丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

今日は今年初めての田植えでした

2011-05-02 21:26:46 | 日記

今日は妻の実家の田植えです

 

苗の育ちが早いのでいつも最初になります

朝9時半から11時まで

一番左が後で登場する「逢生」(あお)くんの母です

姪の旦那さんたちが手伝ってくれました

 

 

逢生(あお)くんでっす

たんぼの隣は姉の庭

 

前福島県知事 佐藤栄佐久氏の講演記録です。氏は極めて怪しい疑獄事件を仕組まれて失脚しました。

当初原発賛成派だった氏が、あまりにも多い原発の事故隠蔽に疑問をもって反対にまわっていくことが述べられています。゜

氏か語るようにこの事故は、決して゛想定外゜などではなく、起きるべくして起きたといえるようです。

 

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前福島県知事 佐藤栄佐久氏 外国特派員協会記者会見の冒頭発言全文
2011年4月18日

以前、福島県知事をしておりました、佐藤栄佐久と申します。
福島第一原発は、できてから今年でちょうど、40年になるところでした。
そのうち18年、約半分の期間、私は知事として、原発が次々巻き起こした問題に取り組みました。

わたくしは、今度の事件は、起こるべくして起きたものである、決して「想定外」ではなかったと、そう思っております。

なぜ、防げなかったのかについて、本日は述べようと思います。この先、日本は原子力発電についてどんな政策をもつべきか、それについてもお話します。

簡潔に述べまして、なるべく多くの質問を頂戴します。

それから、今日は原発のことしか話しません。もっと色々、私には話すことがあるのですが、それには、ざっと3時間半かかります。興味がある方は、ここにわたしの本を持ってきていますから、ぜひ買って帰ってお読みください。

本題に入ります。なぜ、今度の事故は防げたと思うのか。理由の1つは、去年、2010年の6月に起きたある事故です。実は、今度とそっくりの事故が福島第一で起きました。

6月17日のことです。注・下記新聞記事参照
福島第一原発の2号機で、なぜか電源が止まり、原子炉へ水を入れるポンプが止まりました。冷却水が入らなくなって、原子炉の中の水が蒸発し始めました。今度と同じです。放置すると燃料棒が熱で崩れ、最悪の事態につながる恐れが生じたのです。

東京電力の説明によると、このときは非常用ディーゼル発電機が動いたそうです。それで、ポンプを手動でスタートさせ、水を戻すことができたということです。

しかし、電源を失うと何が起きるのか、東電はこのとき、意図しないかたちで予行演習をしたようなものです。これでもし、非常用ディーゼル発電機までやられたらどうなるかということは、当然心配しておかなくてはいけない事故でした。

電源について、もっと安全を図っておくことは、この事件ひとつを教訓としただけでも、可能でした。それが、理由の第一です。

理由の2は、日本の原発政策は、地震をずっと軽視してきたということです。

詳しくは触れませんが、神戸大学名誉教授の石橋克彦さんなどが、地震研究の進歩を踏まえ、原発の耐震基準が甘すぎると、たびたび警告しておりました。

今度の地震で、原子炉は自動停止し、当初は建屋もびくともしなかったから、むしろ耐久力が実証されたという人がいます。しかし、石橋教授が口を酸っぱくして言っていたのは、大きな地震が起きると、同時に色々な損害が起き、それが重なり合うと手に負えなくなる、ということでした。

現に、今回も全電源喪失という事態となり、水素爆発が起きてからは、作業にも支障をきたすということになったのですから、地震に耐えたことなど、慰めにならないわけです。

石橋教授は、今から5年前、国が原発の耐震基準を見直そうとしたとき、専門委員としてその作業に関わっていました。しかし、耐震基準を厳しくするといっても、いまある原発がひっかからない程度にするだけだということがわかったとき、抗議の意味を込めて、委員を辞めています。

