病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-サンマーク出版このアイテムの詳細を見る |
ベストセラーになっているそうですが、読んでみました。この本を読むと、今まで常識だと思っていたことの多くが間違っていたということがわかります。
著者は世界で初めて、大腸内視鏡手術を成功した医師で、日米で30万例の検査と9万例以上のポリープ手術を行っている方だそうです。
内視鏡で観察すると、食生活によって胃腸の相に特徴が見られるそうです。
その結果を見て食事を改善し、ガンの再発防止をされているそうです。
これを読むと、今まで常識だと思っていたことの多くが間違っていたことに気づきます。
・腸のためにヨーグルトを食べている
・カルシウム不足にならないように牛乳を飲んでいる
・太りすぎないよう、炭水化物は控えている
・高たんぱく・低カロリーの食事を心がけている
こういう食事をしている人の胃腸の状態はよくないそうです。
実際に腸を見たお医者さんの話なので、説得力があると思いました。
果物や水をたくさん取るというところは、マクロビオティックと反対のことなのでどうかな?
著者は19の時にインフルエンザにかかって以来、病気をしたことがなく、
一度も死亡診断書を書いたことがないそうです。
(見た目も若い!)
手術をした患者にとってガン再発=命にかかわるので、一生懸命生活改善するからだとか。
よくある批判本だらけの本でもないので、読後の不快感もなくすっきり。
ご飯をしっかり食べることなど、基本的なことはマクロビオティックと重なる部分も多く、
新鮮さはなかったのですが、一般の人が読むと目からウロコでいいんじゃないかなぁと思います。
何が基本なのかわかれば、氾濫する健康情報にも惑わされないと思います。
「世界一受けたい授業」でこの先生が出ていました。
しかし、牛乳を多く飲んでいる人の方が骨粗しょう症になっている人が多い、というと、
司会者が「あくまでも飲みすぎないようにですよ」とあたふたとした様子でフォローしていました。
現代のCMの3割は菓子・乳製品メーカーなのだそうです。
マスコミにとって「牛乳はよくない」というと収入にかかわりますから、タブーなんでしょうね。
牛乳については、参考までに
「食生活のおしゃべり箱」がわかりやすいかなと思います。