丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

丸森町心身障害児者親の会研修会「グループホーム」についてはらから福祉会理事長「武田元」さんの話5最終です。

2018-03-29 13:23:52 | 日記

丸森町心身障害児者親の会研修会「グループホーム」についてはらから福祉会理事長「武田元」さんの話最終です。

 一番は、グループホームの利用者が本当にいるかが問題。

はらからのグループホームは蔵王に5~6人の施設が5。村田1。柴田3。七ヶ浜1。合計10っ個所ありますが、

グループホームの条件は、働く・暮らす・入居者がいる。

丸森・亘理・登米に事業所があってもグループホームがない。

 

終了後に質問の時間がありました。

Q 65歳の、後期高齢者に近い人はどうすればよいのか。

A 介護保険の方に変わる。

Q 集団生活で人間関係がうまくできない

A 慣れていくしかない。役割などが出てくるので、自信がつくこともある。心配ない、やれることしかできない。

A 若いうちから積み上げていく。関係者が手を尽くす。知恵を出す。過保護は悪いことではない。

守られているということ。利点もある。七ヶ浜は、定員15名だが、11名でスタート、今12名。

Q 空きはあるのか。

A 仙南はない。仙南の方が、七ヶ浜は難しい。

Q 家賃はいくらか。

A 七ヶ浜は補助金1万円引いて、3万5000

Q グループホーム建設の時に当事者の出資はあったか。

A 無いです。はらから会会員800人が、毎月1000円会費を出してはらから福祉会を支援している。1つの施設で15000万円かかる。2000万円の資金が必要だが、銀行の融資も受けられる。

Q 自炊できなくても大丈夫か。

A グループホームは、重・軽関係ない。七ヶ浜では女性5人、男性7人が女性棟、男性棟で生活している。

夜10時から朝5時までの夜勤職員もいる。朝5時に出勤して食事を作る職員1人。

朝6時に出勤して配膳や食事を手伝う職員1人。6時になると、みんなが、もそもそ起きてくる。

食事はみんなで男性棟でとる。食事と、お風呂等の介助は心配ない。

Q 日曜日の生活はどうしてる。

A だいたい、土曜の夕に実家に帰り、月曜の夜に帰ってくる。帰らない人は世話人がいて、

一緒に食事を作ったり、散歩したりしている。

世話人はハローワークで募集しているが

朝の世話人、夕の世話人、夜泊まりの世話人がいる。

84歳で、2時間、風呂・トイレ・施設内を掃除している人もいる。

当初、世話人の確保が十分でなかった時期は、親の方が協力してくれた。

Q 世話人の報酬は

A 5時間で時給約800円。

Q 体調を崩した時はどうしますか。

A 看護師常駐はしていないので、家族に協力を貰ったりする。

救急車を呼んだり、病院に連れて行ったりは世話人がする。

A みんなで知恵を出し合って、やれる方向でやっていく。

Q グループホームの条件が厳しくなっているが新築か。

A 改修は各部屋の大きさが違い問題点が多い。間取りでも条件をおなじにしたい。

A グループホーム用に、新築で建築するのがこれからの方針。

 

 最後に

製品を利用してほしい。外の人にも言ってほしい。

制度が大きく変わる。

運営財源の補助は利用者の報酬がはいる。何人通ってきたかが単価になるが

今までは一律だったが、これからは、工賃の額によって決まる。

はらからは高いが7事業所中

①工賃45000円以上→5600円の支援費。…4か所

②30000円~45000→            ・・・2かしょ

③30000以下→                 …1っ個所

△1000万円になる。

工賃上げれば高くなるが、大変。

 今日も移動販売車がきているので、製品何でもいいので利用してください。

 

 カレーパンとあんぱん。を買ってきました。

終わりです。

 今回の研修に参加して勉強になったのは

昔も今も、障害者の一番の悩みは就職先が少ないことです。

せっかく養護学校で勉強や職業体験をしても、簡単には就職できない現実があります。

商品の製造、開発、販売努力は永遠に続く大変さがあります。

丸森町大内の菓子製造をしている「みずきの里」では開所してから

毎月第4土曜日に1000円で食べ放題の「スイーツバイキング」を営業しています。

お客さんも広がりを見せているそうです。お持ち帰りの1000円セットは

箱の中にたくさんのケーキが入っているので人気があります。

旧大内中学校に一度行ってみてください。

作業者の方の働きぶりが、見られたり

校庭には牛タンなどの移動販売車があったり楽しいです。

売店では、いろんな施設の製品が販売されていますよ。

 

 

 

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設置するのは街なかがいい。その4「心身障害者グループホーム」について 武田理事長講演

2018-03-29 06:02:44 | 日記

 グループホームの場所は、街なかが良い。

また、働いている以外の時間をどうとらえるか、

花壇、菜園、散歩、卓球ぐらいできるスペースがあるともっと良い。

 

 ほしいという人の集まり

七ヶ浜では、手をつなぐ親の会・社協・福祉課・保護者の有志で月一回開催。

積水ハウスが、障害者用のグループホームをつくっている。

地主を探して、建てて貸してくれる人を探してきた。

 

 本当に利用者はいるのか

 

 職員の候補者はいるか

 

 経営についての候補者は社協・町・はらから福祉会に可能性があったが、いなかった。

利用者の母親の方が中心となった。資金ができた。

はらから福祉会がやることになった。

 

