リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

自作お弁当は超一流グルメ   その上5K(家計、健康、環境、家族、計画性)にいい

2008-07-12 23:37:58 | Weblog
昼食は、ほぼ外食だった。

ところが最近入った店の小鉢のたくあんは、この暑さで変なにおい。
しかも、魚メニューだが、チンしてビニール袋から皿に盛られる舞台裏まで丸見え。
多少は店舗での調理もあるのだろうが、なんだか味気ない。

食後、ショッピングセンターを「散策」していると「水筒」の山。
そうなんだ、みんなこの物価高で少しでも倹約しようと水筒持参に切り替えているのだ



それまでもずっと「水筒」持参であった。
水筒持参に切り替えたのは、もちろんこの物価高。

去年まで、120円で「お茶」のペットボトルを毎日購入していたが、財布はあっという間に軽くなる。
何とかしなくてはと、激安スーパーのお茶に切り替え。
それでも68円。

徹底的な支出カットしかない。

とうとう、「水筒」持参。
お茶はもちろん自宅で用意。
当然ながら、お湯は必要分(水筒分+アルファ)をIHクッキングヒーターでわかす。
余分は一切カットしてきた。

だが、昼食は外食。
外食すると700円から800円はかかる。
食後にどうしてもコーヒーが飲みたくなるからだ。

月20日として1万6千円は飛ぶ。
あっという間に財布が空になる。



そんな時、たまたま見てしまったのが、魚をチンして袋から出す光景。
そして、ショッピングセンターの「水筒」の山。



どんどん軽くなる財布の中身はほとんど食費で消えていく
明日から自分でつくろう

決めれば、特に考えることはない。
おかずは残り物でいいからだ。

そうしてできたのが、写真の「自作」お弁当。
初めての「おつかい」ならぬ「初めての自作弁当」だ。



前日、冷蔵庫を見渡して弁当のおかずの目星をつけると、親戚からのいただきもののハムしかなかった。
よしこれにしようと決めて作ったのが写真のお弁当。

メインディッシュはハム。
スーパーで売っている薄切りでなく「厚切り」にする。

昔、チャップリン?の映画に出てきた厚切りサンドイッチのまねだ。
厚さが5~6cmはあろうかという分厚いサンドイッチ。
しかも、そこに超厚切りのハムが挟んであった。
実際食べたらどんなにかおいしいだろうかと思ったものだ。

その夢の実現だ。
パンではなくて、ご飯だが。

周りのミニトマトは、それこそ前日の夕食の残り。
ハムの下は野沢菜ちりめん。
和洋折衷だ。

ちなみに弁当箱は、子供たちが幼稚園で使っていたもの。
ご飯の量は、茶碗1杯くらいか少し多いくらい。



初めての「自作お弁当」は、超おいしかった。
「厚切り」のハムとご飯は実によく合う。
野沢菜ちりめんもおいしい。

なんだ、こんなに簡単にお弁当をつくることができるのかと拍子抜けするほどだ。

もちろん最後は「水筒」のお茶でしめる。

以後、毎日自作弁当が昼食だ。
こんな手軽に、早くでき、おいしいものは「自作」以外ない。
しかも5Kにいい。



第1(K)AKEI 家計にいい

外食すれば700円から800円、それが家にあるものですむ。
ハムはもらい物だから0円。
100円もかかっていないだろう。

不思議なことに、毎食ごとに飲んでいた缶コーヒーやカップコーヒーは全く飲まなくなった。
たぶん満足感がまったく違うからだと思う。

それに、外食屋さんでは、回転が速くなくてはならないから、和食とコーヒーは同じところでまず出さない。
そんな長時間いられては困るからだ。

おかげで、時間つぶしのように飲んでいたコーヒーがいらなくなった。
財布の中身がほとんど減らないのには、びっくりした。

残った財布の中身を自分のほんとうに好きなことに遣えた。

第2(K)ENKOU 健康にいい

自作お弁当は超一流グルメだ。
たぶん、どんなレストランもかなわないだろう。
弁当に入っているものは、すべて自分がチョイス(選択)したものだ。

どんな超一流レストランだって、メニューは選択できるがおかず(総菜)や具材をすべてチョイスできるレストランなんてない。
釣った魚を調理してくれる民宿はあるけれど。

お弁当の中に入っているものは、全部好きなものだ。
こんな夢のような世界はほかにない。

好きなものは、ストレスがない。
だから体にいい。

適量を自分で調節できるから、絶対残ることがない。
食べ過ぎないから腹八分目。
外食屋さんで、どんぶりの半分もご飯が残されたままを見ることもないし、嫌いなおかずが残されていることを見ることもない。
さらに、食後のコーヒーも飲まないからカロリーカット。
(ほとんど砂糖をいれてしまう。物足りないからだろう)

