大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

スキー実習にて・・・(栂池高原スキー場)

2006-02-26 | 大学
長野県栂池高原に行ってきました。スキー実習です!!5日間という日数も多く、ガッツリ滑れる実習でした。昨年の実習は、毎日吹雪で大変苦労したようですが今年の参加者には晴れオトコ、晴れオンナが多かったのかな・・・粉雪、霧の出た日もありましたが概ね良好!!!担当クラスは、スキー場に来たのも、スキー板、ブーツを履くのもまったくの初心者。。。

雪質も実習前にだいぶ雪が降ったようでなかなかなものでした。今年このエリアは、かなりドカ雪が降ることもしばしばと宿舎のオーナーが言っていました。それにしても最近は、天気予報で見る週間予報なんかは当てにならないとボソリ・・・気候の変化を敏感に感じているようです。

そういえば、2003年に国際オリンピック委員会(IOC)がトリノで開いた会合である研究者が、「早ければ2030年にも世界のスキー場多数の積雪量が激減して産業としてのスキー場経営が困難になる恐れがあり、多くのスキー場で滑走が出来なくなる懸念がある」との報告がありました。場所によっては人工雪利用でスキーが可能になるものの、コスト割高で スキー場経営は非常に困難に。。。

ウインタースポーツが重要な観光産業として力を入れている地域では、スキー場消滅など温暖化による経済損失は計り知れませんね・・・

トリノ冬季五輪ももう終盤に近づいていますが、トリノでは深刻な雪不足が発生しているそうです。記録的な雪不足に悩まされていて、特にアルペンスキー会場コースの95%が人工雪で覆われる珍しい大会になりそうだということを耳にしました。1月上旬には、国際スキー連盟から「現時点ではスピード 系の種目は実施できない」との指摘も受けていたようで、山の地肌がむき出しのゲレンデで、人工降雪機をフル回転で動き続けてようやく2月に入って練習コースがオープンしたんだそう。

こんなふうに、多くの地域でも温暖化の影響で雪不足も年々深刻化、慢性化しているようです。その結果多くの地域で、雪や氷を使うスキーやスケートなどのウインタースポーツのシーズンが短くなったり、ウインタースポーツの南限では冬でも雪や氷が全く見られなくなってしまう恐れが出てきて、スポーツ活動に制限がされるようになってくるのも必至です。

これでは冬季五輪の開催が決まったものの、「開催できません!大会を返上します!!」ってところも今後出てくるかもですね・・・

話しは戻りスキー実習に・・・初心者クラスのみんなは、5日間みっちり滑り込んで「スピードの制限」、「スピードの強弱」、「ターン」はもうお手のもの!!だいぶ急な斜面も丁寧に滑り降りることができるようになりました!!!

これを機会にウインタースポーツに興味を持ってもらえると嬉しいです。
ぜひみんなには、講習でお話しした「スポーツと地球環境」について友達に言い伝えてくれることを願います。さぁ、まずはできることから行動を!!!!

お疲れさま~~~~~