フジ系「オトメン」連ドラ初の途中引っ越し
俳優、岡田将生(19)の主演で8月1日スタートするフジテレビ系「オトメン(乙男)」の制作会見が22日、都内で開かれ、ドラマ界初の放送枠引っ越し作戦が発表された。前半8回を土曜午後11時10分枠で放送した後、10月から9回目以降の数回を火曜午後9時枠に移す大胆な試みだ。
会見冒頭に制作側が発表すると、山本未來(34)ら一部出演者はビックリ。連ドラ初主演の岡田は「あまり意識していない。失敗したら失敗したで…」と笑い飛ばし、同局の関谷正征プロデューサーは「実験的な試み。視聴者層のすそ野を広げたい」と説明した。
「オトメン」とは、乙女心をもつ男性のこと。主人公も料理や編み物が好きな設定だが、岡田は「自分には女っぽいところはあまりないので新境地開拓です」と男っぽくキッパリ。ヒロインの夏帆(18)も「おもしろいドラマになる予感がする」と自信をみせた。
2. クラス全員で『めざましテレビ』作ろう! お台場でTV局『職業体験』
フジテレビは、中学、高校の修学旅行生を対象に、十分間の生番組を作ってもらう職業体験プログラム「フジテレビのお仕事!」を九月から始める。同局があるお台場は、修学旅行生の人気スポット。ただ遊びに来るのではなく、テレビがどうやって作られているのかを学んでもらうことが狙いだ。 (宮崎美紀子)
「フジテレビのお仕事!」は、三十人程度のクラス単位で独自の「めざましテレビ」を作る。十分間の短縮版とはいえ、キャスターのトーク、天気、ニュース、事前取材による特集「ココ調」、占いと、内容は盛りだくさん。江東区青海の「フジテレビ湾岸スタジオ」には、本物の放送機材を備えた専用スタジオが新設された。
修学旅行の受け入れは九月からだが、本格実施に先駆けた“試行版”が今月中旬に行われ、文京区の私立京華中学の二年生が番組作りを体験した。
生徒たちは「キャスター」「制作スタジオ」「技術スタジオ」「制作サブ」「技術サブ」の五班に分かれ、「スタジオ」と「サブ」でそれぞれの役割をこなす。スタジオは“テレビに映っている場所”で、キャスターやカメラマン(技術スタジオ班)、「○秒前」などと書かれた紙でキャスターに指示を出すフロアディレクター(制作スタジオ班)らがいる。そのスタジオに指示を出す場所が「サブ」。流す映像を切り替えるスイッチャー、効果音を出す「音響効果」など技術サブ班と、時間通りに番組が進行するよう秒数を読み上げるタイムキーパーら制作サブ班が働く。
インストラクターからレクチャーを受け、まずはリハーサル。スタジオのキャスターも、スイッチに指をかけるサブのスタッフも、緊張の面持ちだ。のんびりして見える「めざまし~」も舞台裏は秒刻みの忙しさ。しゃべり出すのが遅れるなどして十秒、二十秒と時間がズレていき、ドタバタのうちに十分間が過ぎてしまった。だが、中学生の集中力と順応性は大したもので、本番は見違えるようにスムーズに。数秒余ったものの、京華中の「めざまし」は無事放送を終えた。
スイッチャーを務めた岡安宏一朗さんは「パニックになりそうだったが、自分が切り替えた通りに正確に映像が流れた時は達成感があった」。「残り30秒」などと書いたスケッチブックを持参したフロアディレクターの今村颯太(そうた)さんは「忙しい裏方をやってみたかった。サブの指示を聞いてスタジオを動かすのは面白い」と感想を話した。二年A組担任の岡田一顕教諭は「十分間という本番に彼らが集中していたのは良かった。一人一人が役割を持ち、濃い内容になった」と満足そうだった。
◇
「フジテレビのお仕事!」はJTBを通じて販売される。参加費はスタジオ見学込みで一人三千九百五十円。一日最大六クラスの受け入れが可能。生徒は事前に教材とDVDを見て“予習”。役割分担を決め、台本をつくり、本番で使う特集コーナー用のロケを行ってそのDVDを同局に郵送。後日、本番に臨む。
同局の森山俊輔プロジェクトリーダーは「三つの大きなテーマがある。画面に出るのは数人でも百五十人のスタッフが働いていることを知ってもらうこと、番組制作を通じてクラスのチームワークを経験すること。そして、情報をうのみにしないメディアリテラシーを身に付けてもらうことです」と話す。
修学旅行などで学校と接点が多いJTBによると、最近は物見遊山よりも職業体験を求める声が高いという。
もともとお台場は人気スポットだけに、修学旅行生向けの事業にはもってこい。同プログラムを独占的に販売できるJTBのメリットは大きい。初日の九月三日は既に予約が入っているそうだ。
3. フジ系「緊急SP 救命病棟-」視聴率上昇
21日放送のフジテレビ系「緊急SP 救命病棟24時~救命医・小島楓~」(火曜後9・0)の第2話が平均視聴率15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前週第1話の13.1%からアップしたことが22日、わかった。「緊急SP」は4話までで、主演の江口洋介(41)が復帰する「救命病棟24時」第4シリーズは8月11日から。
