望を持てというほうがむちゃというものだ。

 そうした意味からも、「どん底」は好機なのだ。

 私はこの状況がずっと続くとも、どんどん悪くなるとも考えていない。政府に初動の不手際はあったにしても、インフラの復旧は、かなり順調に進んでいる。不安の種だった物不足にしても、流通は徐々に健全化しつつある。気がかりな福島の原発事故は、最悪の事態は免れるであろうと楽観できる雰囲気になりつつある。

 そう、これほどの災厄にもかかわらず、日本社会には、それをはね返すだけの基礎体力があるのだ。

 ならば、これからの10年間は、間違いなく復興のディケイドとなるだろう。一度「どん底」を経験した社会が、じわじわと立ち直っていく姿を、私たちは目の当たりにすることになるのだ。ほかならぬ復興の当事者の一人として。

 津波や被災地の映像はもう十分だ。今後メディアは「復興の姿」をこそ報道し続けるべきではないか。人々が力を合わせて立ち直っていく姿は、若い世代にとっては何よりの励ましであり、希望である。リアルな希望を支えるのは、社会がよりよい状態に変わりうることの、具体的なイメージなのだから。

毎日新聞(3/26)より転載


円高について

2011年02月26日 | 生活

円高のおかげで海外旅行に気軽に行ける。これは我々にとってメリットである。反面、輸出に頼っている中小企業は円高で困っている。個人的な問題としては資産運用の面で今後この状況がどのように変わっていくかを見極める必要がある。

日本政府は国債を乱発し、すでに800兆円を超える借金を背負っている。よって、日本国は近々ギリシャのように国家破綻して破滅的な円安になるという人もいる。しかし、為替というものは相対的な貨幣の交換レートであり、絶対的な尺度で考えられるものではない。現在、世界で流通している主要通貨はドル、ユーロ、および円である。

まずユーロだが、現在ユーロ圏で起こっている問題はPIGSと呼ばれるポルトガル、イタリア、スペイン、ギリシャ等の南のラテン諸国の経済赤字をドイツが一身に背負っている域内不均衡である。これはドイツ国民にとっては、たまったものでは無い。なんでギリシャ公務員の給料や58歳からの年金を自分たちが我慢してまで面倒を見なくてはならないのか!...と。本来、ギリシャとドイツの通貨が違ったならギリシャ通貨は暴落しギリシャ国民は窮乏に陥るが、そのおかげで国債償還は目減りしスムーズに解消に向かう。しかし、統一通貨のユーロではこのメカニズムは働かない。ギリシャの破綻を防ぐためにドイツをはじめとする黒字国はひたすら不利な条件でギリシャ国債を買い支えるしかない。つまりは、経済は統合したが、政治は独立を保つ、というEUの根本的なシステム上の欠陥が現れたものだ。今回のアラブ危機の難民流入等で深刻な影響を受けるであろうヨーロッパ諸国が、この問題を本当に乗り越えることが出来るかどうか?今後、少なくとも5年は様子を見ておく必要がある。ユーロ崩壊のリスクが去ったとは言い難い。

つぎに、米国ドル。先日、2011年度の米国予算教書が発表されたが11年単年度で137兆円と過去最大の赤字である。この赤字は米国債で賄われるがその主な買い手は中国と日本であった。この二国で米国債の40%を買い支えている。しかし、ここにきて中国が買い渋りの兆候を見せ始めている。なぜなら、ドル安が今後も続くなら買い進めている米国債の価値は目減りし中国はその分、損をすることになるからだ。中国にとっては日本のように米国を経済的に支える義理など何処にもない。中国が米国債を買ってくれないと長期金利は上昇する、実際に米国長期金利は上昇を始めている。こうなると、赤字幅は膨張し返済が苦しくなる。そこで何が起こるかというと、一段のドル安である。当然、日本にも米国を支える余裕は無い。米国実体経済が当面復活しないとなると、ドルは現在最も危険な通貨となりつつある。

我が円はどうか?もうじき国の借金は1000兆円を超えるという。いったいこの巨費の貸主は誰であろうか?それは日本国民自身である。言い尽くされた観はあるが、この点がドルやユーロと決定的に違う点だ。国は国民一人当たり800万円の借金があるというが、逆に言うと国民は国に一人当たり800万円の貸しがあるという事でもある。こうなると、国とはなんぞや、という事をもう一度考え直す必要がある。基本から言うと、国家とは、収税をしてそれを国民に再分配する装置である。ところが日本政府は赤字を国債で賄うというタブーを犯した。身の丈を超える福祉を行う為に、国民から借金をしているのだ。国といえども借りた金は返さなくてはならない。(最後には破産という奥の手は残されているが...) 一つには消費税増税という手がある。英国はすでに消費税を20%にまで引き上げた。わが国は5%であり、まだ上げ幅はある。これは貸主にとっての安心材料である。ただ、政治家がきちんとその道筋をつけることが出来るかどうかではあるが、ここが極めて心もとない。もう一つは大蔵官僚が静かに進めている相続税の大幅アップである。借金800兆円の主な貸主は65歳以上のお年寄りであり、借金の80%以上はこの世代が握っている。平均寿命85歳として、あと20年もすればこの世代はどんどんあの世へ旅立っていく。その時、次世代のために相続税の形で借金を棒引きするのは悪くは無い。結局のところ、円はユーロ、ドルと比べればまだ打つ手が残されていて、相対的に見ればそれほど悪くは無いので市場は円高になっているのである。

