おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

自分のために

2019年05月21日 | 楽譜の話題
もう楽譜は買わない気でいたのですが、この1年で海外の楽譜を随分買ってしまいました。

生徒さん用です・・

興味深い楽譜がたくさんありますが、色々探していたらこのようなものを見つけました。


ロシアやその近隣国の子供の演奏を聴くと9歳10歳でオクターブが続くものを弾いているので、手を広げる訓練も何かしらしているのではと推測しています。

ピレシュも手が小さいのでテーブルを使って指の間を開くストレッチを毎日しているそうです。(現役を引退したので現在もそうかはわかりません)

このテキストの中に指の間をストレッチするエクササイズが載っています。


これは自分のために買いました。
指の間は開いた方が余計な力を極力減らせます。


追記:
昨年テレビ番組で、千葉県にある新体操が強い学校にロシア人のコーチを招いて1週間でしたか指導してもらうという企画をしていました。
ロシア人のコーチが指導したことは基礎を大事にすること。日本の生徒たちにひたすら柔軟体操をやらせました。生徒たちは不満顔。なんでこんなこと。しかしそのコーチは彼女らにこれ以上は無理と思うところまで柔軟性を要求し続けました。ついて来られる生徒は誰もいません。

コーチが1人だけロシアから生徒を連れてきていました。
コーチは彼女の演技を生徒たちに見せました。同年代とは思えない表現力と柔軟性。生徒たちは唖然としていました。それを見て生徒たちはツラい柔軟体操を歯を食いしばりやり始めました。徐々にできないと思っていたものができるようになります。そして演技が変わっていきます。
生徒たちは言いました。「日本ではできるところまでしかやらせない。しかしロシアのコーチはできなくてもやらせる。」

ロシア人のコーチは番組スタッフに言いました。「できるできないではなく、挑戦させること。」

ストレッチでこの話を思い出したもので書きました。
(但し、このテキストは小さな子供用ではありませんのでお使いになりませんように)
コメント
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