生産調整に思う 一條洋子 49歳
美しい自然の中で、人との触れ合いを大切に自然の恵みに感謝しながら農業に生きようと頑張る私たちが
なぜかこの頃、生産調整・計画生産等という言葉を聞かなければならないのか。
私達専業農家が頭を痛める今日このごろです。
コメの生産調整で減反が叫ばれ、酪農家は飼料の値上がりの中で草地の造成。
減反田が草地となり、なんとか自家生産の粗飼料が確保でき、牛乳の生産が伸び、
機械の設備や、牛の頭数も増えて専業で出来るようになったと思ったら、
コメ、ミカンに続き牛乳の計画生産。厳しい乳質検査のうちはまだよかったが、
今度は前年度の実績にての割り当てとか。
主食であるものが過剰になるとは思ってもみませんでした。
養蚕も今のところはよいが、又何ヘクタール以上の造成に補助金出す等と云って増反して、
これも過剰になりはしないかと心配です。
こんな中で私たちは、家族で話し合いまたは同志での会合をもって、
勤め人とはちがう喜びを持ち、楽しく働ける毎日であるようにみんなで協力、話し合い、
計画によって自分の時間をつくり、楽しく働ける毎日であることを願って、
良き日の来るまで頑張ります。