10月新橋演舞場~連獅子・人情噺文七元結

2007-10-09 13:59:12 | 演劇
続いて見た2演目。
連獅子は赤や白の長い毛を振り回す・・・と言えば、歌舞伎を見たことがない人にも思い当たることでしょう。
親子3人での共演。
こちらは踊りで台詞がないので、声がボロボロでも大丈夫(爆)
しかし、どうしても獅子がお茶目に見えてしまう。
蝶とたわむれるところがあるのですが、そこがね・・・
猫飼いなら思うはず。
「猫でも蝶くらいなら捕まえて食うよー」と(笑)
3人そろってからは、ここはやはり親の白獅子の勘三郎に一日の長がありますね。
勘太郎も奮闘し、3人そろっていて頑張っていました。
ずれたり間違ったりはしていないのですが、七之助はちょっとね。
芯がぶれている感じがしました。
見た目は何事もなく、お客さんも盛り上がって拍手してましたが、気が弱ってる雰囲気でした。

人情噺文七元結はコメディタッチの作品なので、勘三郎のオハコといったところでしょうか。
今回は山田洋次が演出、というかちょっと手伝っています。
設定も娘のお久は先妻の子で今の母親とは血が繋がっていないことになっています。
それでも献身的に両親のためにつくす娘、というところで哀れさをさそうようですが、これはどうかなぁ。
実の子でもそうでなくても親子には変わりがないし、あまり差はないと思ってしまった。
一昔前の感じかな?今の時代には合わないかなーなんて。
お久は少女らしさが必要とされる役なので、今回の芝のぶちゃんは合っていました。
昔大阪の中座でやったときは松たかこがお久でしたよ。
白塗りじゃなくても少女に見えないといけませんから、あまりごつい人だとだめですもんね(笑)
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10月新橋演舞場~俊寛

2007-10-04 14:16:02 | 演劇
10月の新橋演舞場は中村勘三郎奮闘公演です。
当日の朝になるまで、今日が昼の部観劇の日だということを忘れていましたよ。
これも意味があるんだろうな。

まず最初は俊寛です。

平家討伐の陰謀が発覚し、俊寛(勘三郎)と平判官康頼(亀蔵)、丹波少将成経(勘太郎)は薩摩の国の小島鬼界ヶ島に流されます。
その島で成経は海女の千鳥(七之助)と恋仲になり夫婦になろうとします。
俊寛は喜び、娘ができたようだと歓迎します。
そこへ流人赦免の船がやってきました。
上使瀬尾太郎兼康(彌十郎)は、康頼・成経二人だけの赦免状を持ってきたので
俊寛は悲しみにくれます。
そこへ現れた丹左衛門尉(扇雀)が重盛の仁心によって俊寛を本土まで戻すという赦免状を出します。
成経が千鳥を連れて船に乗ろうとすると、瀬尾は千鳥の乗船を拒みます。
さらに俊寛の妻・東屋が平清盛によって惨殺されたことも瀬尾より聞かされ。
自害しようとする千鳥を止め、瀬尾を殺した俊寛は千鳥を代わりに船に乗せ、一人流人として島に残ることに。
島に残る決意をした俊寛ですが、思い切れずに船を追っていつまでも見送るラストが名場面の舞台となっています。

俊寛は松本幸四郎でも見ているし、3回目くらい?
勘太郎&七之助の組み合わせは多すぎますねぇ。
というか一門だから仕方ないか(笑)
で、大問題ですが~!
七之助の声がボロボロ。
風邪か何か知りませんが、かすれて最悪で。
お客も七之助の第一声でざわつきましたから。
自己管理はしっかりしてほしいものです
怪我も健康だとしにくくなるそうです。
歌舞伎役者も一般人と同じで、陽性に傾きすぎてる人が多いって感じがします。
(陰陽、これについてはまた書きたいと思います)
勘三郎俊寛は奮闘していますが、こちらも陽性なギラリとした感じが覗きました。
幸四郎さんのときはよれよれとした印象で瀬尾を討ち果たす時だけ、力を振り絞って、という印象でした。
どちらがいいかは好みによるのかな?
私は島に流されてよれよれのじーさんというイメージがあるのですけど。
勘三郎さんも後の最後、一瞬はふっとギラギラ感が消えて、そこはさすがだなと思いました。
コメント (6)
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暑さ寒さも猫の基準~

2007-10-04 12:53:10 | 
今年は猛暑のようで、部屋を閉め切っていると43℃になった日もありました
猫はエアコンが嫌いな仔が多いですね。
うちは扇風機も嫌いです。
不自然な風だからでしょうね。
そんな日は画像のように行き倒れになってました。
しろ&ちゃあは2階のトイレの前もこうやってふさいでいるので、「コンビニ前のヤンキー」と呼ばれてます(笑)
しかし気温が下がり、26度くらいになるともう布団でくっついて丸くなったり、
人間の膝の上にやってくるやつも。
猫が快適に思う気温の範囲って狭いのでは~。
コメント (6)
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