地震の怖さ、とくに大きな地震がいろんな損害を生むリスクを軽く見ていたこと。そして、電源がなくなったときの恐怖は、去年の6月、事故を起こしてよくわかっていたこと。

と、これだけみても、福島第一の事故は防げたのだと、こう言えると思います。非常用電源を、津波でも大丈夫な場所に移し替えておきさえすれば、あんな事故にはならなかったわけです。

さて、それではどうして、国や、電力会社は、原発のリスクに十分備えようとしてこなかったのか。

それは、「安全でないかもしれない」という発想に立った政策には、まるでなっていないからです。

あれだけ危険なものと共存していきたいなら、リスクに最大限備えようとするのが当たり前です。しかし、リスクがあるとにおわせることすら、タブー視する傾向がありました。

つまり、日本の原子力政策は、次のようなロジックで成り立っているのです。

原子力発電は、絶対に必要である。
だから、原子力発電は、絶対に安全だということにしないといけない。

よく、東電という会社には、隠蔽体質があると、みなさん言われます。
それじゃあ東電の経営者を全部入れ替えたら、直るのかということです。

それから、保安院が経産省に入っているのはいけないから、これを出せ、という意見も聞きます。それをやるだけで直るのか、ということです。

わたしに言わせると、そんなことでは直りません。

福島第一原発、そして第二原発では故障やひび割れがたくさん見つかっていました。ところが、その点検記録を書き換えて、なかったことにしていたのです。
それがわかったのが、2002年8月でした。
このとき東電では、当時の社長と会長、担当副社長、それから元社長の相談役2人、合計5人がいっぺんに辞職しています。

辞めた相談役の1人は、経団連の会長まで務めた財界の超大物でした。
経営者を入れ替えろ、というのでしたら、一度それにちかいことを東電はしております。それでも、今度のことが起きたのです。

日本経済に必要な電力を供給するには、絶対に原発が必要である。
燃やしてできるプルトニウムは、貯めすぎると外国から疑われるから、再利用しないといけない。
つまり、必要だから必要なんだという理屈が、延々と続いていくのです。
危ないから注意しろ、というと、私のように、国家にとっての危険人物と見なされてしまうわけです。

これは、怖い理屈です。
国会議員だろうが、だれであろうが、この理屈には立ち向かえません。

そしてこれだけ有無を言わさないロジックが出来上がると、リスクをまともに計量しようとする姿勢すら、踏みつぶされてしまうのです。

しかも、事実を隠したり、見て見ぬふりをすることが、まるで正義であるかのような、そんな倒錯した価値観までできるのです。すべては、原発推進というお国のためなのですから。

こんな状態ですと、どれだけデータを見せられて安全だといわれても、安心できません。
なぜなら、安心とは、サイエンスではないからです。
安心とは、信頼です。違いますか?
原発を動かしている人を、国民が信頼できないと、安心はないからです。

私は、いまある原発を全部止めてしまえという意見では、ありません。
しかし、国民が原発に寄せる信頼がずたずたに壊れてしまった以上、いまのままの形で原発を続けていくことはできないと思います。

そこで最後に、この先の原発政策をどうすべきか、私の意見を申し上げて、終わりにします。

原子力安全委員会という、原発の安全政策の基本を決める組織があります。
権限は、紙に書かれたものを見る限り、充実しています。
しかし、実際には、ろくな審議もせず、有名無実です。
まずは、安全委員会を完全な独立組織とし、委員を国民から選ぶ制度にする必要があります。
その際には、わたしは喜んで手を挙げ、委員になろうと思います。

ドイツやフランスは、原発政策を変えるときなど、何年も何年も、議論を尽くします。
あらゆる過程に、市民の声が入る工夫をしています。

そんな悠長なことをしていると、日本経済がダメになる、と、政府や電力会社は言うでしょう。
これが、きょう私が申し上げた「絶対に必要だ、だから原発は安全だ」という原発絶対主義につながるのです。

