大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

11/26 (FRI) 「サッカーボール工場を視察 ~カッティング~」 その2

2004-12-08 | GSA (スポーツと環境)
この写真は、ボールの一片を切り取っているところです。型を合わせ機械でプレスするのですが、その動作が速いこと速いこと・・・

職人技です!切り取ったところを見るとキチンと揃っているのが分かると思います!!

11/26 (FRI) 「サッカーボール工場を視察」 その1

2004-12-08 | GSA (スポーツと環境)
午後から、シアルコット“Vision社”へ移動。サッカーボール工場視察に同行しました。近年Vision社は工場を建て直し、労働衛生・安全基準を設け、さらに厳格な児童就労ゼロ方針を取っているそうです。工場内には、企業ポリシーや児童就労に関する、デザインが良く目に留まるポスターを発見することができます。

今回訪れたVision社の工場は、ボール生産の全ての工程を網羅していることから、工場内は大変広々しており、清潔で、明るく、換気の良い環境から、従業員が安心して気持ち良く作業を行うことのできる様子が伺うことができました。

某有名メーカーのものも作られていました。ハンドメイドでサッカーボールが作られる工程は必見です。

11/26 (FRI) 「Day2 シアルコットへ」 その2

2004-12-08 | GSA (スポーツと環境)
ここパキスタンでは、世界で使用されるサッカーボールのなんと70~80%を生産しているんだそうです。(世界第1位)この日、シアルコットのスポーツ用品産業において環境問題が十分に取り上げられるべきであるとの宣言(ラホール・シアルコット宣言)が採択されG-ForSE 2004代表団とシアルコット商工会議所(SCCI)の間で調印されました。

その宣言の中には・・・

•スポーツ用品メーカーで実施されている環境保護への取り組みが、すでに注目に値する結果を出しつつあることをより一層認識すること

•サッカーボール産業における児童就労を廃絶したラホール/シアルコットを含む世界各地で実現されている社会発展により一層触発されること

というように、企業の取り組みについて意識を高め、児童就労の問題についても果敢に取り組んでいくよう示されています。

シアルコットのスポーツ産業界は、コフィ・アナン国連事務総長が提唱した国連グローバルコンパクトに沿った労働・環境基準の改善に向けすでに動き始めているようです。


11/25 (THU) 夜 濃霧 「アラビアンナイト ~本日のディナー~」

2004-12-08 | GSA (スポーツと環境)
本日の夕食は、昨日同様、警察車両の先導をうけ20分ほど行ったラホールの郊外へ。混雑し、さらに狭い道路をクラクション鳴らしながら突っ走る。

到着した場所はなんとも素敵なところ!何でも400年前の建物だとか。レストランというわけではなく、要人が集まる時などに開放される特別な場所だそうだ。アラビア調の建物、サービスする人たちも演出でそのようなカッコウをしている。

そのロケーションにしばし浸る・・・


11/25 (THU) 「G-ForSE2004 in Lahore 開催!」 その2

2004-12-08 | GSA (スポーツと環境)
基調講演の後、休憩をはさみ3つのパネルディスカッションが行われました。テーマは以下の3つ。

①『企業の環境責任』
②『スポーツと環境-そのコンセプト ~現実と行動~』
③『学校・産業界・スポーツ団体・アスリート間におけるより良い環境作りの為のパートナーシップ』

質疑応答では、各セッションともにフロアーからの活発な意見や質問が出され、パネラーとの意見交換も積極的に行なわれました。

中でも興味深かったものは、セッション②で登壇した、2006年ドイツW杯の大会組織委員の一人であるハルトムート・シュタール氏のお話。環境に大きな影響を及ぼす可能性を否定できない巨大なスポーツイベントを開催するにあたり、オリンピック大会では既に環境問題への取り組みが行なわれてきましたが、サッカー界でもついに、ドイツ大会組織委員会によって、環境問題に配慮した大会運営にするコンセプト「グリーンゴールプロジェクト」が掲げられ取り組みを行なっています。その大会誘致から現在に至るまでの取り組みを具体的に述べられました。

また、同セッションのパネリストGreen Foot Ball Franceのディレクターであるアレクシス・ギャリース氏による、彼の所属するサッカークラブでの青少年を対象とした環境プロジェクトについて、

セッション③の、2012年マドリッド五輪招致委員会環境ディレクター、アントニオ・ルシオ氏による、五輪誘致を目指し、各セクターとパートナーシップを結び、特に環境面をアピールしている様子、

UNEP・GSAとパートナーシップを結んでいるケニア ナイロビのSadili Ovalスポーツクラブ代表のエリザベス・オデラ氏による“Nature & Dream Camps”での子ども達への教育の効果、報告

・・・などなど大変勉強になったフォーラムでした。

詳細は是非、 G-ForSEのサイトをご覧になってくださいね!!(近日更新予定)