今年の発表会が本日で全て終わりました。
長かったです・・
昨年10月から選曲を始め、3月の生徒さんは11月から曲のレッスンを始めました。
今日が発表会だった生徒さんは年明けから練習を始め、GW明けまでその曲の練習をしていたので、私自身は発表会曲のレッスンは6カ月半続いたのでした。
さすがに長かったです。1年の半分を費やしたので・・
今回は、オンラインでレッスンを受けている生徒さんも発表会に参加するという楽器店初の試みがありました。
私はオンラインレッスンはしておりませんので、他の先生方が遠路はるばるいらっしゃり、生徒さんも遠方からのご参加でした。
なにせ対面するのは初めてということで、生徒さんの椅子や足台の高さも初めて調整するというお話でした。
新しい時代、という感じです。
今回は5月ということもあり、対面・オンライン共に、どの生徒さんも準備期間に余裕があったと思います。
そのおかげか、いつもの発表会よりどの先生のどの生徒さんも完成度が高く、良い演奏をたくさん聴かせて頂きました。
そして、オンラインの生徒さんたちの方がさらに素晴らしい演奏をされていました。気合いが違う!音も生きていました。
オンラインでご指導された先生方が結構ベテランの方々で、その内のお一人の先生は、なんと30年前に私と発表会でご一緒したことがあった先生のようでした。
新講師さんだった頃のようで、初めての発表会だったのでよく覚えていると。
講師演奏のことまで覚えていらして、私も弾いたらしいですが何を弾いたのか、どんな演奏をしたのか全く覚えておりませんでした。
さらに、私が2年前まで教えていた生徒さんのレッスンをその先生が今はされていると。しかも偶然同じメソッドという・・。これまた驚きで、悪いことは出来ないなと・・おかしな言動をしないように日々気を付けて過ごさなければ、と思ったのでした。
世間は狭い・・
特に音楽界は狭い・・
今回の発表会で自分の生徒に関して思ったのは、初めから腕を使う奏法を徹底して教えている生徒は、たとえゆっくりな進度であろうと、音のニュアンスを作り出すことが出来、気持ちの伝わる演奏が出来ることがはっきりわかったこと。
本当に最初が肝心です。
音のコントロールの仕方を知っていると、ちゃんと個性が出ます。
今日の生徒さんは芯が強い生徒が多く、普段は温和なのですが、やる時は決してひるむことなく積極的に表現します。
私の小学生、中学生の頃の演奏に比べたら、皆の方がずっと本物です。
良いピアニストたちです。