おまけに、妻に感謝、感謝。
先日は、カボチャの煮付けの残りを弁当の総菜にしたら、おいしかったこと。
いつも感謝しているけれど、改めて「ありがたい」と思った。
もちろん、妻には
「かぼちゃ、とてもおいしかったよ」
の一言は忘れない。
忙しい妻が、わざわざ翌日の総菜まで考えてくれ準備までしてくれた。

第3(K)ANKYOU 環境にいい

時々、どうしても自分の食べたいものがなくて、コンビニ弁当にすることがあった。
だが、コンビニ弁当のパターンは決まっている。

揚げ物、肉か魚、ほんの少しの野菜。
だいたい完食するが、中にはどうしても手をつけたくないものもある。
その上、必ずあのプラスチックのゴミが出る。
捨てるのにも困る。
マックだって同じ。
食器は使い捨て。

だが、自作弁当ならゴミは持ち帰り。
好きなものだけだから、いつも完食。
残り物なし。

第4(K)AZOKU 家族に喜ばれる

私は野菜がきらいだった。
特にサラダはだめだ。

だが、漬け物やぬか漬け、浅漬けならいける。

弁当は、みかけも大事。
色どりを考えると自然にバランスよくなる。

いつも思うのは、緑が少ないことだ。

先日、翌日の弁当に入れてもっていこうと思って、前の晩にキュウリの浅漬けを作って冷蔵庫に入れておいた。
翌日、すっかり忘れて持って行くのを忘れた。
(それくらい適当につくっている(笑))

夕食の時に気づいた妻が、
「これ、おいしい」
といたく気に入ってくれた。

これこそ、瓢箪から駒。
料理はおもしろい!

第5(K)EIKAKU 計画的になる

前日の夜には、翌日の弁当の総菜を考える。
何があるかわからなければ決まらないから、冷蔵庫をのぞく。

これとこれがあるな。
よし、それなら明日はこれだと算段できる。
ちなみに、月曜日の総菜は材料不足のため、明日買い物しなければならない。

妻の力はすごい。
これを毎日やっているのだから。
妻が財務省に入れば、財政赤字は一挙になくなるのではないか(笑)



余談2つ。

(1)自由時間が増えて、積極的に休むようになった

弁当を持って行くようになってメニューを決める時間、待つ時間、移動する時間が20分減った。
この時間は最初は、何かに有効に使おうと思っていた。
だが、実際やってみたらそんなけちなことはやめた。
休むことに決めた。

カレンダーだって日曜日から始まっている。
休息が最初だ。

今日の朝日の夕刊、9面にも書いてある。
タイトルは、「フィンランドの学校で」
著者の藤井ニエメラみどり氏が、金曜日に息子に聞く。

「宿題は?」
「ないよ」
「何で、金曜日だから、ないんだよ」

著者の感覚(日本人)では、休みだからこそ、ドリルを多めにと考えるらしい。
息子は、
「お休みはね、「休む」ためにあるものなの。わかる?」

著者は、こんな単純なことを理解するのに、かなりの時間を要したといっている。
私は、自作弁当を作り始めてから体感した。

休むから元気が出る。
栄養補給もして。

フィンランドは、国際的な学力テストで第1位とのこと。
理由の一つによく休むことがあるのだろう。

頭も使いすぎれば、故障する。
何も考えられなくなる。
フィンランドでは、子どもさえ知っている。

(2)野菜が好きになった

最近、私は野菜が好きになった。
昼食など食事の時間が実質増えたからだ。

人間恐ろしい。
時間がないと、カロリーメイトなど「流動食」ですませるようになる。
空腹には耐えられないからだ。

結果、食べるのに時間のかかる野菜は嫌悪するようになる。
いちいち「噛んでいられない」からだ。

「何でこんな物出すんだ」
と、正直思った。

それが、今は嘘のよう。
野菜、大好きになった。
自分で弁当に入れるようになった。
味わって食べられる時間ができたからだ。
いや、お弁当だから野菜を食べる時間ができたのだ。

結果、よく考えるようになった。
咀嚼することは、脳を刺激する。
いいアイディアも出てくる。



ついでに、もうひとつ余談。

自作お弁当を作るようになって、つくづく正解だったと思ったことがある。
それは、リフォームをキッチン中心にしたことだ。

おかげで、包丁、皿、タッパ、弁当箱、水筒・・・
何がどこにあるかすべて把握できた。
しかもどれもさっと取り出すことができる。

キッチンは健康づくりの中心だということを実感した。