アマゾンわんわん日記 2018

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本当は難しいことでないはず

2014年02月15日 | ブラジル雑記
今、TV GLOBOの Caldeirão do Huck を見ていたら、ある獣医さんがゲームに参加して3万レアイス(約150万円)をもらうというコーナーに出ていました。
彼女(獣医さん)は、健康上の理由があって放置された大型の動物(牛や馬)や、飼い主が何らかの事情で放置した家畜{豚や鶏}、また不正な方法で捕獲され放置されたインコなどの野鳥類を保護し、飼育しているのだそうです。
農場はほとんど彼女一人で切り回し、手伝いの女性が一人いるきり。
この手伝いの女性も家庭内暴力で逃げ出したところを、彼女がかくまい、自分の農場の一員として雇ったということで、現在ではこの女性の4人の子供も含めて面倒を見ているとか。
これだけの動物を飼育するには、もちろん莫大な経費がかかるわけで、飼料代だけで月に3000~4000レアイス(約15万円から20万円)、それに対して収入は少なく、現在約5万レアイス(約250万円)の借金があるのだそうです。
彼女は3つのゲームに挑戦。
どれもパスして無事に3万レアイスを手にしました。

さて、こういう話って、テレビの中でよく見ますよね。
以前には、ブラジル東北海岸部で宝石の鉱山を持つ女性が、野良犬や野良猫を保護し、動物達を世話する飼育員や専門の獣医を雇って世話をしているという話を見ました。
この女性は交通事故などで身体に障害を負った動物達を積極的に保護し、動物たちがせめて歩けるようになるようにと、リハビリさせるための施設まで作っていました。

こういう話、すごいな~、さすが大金持ちのいるブラジルだな~って感心しながら聞いていました。
でもね、実は私の身近にもあったのよね、こういう話。

一番身近なところでは、同じコンドミニオのアカリッタおばさん。
アカリッタおばさんも、自分の農場に20匹の元野良犬たち。
末っ子の女の子が獣医として働いているので、ほとんど専属獣医?
もともとは、この末っ子さんが子供の頃、他の子と交われない、自閉症的な問題があったのですが、たまたま拾った子犬を面倒見ることを通して良い方向に成長していったとのこと。
その感謝の気持ちも含めて、野良犬たちの世話を始めたのだそうです。

それから我が家のコンドミニオの向かい側の家。



そうそう、いつか夜中、門が開きっぱなしになっていて、「すわっ、強盗か?!」と心配されたあの家!
この家、私達は純血種犬の飼育繁殖をやっているのだと思ったら、そうじゃないんだって。
コンドミニオの門番君の聞いた話によると、家の持ち主(借主?)が保護した野良犬たちを飼っているのだそうです。
世話をする人や専属の獣医さんもいるんだそうです。
現在ここで保護されている元野良わんこの数は、60匹だそうです。
門番君が話しをした、犬の世話係りの男の子の話によると、名前は明かさなかったそうですが、この近くのお金持ちの人がやっているのだとか。

すごいな~。
こんなに大きなことじゃなくても、私の回りには「野良犬を少しでも保護しよう」と地道に活動している人や獣医さんが一杯います。
それなのに、どうして野良犬はいなくならないのかな~。
きっとそれ以上に無責任な飼い主がいるんだろうな。

ブラジルは暖かい国ですから、野良犬野良猫をまったくなくするのは難しいかもしれません。
でも、せめて、悲しい思いをする動物が少しでも減りますように。
そして、野良ちゃんたちでも安心して暮らせる(繁殖や健康のコントロールも含めて)環境ができていったらよいと思います。



わたちは、現野良猫~ コンドミニオ猫 とらこさん



わたちたちは 元野良犬s~



いえいえ、これで、元野良わんにゃんs



あっしも、現野良でござんす!










コメント (5)
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