planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

Appleは何を必死になっているのか

2010年05月23日 | (ノ゜∀゜)ノ
量販店での安値売りを忌避して、AppleがiPhone/iPadをヨドバシの通販で売らせないようにした、などという話が暫く前に出ていた。
サンケイWebでも特集っぽくまとめられているが、どうもこうしたappleの姿勢には、6色リンゴに詰まっていた夢や、1984モドキCMで見せたウィットが足りない気がする。
一言で言えば、東海岸っぽい。

スマートホン市場は立ち上がったばかりの市場だし、黎明期の、一部アーリーアダプターだけの物だったスマートホンが大衆に受け入れられたのは、appleのおかげと言わざるを得ないけれど。
先行者利益は十分あげただろうに、重箱の隅まで突付いてナンバーワンでありつづける事にこだわるのは、かっこわるいよなあと。

少し前の事例で言えば、「Androidの売り上げが米国でiPhoneを抜いた」という調査結果に「世界じゃうちが一番だ」と難癖をつけたり
米国内トレンドのレポートに全世界統計を持ち出すのは、既に弱気ってことですか。

iTunesストアに端を発する囲い込みコンテンツ市場についても、iPhone以降では「気に入らないソフトは売らせない」というスタンスを露にしており、審査基準の不透明さが取り沙汰されているように見える。私企業に対して無条件の市場開放を迫るべきだとは思わないが、審査基準は公平明確であるべきだろうとは思う。
「うちの商売に影響が出るアプリは売らせない」というなら、それを明示的に主張すべきだ。
審査に通らなかったが人気ソフトだったのですぐ復活というのはもってのほか。
それによって市場参入者が減るのであれば、それでも市場を守る(守ってサードパーティー参入が阻害され、DCの運命を辿る可能性はある)のも、審査基準を緩める(緩めて粗製乱造が始まり、ATARIショックを招く可能性はある)のも、企業の選択責任ではなかろうかと。

個人的には、入手し易さを市場として提供するのは大歓迎だが、市場外のアプリをインストールできないという厳格なアプリ選別には反対なので、iPhoneやWindowsMobile7(6までは野良アプリを許容)を選択することは無いだろうなあ。
コメント
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