今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

司馬遼太郎『坂の上の雲 四』(その4)

2013-02-03 13:18:12 | 日記


 こんにちは。

 これまで「坂の上の雲 四」の気になることを調べてきましたが、ストーリーそのものがわからないとなんのことやら・・・という気持ちになると思います。

 そこで、「ネットにストーリーがわかるものはないものか」とさがしてみると、とてもいいHPをみつけました。

 『坂の上の雲』全巻を要約しています。 http://homepage2.nifty.com/hashim/sakakumo/sakakumo001.htm 

 これは結構大変な作業だったと思います。

 私は、原作本・この要約HP・wikiなどをみながら、まとめてみました。

 要約HPをコピーさせてもらったところもあります。書き換えたり、省略もしています。

 さて、「坂の上の雲 四」は、「黄塵」(7~99頁)、「遼陽」(100~179頁)、「旅順」(180~229頁)、「沙河」(230~307頁)、「旅順総攻撃」(308~408頁)となっています。


「黄塵」(7~99頁)「黄海海戦」のことが主に書かれている。
 
・1904(明治37)年7月15日、大山、児玉は大連に上陸し、その後乃木第三軍司令と会見
・海軍の要請は二〇三高地の攻略を求め、しかし陸軍は盤竜山と東鶏冠山(ひがしけいかんざん)を攻める作戦をとった。
・こうした陸軍の動きに反応したのか、8月10日旅順艦隊司令長官ウィトゲフトが出港し、ウラジオストクを目指し旅順艦隊が港をでた。閉塞作戦をとっていた日本艦隊と交戦(黄海海戦)→しかし、残存した旅順艦隊はウラジオストクまで至らず旅順港に戻り、日本艦隊は旅順艦隊を潰滅できなかった。(→旅順港の閉塞作戦は続行せざるをえなかった)

ーーーー
(このときのデータ、wikiより)
〔日本〕結果:沈没艦なし
戦艦4
装甲巡洋艦4
防護巡洋艦10
駆逐艦18
水雷艇30 戦艦6
防護巡洋艦4
駆逐艦14

〔ロシア〕結果:喪失艦複数
戦艦6
防護巡洋艦4
駆逐艦14

 ーーーーーーーーーーーーー
「遼陽」(100~179頁):「遼陽会戦」のことがおもに書かれている。

・ロシア軍クロパトキンの兵力は23万人、日本軍は14万人である。
・日本の軍隊編成は次の通り:(第一軍司令官・黒木為禎(くろきためもと:薩摩)、第二軍司令官・奥保鞏(おくやすかた:小倉)、第四軍司令官・野津道貫(のづみちつら:薩摩)。〔第三軍司令官・乃木希典(のぎまれすけ:長州)は旅順担当〕
・遼陽会戦(8月24日~9月3日)が始まるが、首山堡などで苦戦する。
・しかし、右翼の第一軍(黒木軍)が迂回し、川を渡り、敵の背後に回り、ロシア軍を攪乱する。ロシアのクロパトキンは遼陽から撤退を決意した。遼陽会戦は、第一軍の功により日本の勝利となるが、司令官の黒木と参謀の藤井茂太は大本営から「なぜ追撃をしないのか」を責められることになる(余力がもはやなかった)。
・この会戦後、クロパトキンは敗戦ではなく「戦略的後退」であると主張し、両軍が勝利宣言を行う。死傷者は日本側が2万3500人、ロシア側が約2万人であった。
・9月7日大山・児玉は遼陽に入る。

(3)その他の動き
・ユダヤ人金融家ヤコブ・シフが逼迫する日本の戦費に助け船を出す(ロシア領内にいるユダヤ人を間接的に救うため)。
・明石元二郎大佐がロシアに革命を起こさせるべく、スパイ活動を展開する。

 「旅順」(180~229頁)、「沙河」(230~307頁)、「旅順総攻撃」(308~408頁)はまた次回ということにします。

 ーーーーー

 明日から三日間、二月末に行われる巡検の下見に行ってきますので、その間HPの更新はお休みします。

 すみません。

 今日も来てくださってありがとうございました。