 地域のバックアップが必要

大家さん探し。

26年に準備会ができてから、28年12月に開所した。

家賃、月45000円(1万円が公的補助)。食費朝食300円。夕食400円。

生活費がトータル7万円ぐらいかかるので、給料の目標になる。

生活費を下げるには、はらからが建てることです。

減価償却の分家賃を下げる事が出来る。

 

つづく

 

 

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その3「心身障害者グループホーム」について 武田理事長講演

2018-03-28 21:05:59 | 日記

はらから福祉会の7つの事業所でグループホームで暮らせる賃金を実現しよう。

月額7万円の賃金と、2級障害者年金6万円と合わせて暮らす。

障害者にとって、グループホームは間違いなく通常とは違う。

他人と暮らすのは、家族と暮らすのとは違う。

準備が必要。

マイペースの自分中心の生活はできない。他人に合わせた暮らし。

職場でのトレーニングはつんできている。

睡眠を除いた、残りの8時間をどう暮らせるか。

家など物よりも、作った後のことを考える。

最初5人が良いと思ったが、

ペースの合わない人と少人数で暮らすと辛い生活になる。

七ヶ浜では15人につくった。あまり、ペースの合わない人でも、誰かと合う。

5人のものが3つ合わさっているのがよい。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そのⅡ まつこの部屋で「蔵王すずしろ豆腐」紹介?武田理事長講演

2018-03-28 11:20:03 | 日記

丸森町心身障害児者親の会研修会「心身障害者グループホーム」について  

 「テレビ局から電話があって、

豆腐のことやはらから福祉会のホームページについて紹介されるかも?

テレビを見てると、まつこさんの後のショーケースには、いろんな豆腐がいっぱい並んでました。

豆腐をご飯代わりにして豆腐料理をおかずに食べている「工藤しおり」さんが登場 

2人で豆腐を食べたり、豆腐職人の取材を流したりしていましたが、なかなか出てきません。

そして、番組最後に、サプライズが、

「この豆腐に出会って私の人生が変わった」と紹介して持ち上げたのが

「すずしろの豆腐」800グラムの大きい豆腐432円でした。

次の日は午前3時出勤で体制を整えました。

電話がジャンジャンかかると思ったのですがゼロ。

ネットで注文で完売。

ただの普通の豆腐なのに。」と笑ってました。

そして、お願いしたら、近日中に「工藤しおりさん(28)が、槻木生涯学習センターにくる」そうです。

 「はらから」の製品は、味、食感、価格が評価されて買われる。

障害者が作ったからというのは消費者の評価に入らない。

だから、モットー「良い商品をたくさん作ろう」

生活できるだけの賃金をえるために、商品を作ろう。

障害の重度も種類も関係ない。障害者福祉は、賃金かせいで生活していくのが問われている。

 始まりは、卒業して仕事のない暮らしを見て悩んだ。就職を探したが無い。

在宅になってしまって、毎日が日曜日。家庭内トラブルになる。一番つらいことになる。

8時間働くことで、それが解決する。無認可で、養護学校のあった、船岡でスタート。

1人1000円出し合って、陶器を作った。粘土は失敗しても何度でも作り直せるし、

賞味期限がない。いろんな施設がとりくんでいた。

だめだった、在庫の山になった。売れない。

それではと野菜などを仕入れて売った。

その中に、丸森の「青葉豆腐」があって、毎回豆腐が売れていた。

それではと「蔵王すずしろ豆腐」を作った。

売れないピンチは、売れるチャンスになった。

5人でスタート→80人→400人の集団になった。

儲かるものを作ろう。それでも、半分は失敗

平成5年から、豆腐を作り続けて、軌道に乗るまで10年かかった。

最初に始めてから35年経った。そして、

「この豆腐に出会って私の人生がかわった。」という工藤しおりさん。

たった1人の評価が「はらから豆腐」の感動を生んだ。

すずしろ作業所で働いている入所者の仕事がこれを生んだ。

人間の出来る事は障害者にもできる。

 「グループホーム」について

一番のよりどころは、働くこと。

障害が重くても、どうしたら出来るようになるか。ヒトは何のために働くのか。3っつある。

一つは生活。一つは社会的役割。一つは自己実現。

どんなに困難でもできないことはない。

グループホームは生活の場だが、それだけでは生活にならない。

16時間の消費する時間を支える、働く8時間が問われる。

週休2日で働く40時間をいかに充実したものにするかが大切。

 

 

つづく

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丸森町心身障害児者親の会研修会「グループホーム」についてはらから福祉会理事長「武田元」さんの話を聞きました。その1

2018-03-28 05:45:36 | 日記

 平成30年3月23日に丸森町保健センターで開催されました。 そのⅠ

 丸森町心身障害児者親の会研修会「心身障害者グループホーム」について   

はらから福祉会理事長「武田元」生活支援部長「久田公子」さんの話を聞きました。

 親の会会長の小林さんは開会のあいさつで

「親の会では研修会を2回開催していて、1回はレジャーなどの交流を1回は勉強会を開催しています。

障害者の親であってもわからないこともあるので、今回のような勉強会をしています。」

 谷津保健福祉課長さんは、挨拶の中で

「研修会に参加するのは初めてですが、町は障害者を取り巻く環境を考えながら取り組んできました。

サービスを中心に支援してきましたが、将来、障害者の自立について考えていく必要があります。

町も今回の講演を参考にしていきます。」と話されました。

 武田理事長の講演は、障害者には不自由さがある。それを助けてあげて、日常の暮らしをしていく。

人は高齢者になると身体的・精神的に日常の暮らしに不自由が出てくる。

大きな意味で障害者福祉に含まれる。これを考えると障害者が解りやすくなる。

 続く

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