俳優、岡田将生(19)の主演で8月1日スタートするフジテレビ系「オトメン(乙男)」の制作会見が22日、都内で開かれ、ドラマ界初の放送枠引っ越し作戦が発表された。前半8回を土曜午後11時10分枠で放送した後、10月から9回目以降の数回を火曜午後9時枠に移す大胆な試みだ。
会見冒頭に制作側が発表すると、山本未來(34)ら一部出演者はビックリ。連ドラ初主演の岡田は「あまり意識していない。失敗したら失敗したで…」と笑い飛ばし、同局の関谷正征プロデューサーは「実験的な試み。視聴者層のすそ野を広げたい」と説明した。
「オトメン」とは、乙女心をもつ男性のこと。主人公も料理や編み物が好きな設定だが、岡田は「自分には女っぽいところはあまりないので新境地開拓です」と男っぽくキッパリ。ヒロインの夏帆(18)も「おもしろいドラマになる予感がする」と自信をみせた。
2. クラス全員で『めざましテレビ』作ろう! お台場でTV局『職業体験』
フジテレビは、中学、高校の修学旅行生を対象に、十分間の生番組を作ってもらう職業体験プログラム「フジテレビのお仕事!」を九月から始める。同局があるお台場は、修学旅行生の人気スポット。ただ遊びに来るのではなく、テレビがどうやって作られているのかを学んでもらうことが狙いだ。 (宮崎美紀子)
「フジテレビのお仕事!」は、三十人程度のクラス単位で独自の「めざましテレビ」を作る。十分間の短縮版とはいえ、キャスターのトーク、天気、ニュース、事前取材による特集「ココ調」、占いと、内容は盛りだくさん。江東区青海の「フジテレビ湾岸スタジオ」には、本物の放送機材を備えた専用スタジオが新設された。
修学旅行の受け入れは九月からだが、本格実施に先駆けた“試行版”が今月中旬に行われ、文京区の私立京華中学の二年生が番組作りを体験した。
生徒たちは「キャスター」「制作スタジオ」「技術スタジオ」「制作サブ」「技術サブ」の五班に分かれ、「スタジオ」と「サブ」でそれぞれの役割をこなす。スタジオは“テレビに映っている場所”で、キャスターやカメラマン(技術スタジオ班)、「○秒前」などと書かれた紙でキャスターに指示を出すフロアディレクター(制作スタジオ班)らがいる。そのスタジオに指示を出す場所が「サブ」。流す映像を切り替えるスイッチャー、効果音を出す「音響効果」など技術サブ班と、時間通りに番組が進行するよう秒数を読み上げるタイムキーパーら制作サブ班が働く。
インストラクターからレクチャーを受け、まずはリハーサル。スタジオのキャスターも、スイッチに指をかけるサブのスタッフも、緊張の面持ちだ。のんびりして見える「めざまし~」も舞台裏は秒刻みの忙しさ。しゃべり出すのが遅れるなどして十秒、二十秒と時間がズレていき、ドタバタのうちに十分間が過ぎてしまった。だが、中学生の集中力と順応性は大したもので、本番は見違えるようにスムーズに。数秒余ったものの、京華中の「めざまし」は無事放送を終えた。
スイッチャーを務めた岡安宏一朗さんは「パニックになりそうだったが、自分が切り替えた通りに正確に映像が流れた時は達成感があった」。「残り30秒」などと書いたスケッチブックを持参したフロアディレクターの今村颯太(そうた)さんは「忙しい裏方をやってみたかった。サブの指示を聞いてスタジオを動かすのは面白い」と感想を話した。二年A組担任の岡田一顕教諭は「十分間という本番に彼らが集中していたのは良かった。一人一人が役割を持ち、濃い内容になった」と満足そうだった。
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「フジテレビのお仕事!」はJTBを通じて販売される。参加費はスタジオ見学込みで一人三千九百五十円。一日最大六クラスの受け入れが可能。生徒は事前に教材とDVDを見て“予習”。役割分担を決め、台本をつくり、本番で使う特集コーナー用のロケを行ってそのDVDを同局に郵送。後日、本番に臨む。
同局の森山俊輔プロジェクトリーダーは「三つの大きなテーマがある。画面に出るのは数人でも百五十人のスタッフが働いていることを知ってもらうこと、番組制作を通じてクラスのチームワークを経験すること。そして、情報をうのみにしないメディアリテラシーを身に付けてもらうことです」と話す。
修学旅行などで学校と接点が多いJTBによると、最近は物見遊山よりも職業体験を求める声が高いという。
もともとお台場は人気スポットだけに、修学旅行生向けの事業にはもってこい。同プログラムを独占的に販売できるJTBのメリットは大きい。初日の九月三日は既に予約が入っているそうだ。
3. フジ系「緊急SP 救命病棟-」視聴率上昇
21日放送のフジテレビ系「緊急SP 救命病棟24時~救命医・小島楓~」(火曜後9・0)の第2話が平均視聴率15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前週第1話の13.1%からアップしたことが22日、わかった。「緊急SP」は4話までで、主演の江口洋介(41)が復帰する「救命病棟24時」第4シリーズは8月11日から。