なにが目的でこんなに店内を暗くしているのか?!
というようなチョコレート屋「DENGO」を後にすると、外はすっかり夜でした。
やばい!!
本格的なラッシュ時にかかってしまうじゃないですか?!
しかも、ここは最近はやりのおしゃれなオフィス街ピニェイロス地区。
クルッポンに送ってもらおうとすると、彼女は少し家への方向から逆行することになっちゃうのよね。
「クルッポン、大変なら私ここからUberで帰るよ。」としおらしく言う私を豪快に笑い飛ばすクルッポン。
「何言ってるんですか、ちゃんと送っていきますよ!!」
「おばさん」を連発する駐車場のおっさんにチップを渡すはずもなく(まだ言ってる)、クルッポン号は帰宅を急ぐ車の列に颯爽と乗り出します!
大きな道路を横切ると、待ち受けるのは「え~、ここ下るの?いや、下れるの??」的な急な下り坂。
アパートの横の駐車車両の脇をすり抜け、「ねえ、ここ ファベーラじゃない?怪しくない?」的な場所を通り抜け。
大きな犬を散歩している一般人らしき人の姿を見て安心し、高級車に後ろから煽られ、すったもんだの末、気が付くといつの間にか娘のアパートの建つ道路に入っていました。
アメイジングだわ~。
クルッポンとWazeの不仲を一瞬たりとも疑った私が間違っていたわ。
クルッポンは私を娘のアパートの入り口に落とし、かっこよく立ち去って行ったのでした。
あとで娘にこの道路のことを話すと「ああ、私の退勤路だわ。」とのこと。
一般道路だったのね。
ありがとう クルッポン&クルッポン号!!
が!!しかし!!!
その二日後、私がマナウスに帰り着くと、クルッポン号入院のニュースが!
なんとなんと!
急にエンジンがかからなくなってしまったそうです。
きっとあの日酷使したのが悪かったのよね。
かわいそうなクルッポン号!!
一日も早く治ってまた元気に走れる日が来ることを、アマゾンの空からお祈りしております。
というわけで、サンパウロぶらぶら、これにて完結。
でもまだリオ編の残りがあるからねー。