「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県うるま市 「 伊波グスク 」

2014-05-30 04:35:41 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



城外から見た虎の口付近







伊波城址碑銘






グスク内にある説明版






グスク内に所どころに残っている石積






自然石を用いた野面積み






朝日が差し込む東側の物見台の跡






東側物見台付近の拝所






グスクの物見台付近より朝の石川火力発電所を望む





伊波グスクは、1322年に北山王となる怕尼芝・羽地(はにし)按司に滅ぼされた
今帰仁城主の子孫(伊波按司)が、この地に逃れて来た後に
力を付け城を築いたものとされる。

華麗なる一族
村人に推されて伊波按司となった今帰仁子から、伊波按司・初代伊覇按司(八男)、
瀬長按司(六男)、玉城按司(四男)、高瀬按司(二男)、
今帰仁子(長男)、大湾按司(三男)、山田按司(五男)が生まれている。
また、初代伊覇按司からは、中城按司(十男)、幸地按司(八男)、勝連按司(六男)、
安慶名大川按司(五男)、二代目伊覇按司(長男)が生まれている。

そして、これらの諸按司の中から、琉球の戦国史に名を残した護佐丸、阿麻和利、
鬼大城なども生まれている。

今帰仁子からの血は脈々と受け継がれ、琉球の歴史を巻き、彩った華麗なる一族である。

城の構造は、一重だけの城壁をめぐらす単郭式で、
石垣のほとんどが自然石をそのまま用いた野面積みで積まれ、
東北面は切り立った自然の断崖を利用し、
南面は自然岩を取り込んで石垣をめぐらしている。


伊波城跡へのアクセス
伊波城は、うるま市(旧石川市)の石川市街の伊波地区にあり、
石川インターを下りて石川バイパスを沖縄方面に進み、
トンネルを出てから、県道6号線を伊波小学校手前を左折し、
150mほど行くと右側に社会福祉センターがある。
その向かいの道を入って200m~300mほど行ったところの右側にと鳥居がある。
わかり難いときは、「ココガーデンリゾートオキナワ」で検索すればいいと思います。
なお駐車は、グスク入り口が少し空いているので、
鳥居のそばの空地に停められると思います。



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