いまは、ありとあらゆる方法を尽くして、長い長い手間と暇をかけて、データや紙切れのうえの安全性でなく、信頼に裏打ちされた安心をつくらないといけないときなのです。

日本の民主主義が、試されています。立派な仕組みをつくり、これなら安心だと、世界中の人に思ってもらう必要があります。
そうしないと、ここははっきり申し上げておきますが、外国の人もお金も、日本には入ってこなくなります。原発を生かして、日本経済をつぶすことになります。

それが、津波で命を落とした何千、何万の人たち、家を追われた何十万という人たちの、犠牲に報いる道でしょうか。原発に関わるすべての人たちは、この問いを、しっかり考えてほしいと思います。

以上で私の発言を終わります。

太字は原文ママ

 


アイガモ米の土壌検査をすることになりました

2011-05-02 21:26:46 | 日記

有機農業はどうなるのかと思った時

国の基準を超えないで

生産者が大丈夫だと食べる農産物はOKと思ってましたが

私のアイガモ米を使って製品をつくってる方が

田んぼの土壌を検査したいと言ってきました。

消費者には説明が必要だと

田んぼに鋤きこむために敷いておいたワラを

外に出して放射性物質を除いたり

より安全な地域の畑や田んぼで生産する努力をして

さらに、全部の土壌検査をするそうです

消費者との信頼関係を大切にしています

我が家にももうすぐアイガモがやってきます

 

 


牛乳

2011-05-01 22:45:20 | 日記

ついに来たかという感じです

牧草の1番草は放射性物質が一杯溜ってるのか

カルシウムを摂りましょう

2011-05-01 | 放射能関連情報
 すでに放射能性物質であるヨウ素やセシウムが検出され、「微量」とか「基準値を上回る」とか細かく報道されています。
 それはいいことです。しかしちょっと気になることがあります。それは同じく放射能性物質のストロンチウムのことです。
 原発事故が起き、放射能が漏れるとまずヨウ素が見つかり、次にセシウム、その次はストロンチウムの順番で見つかる場合が多いです。
 こうして考えるともうすぐストロンチウムの順番がやってきそうです。
 ストロンチウムが体内に入ってしまうと、骨に蓄積されます。一度骨にたまると排出するのはとても難しいです。
 現代の科学では骨に蓄積したストロンチウムを分離して体外に排出させることは、不可能だと思っておいたほうがいいです。
(鼻など軟骨部分にたまったストロンチウムは、排出されることもあります。)

 こうならないように、今のうちにカルシウムを摂ってください。カルシウム不足ですかすかになっている骨の隙間にストロンチウムがどんどん入ってきます。
 まだ間に合う今、カルシウムを摂ってください!
 と思ったら、このようなニュースが・・・

5月1日付 朝日新聞
  牧草の禁止地域設定へ 農水省、16都県に調査依頼

牛の放牧や、牧草を牛に与えることを禁止する地域を近く設定する方針を、農林水産省が決めた。放射能で汚染された牧草を食べた牛の原乳や肉から基準以上の放射性物質が検出されることを防ぐための措置。すでに福島県や千葉県の一部では、牧草から放牧禁止の基準を大幅に超える放射性物質が検出されている。

 農水省によると、汚染された牧草を食べた場合、乳牛は放射性ヨウ素がすぐに原乳に混じる。放射性ヨウ素は半減期が短いため肉牛は成長の過程で薄まるが、半減期が30年と長い放射性セシウムは筋肉などに残ることがわかっている。

 このため農水省は4月中旬、牧草1キログラムあたりの基準を、乳牛の場合で放射性ヨウ素は70ベクレル、放射性セシウムは300ベクレルと設定。肉牛は放射性セシウムだけ300ベクレルとした。基準は、牧草の放射性物質が原乳や牛肉に移る割合を調べた国際原子力機関(IAEA)のデータを参照した。牧草を食べる家畜のなかでも、価値が高く広く飼育されている牛を優先して基準をつくった。野菜は洗った状態で検査するが、牧草は洗わずに牛に与えるため、基準が厳しくなった。