あと、中国元というオプションもある。まず基本的な事であるが、人民元はドルと連動しておりドル安になれば元も安くなる。その上で、決して忘れてならないのは、中国は自由主義経済ではなく統制経済下にあるという事実だ。中国の現代史は、行き過ぎとその反動の繰り返しだ。私は現在のバブルがはじけた後に政治・経済的な反動が必ず訪れると確信している。その時、外資に対して人民元の持ち出し凍結等の措置を取る可能性は大いにある。いくら人民元を持っていても中国以外で使えなくなったら意味は無いでしょう。私は中国政府を信用はしていないし、中国政府も外資なぞ虫けら同様に見ている。(東夷、西戒、南蛮、北狄、中華思想です。)ましてや、アラブ騒動が中国に飛び火でもしたら、とんでもないことになりますよ。

ついでに言うと、オーストラリア等の資源国通貨もあるが、これらは規模が小さいので振れ幅が大きく、購入に当たってはジェットコースターに乗る位の覚悟が必要である。

では、どうすればよいのか? 私の結論は、リスクヘッジの為に通貨を分散して持っておくことを検討する必要があるが、決してそれで儲けよう、などとは考えない、ということだ。大儲けしようと考えたなら、その裏側には必ず大損するリスクが潜んでいる。冷静に考えれば、プロだって5%の利鞘を稼ぐ為に汲々としているのに、素人が簡単に為替でお金を儲けられる訳は無いでしょう。


茶葉効果

2011年01月18日 | 生活

1月12日放送のNHK、ためしてガッテンをご覧になりましたか? 静岡の掛川市が全国で癌死亡率が最低で長寿命、他のお茶の産地(静岡、鹿児島等)も同様に平均寿命が長いというデータを示してお茶の効果を強調していた。また二重盲検による検定でもお茶のコレステロール低下およびダイエット効果が確認されていました。

こういう番組を見ると自分で試して見たくなる性分なので早速、家にあったお茶を番組で紹介していた方法(すり鉢で粉砕)でお茶を粉ごと飲んでみました。

その結果、驚くような効果がありました。お茶を粉ごと飲んだ翌日からちょっと緑色の立派な雲古がどすんと... 量、硬さ、太さ、何れにおいても大変立派な雲古がお出ましになりました。おまけに、全然臭くない。以来、それが続いています。

プレバイオティクスが近年注目を集めていますが、お茶葉の効果は抜群です。 ただ淹れて飲むのでは無く、お茶葉を食べるのが利いていると思います。ぜひ、お試しあれ。

腸内細菌は健康、免疫系に非常に関係しています。私は台湾、中国、ネパール、インド、フィリピン、インドネシア、タイとアジア各国を旅していますが、お腹を壊した記憶はあまりありません(幸いにも、今の所かもしれませんが...)。ものの本(腸内革命)によると、ホルマリン耐性菌群というのが腸内にいて、これがコレラ、チフスなどの毒性細菌の繁殖を効果的に防ぐそうで現地でこのような消化器系疾患(下痢)を起こさない最も効果的な方法は、健康な現地人の雲古をホルマリン処理して飲むことだ、とこの本では主張しています。私は、現地の屋台などに入り込んでむしゃむしゃやるのが好きなので、腸内フローラがうまく形成されているのかもしれません。人間、清潔だけでは駄目ですね。


腰痛、肩こり、偏頭痛

2011年01月13日 | 生活

ギックリ腰は痛い。槍の一突き、といわれる激痛は下手に動いてまた痛みが来る恐怖で姿勢が変えられなくなる。布団の中で身動きせず、じっとしているしかない。しかし、同じ姿勢では手などが痺れてくるので動くとまたギャッという痛みが襲う。私の場合、数回なったことがあるが2-3日この状態が続いていた。

ギックリ腰以外にも肩こり、女性の偏頭痛、男性の群発性頭痛、等々の痛い症状がある。これらの症状の原因は血管の収縮だとか椎間板ヘルニアだとか色々と言われているが本当のところは医者も良くわかっていなかった。ただ、はっきりしているのは、これらの症状が現れるのは20-40代であり、50代以降の中高年にはこの症状が出無くなる事だ。普通に考えれば体機能が衰え血管も脆くなるであろう年代に、肩こりなどが増えても不思議では無いのに実際はそうなっていない。

米国の医師が下記の本を書き、米国の多くの腰痛持ちが、これを読んだだけで直ってしまったという話がある。

”サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療”

彼の主張は、”これらの痛みは心の不安や怒りを覆い隠すために大脳が作り出した”、というものだ。20-40代に多発するのは心的ストレスが尤も多い年代だからという事である。自分自身を振り返れば、確かに腰痛で動けなくなった時は仕事やプライベートで色々と心労があった時期と重なる。腰が痛くて動けないんだから仕事には行けない訳で、逆説的ではあるが体は休めるのである。ついでに言うと、ギックリ腰が治る時には何かストレスから開放された爽快感を感じる。

フロイトはヒステリー症状を潜在意識の発露だと看破したがギックリ腰、肩こり、偏頭痛等も、その類というわけである。これらの症状を治すのは、その裏にある怒りと不安に意識を向けることにある。それらに意識を向かなくするため、一生懸命痛みを作り出している脳はそれに気づかれると痛みを出すことを諦める。

これらでお悩みの方がいるなら、だまされたと思ってこの本を一読されることをお勧めします。