久し振りのイリーナ先生のレッスン動画。
この練習は良いなと思い拝見しました。
両手同時に2オクターブ、4オクターブと離れたドの音を弾く練習。
音符の音の高さを覚えるだけではなく、腕を使う弾き方や支えを作る練習も出来、さらに音の幅も覚えられます。
ピアノは鍵盤をひとつひとつ見ていてはとても弾けませんので、音同士の離れ具合いを感覚的に覚える必要があります。
実は昨日、ピアノを始めて半年の生徒さんが参加する発表会がありました。
発表会を見たことがない上にトップバッターで、2月からお辞儀の練習をしておりましたが活かせず、直前のレッスンでは何を弾くか分かっていないという状態でした。
1月から発表会の曲しか弾かないようにし、この3曲をコンサートでは弾くと毎回伝えていたのですが、本番4日前に「コンサートでなにひくの?」ときかれ、ガクッときました。
ご両親がヨーロッパのかたなのですが、体験レッスンの時にレッスンを始めるのはまだ早いかなと私は思いました。出来ないことが多かったので、レッスンの様子で察知されるかと思いましたら即入会。
発表会はまだ出られる状態ではないと思っていたので見送って頂きたかったのですが、出ます ! でさっさと申し込まれてしまいました。
日本人と違い、やってみなければ分からないというお考えだと思うのでそれは良いのですが、心配は練習の楽器が2オクターブのキーボードということ。
レッスンを始める時にキーボードだけは避けてほしい、重さを掛けられない、鍵盤の大きさが違う、キーボードはバンドの人用でピアノの練習用ではない、と話したのですが納得してもらえず知り合いから貰ったというキーボードで練習をしています。
知り合いはすぐにピアノを辞めてしまったから、とそのキーボードを譲り受けたようですが、その楽器だったから続かなかったのだと思います。
本番は、3度離れた音程までは鍵盤が見つけられてもそれ以上になると、偶然当たりだったかやっぱりハズレだったで、それはレッスンの時からそうで本番も同様でした。
曲の最後だけは主音で終わってほしかったのですが、最後の2曲はどちらもハズレ。
電子ピアノだけでもあれば、今回弾いた曲はここまで外しません。2週間~1ヶ月で音も全て覚えられます。
レッスンで上から腕を下ろすと毎回やっても翌週は必ず指のチョンチョン弾きに戻る。当然本番も同様です。
これは習い始めに一人でレッスンを受ける生徒さんは特にそうなるので、彼に限ったことではありません。電子ピアノで練習をしていても、レッスン室に親御さんが同伴されないとこの傾向が強まります。
彼の場合はレッスン室に親御さんが入られることがないので、ピアノの弾き方は今もご存知ありません。
私が一番望まない姿です。
全て予測できた結果でした。
明後日レッスンがあるので、何を感じられたか伺い、何が問題かお伝えしようと思っています。
趣味でも遊びでも構わないのですが、スイミングに通う人が桶の中(キーボード)で泳ぐ真似をしても泳げるようにはなりませんし、水に浮かぶ(腕を使う)ことが出来ないのにクロールだ平泳ぎだとやっても、どちらも出来ないのと同じことをしてしまっています。
イリーナ先生の動画から話がそれすぎましたが、音の幅を覚える目的で両手で同じ音を離したり近付けたりという練習をしてみようと思います。レッスンでしか出来ないので効果は期待できませんが、やるだけやってみようと思います。