リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

リフォーム前に必読の書

2006-08-24 00:26:02 | Weblog
オオタケさん、いつも素敵なコメントありがとうございます。
大好きな町、私も見てみたいです。

ところで、
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
(ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳))
読まれましたか?

この本をもし読まれていなかったら、是非読んでください。
これからの時代を生きていく人にとって必読の書だと思います。

実は、私はリフォームする前にぜひこの本を読んでおくといいと思いました。

それは、一言で言うと主体的にリフォームするには、この本の著者が言っているようにこれからの時代、デザイン感覚が欠かせないからです。

リフォームはデザインそのものと言って過言ではありません。

床材、壁の色、システムキッチンの色、家全体の基調色、システムバスの浴槽の色、壁の色、床の色、照明のデザイン・・・
数え上げればきりがありませんが、すべてがデザイン感覚を要求されます。

しかも、そのできばえによって味わえる感覚がまったく違ってきます。

分かりやすく車でたとえれば、小型車に乗るのとその上のクラスに乗るのと感覚がまったく別物であるのと似ています。

と言っても私が実際の乗ったのは、ベンツとBMWとウィンダムくらいですが・・・
しかし、乗ったときの感覚は小型車とはまったく違います。
乗っているだけで満足できる感覚です。
ちなみに我が家は国産の小型車です。(これでもけっこう満足していましたが・・・)

たとえが良くないかもしれませんが、それくらいリフォーム前と後で違いがあると言うことです。

しかも、車より楽しいのは、車種を選ぶのではなくシステムキッチンやシステムバスの種類、色、配置などすべて自分好みにできることです。
そして、結果に自分のデザイン感覚が反映されることです。
だから、満足度の大きさがまったく違います。

話は、これで終わりません。

実は、この本で著者が言っていることは、リフォームだけではなくあらゆることに通じていると思います。

オオタケさんの家から見える富士山を描いた葛飾北斎をはじめ当時の浮世絵は、フランスの印象派にものすごく大きな影響を与えました。
しかも、フランスにその絵がどんな形で入ったか知っていますか?
陶器が割れないようにするための「包み紙」だったのです。
単なる包み紙にそんな素晴らしい絵が描いてあったのですから、どんなにか印象派の画家がびっくりしたか顔が見てみたいくらいです。

しかし、それよりびっくりするのは(いや当たり前かもしれません)、当時の江戸時代の庶民がそうした浮世絵をふつうに受け容れていたことです。
よ~く見ると、葛飾北斎が描いた浮世絵は、私たちが感じる実感にものすごく近いとことがよく分かります。
だから、ごく自然に受け容れられたのだと思います。

何が言いたいか、おわかりだと思います。
私たちは、私たちの実感を信じていいということです。
そして、デザインする力を十分もっているということです。

オオタケさん、仕事や趣味、旅行色々なところでデザインしていってください。
はまること間違いなしです。