丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

12月定例会の一般質問は3点、3点目は「学校と地域の役割について教育長の考えを伺います」

2017-12-02 21:45:50 | 日記

3、学校と地域の役割について教育長の考えを伺います。

 

これまでは各地域で住民の方が関わって子どもたちを大切に育ててきました。大人と子供の交流、学び合いの機会が沢山あったから地域の個性的な教育も生まれてきました。子どもは大人と接する機会が多いほど成長するのが早いようです。でも、少子化は様々な変化を生み出しています。中学校や保育所の再編などがそれですが、私の住む丸森地区には、伊具高校、丸森中学校、丸森小学校、タンポポ子供園があります。丸森町の多くの子供たちが集まってきました。子どもたちとどう接するか丸森地区民の責任が大きくなったような気がします。教育長はどうお考えでしょうか。

11月14日に伊具高校生と議員の懇談会に参加しました。ワークショップ方式で、「丸森のここが好き」「好きをもっと広げよう」をテーマに作業をしたのですが高校生の「丸森のここが好き」は自然や食べ物・文化財に加えて、人の良さが入ってました。初めて来たときに道を教えてくれたとか、アルバイトや職場訪問。成功者の話を聞くことも好まれているようです。高校の文化祭では、生徒の人数分の商店のチラシ作製や職場体験の様子が展示されていて、ふるさと教育やキャリア教育の成果がわかりました。

丸森町まち・ひと。しごと創生総合戦略の「心豊かな人材を育む教育の充実」「現状と課題」の中で家庭・学校・地域が密接に連携を取りながら、様々な社会経験やゆとりある家庭生活を通じて豊かな人間形成に努めるとともに、郷土愛をはぐくんでいくことがもとめられている。基本方針では「、次世代を担う子供たちが安心して快適に学ぶことのできる環境の整備、郷土愛を醸成する教育に取組み、心豊かな人材をはぐくみます。」とあります。

家庭と学校と地域が学校運営協議会を通して取り組んでいるのですが、例えば、笑い話のようですが、私はそういうのが好きなのでお話ししますが、学校の学習のスケジュールを住民と共有して、たとえば、今は掛け算九九を習ってるから皆で暗唱してみるとか、英語を習ってるから単語を覚えてみたり、今は県道沿いに丸森小学校の案内看板がないのですが、神明社下の信号のところに「ようこそ丸森小学校へ!駐車場はこちらです」と日本語と外国語で表示するとか、ローマ字や因数分解、微分積分など、全部私のギャップだったものですが、映像や音楽を流して見せるのもギャップを克服するのに効果がありそうです。そうやって触れ合う機会をふやす。また、住民の方は小学校の運動会で今年の一年生はラジオ体操が上手だったと言ってました。朝交通安全週間などで指導していると田町・深山周辺の一年生は10人ぐらいの集団で登校してきますが、みんなで大きな声での挨拶はもちろんですが、今習っている歌などを合唱していきます。姿を見るのが楽しみになります。


12月定例会の一般質問は3点、2点目は「若者のネットワーク作りをしてはどうか」

2017-12-02 21:43:34 | 日記

2、若者のネットワーク作りをしてはどうか

 そんな酪農後継者を見ていて、毎回同じ顔触れで集まっている感じがします。若者のネットワーク作りをしてはどうでしょうか。例えば、農業だけを見ても酪農、肉牛、養豚、養鶏、稲作、園芸、その他がありますがその繋がりはなかなか出来にくいようです。認定農業者の会などで繋がりそうですが、認定農業者のほとんどの会員が60歳以上では望めません。法人化などになれば県の経営指導会議などで繋がりますが少数です。

 町内の様々なイベントや会議に出席している町長が一番わかると思いますが、町全体の若者の集まりは、町役場・企業・農協・商工会・まちづくりセンター・林業・起業者・地域おこし・スポーツの団体やグループがあります。それぞれ活発な活動をしていますが、毎回、同じ顔触れでしている感があります。

