planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

Psystar vs Apple

2008年08月30日 | (`・ω・´)
恥ずかしながら、「MacクローンメーカーのPsystar、独禁法違反でアップルを反訴」という記事を見かけるまで、MacOS Xに関わるこうした動きがあることを全然キャッチアップしていなかった。

そもそも、OS x86と称したMacOS Xを非純正ハードに載せられるハッキングプロジェクトがある事すら念頭になかったり。

まあ、Psysterのやってる事はライセンス契約違反を顧客に要求するアングラ商売ではあるけれど、大本のアップル社のOSライセンス条項にも腑に落ちない所がある。
純正ハード以外での動作は保証しない、というのが普通のソフトライセンスで、純正ハード以外での動作を禁止するというのはあまりにも狭量に見える。DualブートでWindowsユーザをMacハードに取り込もうとするなら、WindowsハードにMacOSを提供してもよさそうなものだ。
ソフトとして基本的には動作しないように作るのは構わないけどな。

もっとも、組み込みOSなんてのはそういうモノなんだけど。つまり、Macをパソコンと見るか、高機能なアプライアンスと見るか、という事なんだろう。
アップルはPCを作っているのではなくて、それだけで閉じた製品を目指しているきらいがある。
言ってみれば、スーファミにHORIのジョイスティックやASCIIのターボメモリを接続するような市場であって、中核製品はアップルが独占しないといけない世界だ。

惜しむらくは、Psysterが反訴した所で、少なくとも著作者人格権的には違法製品を売っている会社が苦し紛れに反訴したような印象しか与えないということだ。
いらんお墨付き(判例)をアップルにくれてやるようなもんだ。

そもそも、そこまでしてMacOSの利用にこだわる必要もないんだが(^^;)
コメント
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