アマゾンわんわん日記 2018

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また よろしくお願いします。

見えてるけど 見えないことも

2015年10月30日 | 人間
ペケママは目に病気を持っています。
緑内障です。
この病気は目の中の「水」の圧力が増えて、それが眼内を圧迫し、視神経部分が陥没し視界が狭まっていくというものです。
36歳の時にちょっとした検査で病気が発見され、それからいろいろと治療が始まりました。

治療といっても、この病気には治癒はありません。
目薬をいろいろと調節し、眼圧を正常範囲内に収まるようにするだけです。

とはいうものの、人間の体には「耐性」というものがあり、長い間同じ薬を使い続けていると、いつかその薬が効かなくなる時があります。

そのために、今までに3回ほど執刀を伴い手術をし、何度となくレーザーによる手術をしてきました。

おかげさまで、病気が発見されてから14年余り、まだ視力が温存されています。
確実に病気は進んでいるようですが、一時期とても深刻な状況だったので、50歳になるまで車が運転できるぐらいの視力が残っているとは思いませんでした。
ありがたいことです。

    *     *     *     *     *

目が見えなくなることは、正直恐ろしいです。
でも、世界中で目が見えなくても、普通に生活し、毎日を楽しんでいる人がいるのを見て、勇気づけられます。

身近なところでは、娘のマナウスの学校時代の先生で、目が見えない先生がいらっしゃいました。
補助の先生はついていましたが、それでも目が見えなくても、生徒たちはきちんと授業を聞いていたそうです。

日本でも目が見えなくても世界で活躍しているピアニストの方がいますよね。

ブラジルでは目が見えない人たちでも、音の出るボールで行うサッカーで楽しんでいます。

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今回行われるのは、「目が見えない人たちによる バレエの公演」。
1995年に結成されたグループだそうです。



ステップを覚えるために、初めに先生の足をさわって形を覚える。
それから自分でやってみるのだそうです。



先生の一人も、9年前に視力を失った若い女性です。
舞台の場所を覚えたり、動きの方向を覚えたり、大変なことは多いそうですが、それでも最高の舞台を演じるために練習に励んでいるそうです。

公演は11月1日 午後5時からサンパウロのAuditorio Ibirapueraで。
残念乍ら、チケットはすでに完売だそうです。

公演の大成功をお祈りしています!!

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見えなくなることを嘆きながら日々をすごすよりも、
目が見えることを喜び、毎日見えることを感謝しながら過ごすことがありがたい。

そして、見えなくなることを嘆くよりも、
私は目が見えなくなったら何をしようか??

そう考えながら日々を過ごす方が、100倍楽しい!!

そう思いませんか??!!


   
コメント (13)
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