それでも、最近、感じるのは、サイクルフェスタを見ていると毎年進化しているなということです。出入りはあるのですがいろんな方が関わってきているのがわかります。自転車の彼等は世界とつながっているのでしょうか、いろんなものが入ってきています。当日、斎理屋敷でサイクルフェスタを応援するために開催されたマルベロ。町内の直売所や農家起業家の皆さん、仙台のマルシェの常連さん。出店の統一感は圧巻でした。でも、それにも増してすごかったのは駐車場係のボランティアの皆さんでした。前日の準備から当日のきめ細かな対応は驚きでした。私は斎理第2駐車場のところにいましたが、延々と歩いてくる人たちは斎理幻夜のようで驚きました。町内外の彼らが、どう繋がってたのかは解りませんが、町内の出店者は地元生産の特徴のあるものをお願いしますといわれたそうです。私はFBで最初に発見しましたが、町内の多くの若者は対面でつながっているようでした。もし、今後、同じようなマルシェなどが開催されるならば、店舗などあれだけの資材や企画・デザインは、ヤングじゃないとできない。若者のネットワークはすごいと思いました。

 


12月定例会の一般質問は3点、1点目は「学校給食に地元の角田丸森産直牛乳を」

2017-12-02 21:35:12 | 日記

1、丸森産牛乳を学校給食に取り入れてはどうでしょうか。

 

 丸森産農産物を町民や町内のお菓子屋さん・食堂・レストランで使ってもらう地産地消の取組や、町外でもたくさんの方に利用して頂いてブランドとして発展させることをこれまでやってきました。タケノコや干し柿・へそ大根はもちろんですが、自然薯・エゴマ・ヤーコン・ゆず・ブロッコリーなどたくさんあります。そこで、丸森産牛乳を学校給食に取り入れて、まず子どもたちにおいしい丸森産牛乳を知ってもらうことから「ふるさと丸森」や「酪農丸森」のブランドを発展させていくのはどうでしょうか。

 角田市から国道を丸森町に向かうと野田地区のカーブのところに「WELCOME丸森」の看板があります。丸森町酪農振興組合のホルスタイン改良部会が作成したものです。以前はかっこいい乳牛が描かれていたのですが、色があせてきたので、若手の酪農家たちに作成を頼んだら、子育てをしている奥さん方が、かわいい女の子と乳牛と男の子が並んで、いらっしゃいませと言っている看板をつくりました。彼・彼女らにはこんなに楽しい酪農家の町なんですね。

 

丸森産牛乳を使ったアイスクリーム。ジェラテリア ラ・フェスタのジェラードアイスクリームが好評です。

 

インバウンドに取り組む彼らが、「まるもりと言えば酪農!牛乳だ!」と、みやぎ生協の「角田・丸森産直牛乳」でアイスを作りました。斎理屋敷のとなりの店で販売していますが、コーヒーなどもあって、日中はもちろんですが夕方もお客さんの姿が見えます。発売日には町内の酪農家の家族も並んでました。生協のメンバーさんも私たちの牛乳で作ったアイスだからと丸森に来た時によっていくなど、思わぬ効果がありました。

この牛乳の生産組合のみなさんは、「健康な牛からおいしい牛乳」を合言葉に乳牛の健康を第一に考え、良質な生乳の生産に励んでいます。また、環境への配慮も大事なことと考え、環境に配慮した自給飼料の生産や堆肥の利用をすすめ、環境にやさしい農業をめざして20年を超えました。

飼料は、飼料用米を加えたエサを与えています。また、飼料用稲(WCS)を与えています。乳牛に与える自給飼料も放射性物質検査を行って、安全性を確認して給与されています。

この牛乳は、我が家でも生協から購入して飲んでいますが、はじめて発売されたときにいろんな種類の牛乳を飲み比べ、これが一番おいしかったから、決めました。

現在の酪農後継者は牛づくりも、農業機械も、飼養方法も、飼料の生産でも、様々な新しい技術にチャレンジしながら経営をしています。幸い町の後継者の中に優秀な指導者がいて、指導機関である獣医や組合と一緒になって素晴らしい経営が実現しています。それが県内外に広がっています。

町長も生産者として取り組んだことがありますが、丸森町の農家は町の制度の認証を取得して野菜を作り直売所で販売します。また、消費者と話し合いをして農薬や化学肥料使用の少ない、安全な野菜や米そして牛乳を生産してきました。それらの安全な農産物はいろんな困難もありましたが、町と生産者の協力で学校給食にも使われています。おいしい丸森産の牛乳を子どもたちに飲んでもらい、将来「丸森の牛乳は美味しいんだよ」と自慢できるようになってほしいと思いますが、如何でしょうか。

そのようなことが実現すれば、社会的話題にもなり、町の酪農の評価も上がりますし,今いる酪農の後継者の自信や励みになります。