 農水省は、大気中のモニタリング検査結果から、汚染が懸念されるとして東北や関東甲信などの16都県に調査を依頼した。検査は5月半ばごろまでに順次終わる見込みだ。このうち福島県は30日に結果を発表。県内7カ所すべてで基準を超え、特に相馬市では放射性セシウムが約30倍だった。28日に発表した千葉県では、県中部の市原市で放射性ヨウ素も放射性セシウムも基準の3倍を超えた。

 牧草の放射能汚染の程度は牧草の形状や成長した時期にも左右されるが、市原市は福島第一原発から200キロ以上離れており、農水省は牧草の禁止地域は広がる恐れがあると見ている。

 肉牛、乳牛ともに、放牧と牛舎内での飼育方法があるが、基準を超えた場合、各都県が農水省の方針に基づき、畜産農家に放牧や牧草を牛に与えることをやめるよう指示する。罰則はない。福島県で原乳から基準を超える放射性物質が出た3月中旬以降、福島、茨城、千葉の各県などは既に放牧を自粛して牛舎内で管理しているが、対象地域に入ると、輸入牧草や原発事故前に収穫して室内などで管理していた牧草を使うことを強いられる。

 牧草は主に3月半ばの水素爆発の際に汚染されたとみられる。農水省は「牧草は5月中旬以降に収穫期を迎える種類がある。いったん刈り取った後に生えた牧草は汚染の程度が低いとみられるので利用できる可能性が高い。しかし、汚染状況によっては牧草の緊急輸入が必要になる可能性がある」と言う。農水省は牧草の購入費などは補償対象になるとみている。

 同省は牧草の制限で原乳や牛肉の安全性を守るとともに、原乳や牛肉のモニタリング調査も継続する。牛肉で放射性セシウムの基準(1キログラムあたり500ベクレル)を超えた結果はこれまで出ていない。福島県の28日の発表では、最も高い数値で葛尾村の牛肉が108ベクレルだった。(大谷聡)


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 ついこの間、チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第116回」で
「ピンスクの牛乳は1リットル100ベクレルを越えている。危ない危ない。」
といったことを書いたばかりで、こういう日本発のニュースを見るとがっくりきます。
 しかし、皆さん「危ないから。」と牛乳を飲むのをやめると、カルシウム不足になり、そのぶんストロンチウムが体内に入りやすくなります。
 このブログでも公開していますが、水分の少ない乳製品には放射能が少ないのですから、風評に惑わされることなく、今のうちに乳製品を摂りましょう!
 安全な小魚を食べましょう! 
「小魚が全部危ない。」
という考え方は間違いです。
「牛乳が全部危ない。」
というのも間違いです。もちろん
「だから牛乳は飲むのをやめておこう。」
とするのはかえって、ストロンチウムが入ってくることになり、放射能対策になりません。

 どうしても気になる、という人はサプリメントのカルシウム剤を飲んでください。
 早めにしかし一気に大量摂取せず、日々の食事にカルシウム分を増やしてください。
 今からストロンチウム対策をすることを強くお勧めします。
 特に骨が伸びる成長期のお子さんにお願いします。
4月28日 17:00 発表(測定時刻 16:00)

測定値 : 0.09 マイクロシーベルト/時間
備考 : 人体に影響はない

追加情報(随時更新:おおむね3日に1回程度)
以下の地域の4月28日時点の測定値(単位:マイクロシーベルト/時間)
名取(十三塚) : 0.11 人体に影響はない
岩沼(長岡) : 0.19 人体に影響はない
亘理(上町) : 0.26 人体に影響はない
山元(坂元駅西1.5kmの6号線沿) : 0.23 人体に影響はない
角田(裏町) : 0.35 人体に影響はない
丸森(丸森役場) : 0.25 人体に影響はない