今日、叔母と遊びに来た
茜凛ちゃんです。2カ月になりました
写真の腕が悪くてすいません
い
発声練習 将来は歌手?
台風の次のひの阿武隈川
牧草のロールが置いてありました
丸森橋
丸森大橋
稲刈りも次の日から始まりました
我が家からの田んぼです。この左端から刈り始めました
少し倒れてます
モミをコンテナに積み込みました。
今日、叔母と遊びに来た
茜凛ちゃんです。2カ月になりました
写真の腕が悪くてすいません
い
発声練習 将来は歌手?
台風の次のひの阿武隈川
牧草のロールが置いてありました
丸森橋
丸森大橋
稲刈りも次の日から始まりました
我が家からの田んぼです。この左端から刈り始めました
少し倒れてます
モミをコンテナに積み込みました。
9月15日、我が家のヤーコンは不検出でした
種別
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産地
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採取日
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放射性
ヨウ素 |
セシウム
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さといも
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大内 |
9月15日
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ND
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ND
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ヤーコン
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丸森 |
9月15日
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ND
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ND
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栗
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小斎 |
9月15日
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ND
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22
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にんじん
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丸森 |
9月15日
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ND
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ND
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ハックルベリー
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筆甫 |
9月15日
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ND
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ND
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原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値 |
2000
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500
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※ND:検出できず(1Bq/kg未満) | ||||
※他の原子炉由来の核種は検出されず。 | ||||
※飲食制限に関する指標値を下回り、安全性に問題ありません。 | ||||
貴重なものが見つかったので掲載します
以前ユウチューブの動画でも紹介しましたが
放射線の健康への影響について」 国会証言 児玉 龍彦
―(衆議院厚生労働委員会証言2011・07・27)―
私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉です。3月15日に、大変に驚愕しました。私ども東京大学には27箇所のアイソトープセンターがあり、放射線の防護とその除染などの責任を負っております。私自身は内科の医者でして、東大病院の放射線の除染などに数十年関わっております。まず3月15日の午前9時ごろ、東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験(観測)しまして、それを文科省に第10条通報ということで直ちに通報いたしました。
その後東京で0.5マイクロシーベルトを超える線量を検出しました。これは一過性に下がりまして、そのあと3月21日に東京で雨が降り0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、これが今日までの高い線量の原因になっていると思っております。このときに枝野官房長官が、さしあたり健康にあまり問題がないということをおっしゃいましたが、私は実際にこの時に、これは大変なことになると思いました。なぜなら現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射線が少しあることを前提にしています。この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。
ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200K圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、すべての皆さんがご存じの通りであります。
われわれが放射線障害をみるときには総量を見ます。それでは政府と東京電力はいったい今回の福島原発事故の総量がどれぐらいであるかはっきりとした報告はまったくしていません。そこで私どもはアイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、まず熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが露出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出しています。
さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの残存量は1年経って、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。
そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にものをみるやり方でやっているのですが、総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいのです。しかしながら総量が非常に膨大にありますと、これは粒子の問題です。粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というものは、砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。
これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが今回の稲藁の問題です。例えば岩手の藤原町(注)では、稲藁5万7千ベクレルパーキログラム、宮城県の大崎1万7千ベクレルパーキログラム、南相馬市10万6千パーキログラム、白河市9万7千パーキログラム、岩手6万4千パーキログラムということで、この数値はけして同心円上にはいかない。どこでどう落ちているかということは、その時の天候、また例えばその物質が水を吸い上げたかどうか、にかかります。
今回の場合も、私は南相馬に毎週行っています。東大のアイソトープセンターは現在までに7回の除染を行っていますが、南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。農林省が通達を出した3月19日には、食料も水もガソリンもつきようとして、南相馬市長が痛切な訴えをWEBに流したのは広く知られているところであります。
そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰も知ることができません。稲藁がそのような危険な状態にあるということは、まったく農家は認識されていない。農家は飼料を外国から買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に自分たちが飲む地下水にその日から代えています。
そうするとわれわれが何をやらなければいけないのかというと、まず汚染地で徹底的な測定ができるように保障しなければいけません。われわれが5月下旬に行ったときに1台しか南相馬になかったというけれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわれが行って、教えてあげて実際に使いだして初めて20個での測定ができるようになった。それが現地の状況です。
それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのではなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を使わないのか。3カ月経ってそのようなことが全く行われていないことに私は満身の怒りを表明します。
第二番目です。私の専門は、小渕総理のときから内閣の抗体薬品の責任者でして今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療をやる、すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。
そこで内部被曝がどのように起きるかということを説明させていただきます。
内部被曝の一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起きるかというと、DNAの切断を行います。ただしご存知のように、DNAというのは二重らせんですから、二重のときは非常に安定的です。それが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。
この過程のところがもの凄く危険です。そのために妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険性を持ちます。さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与えると、髪の毛に影響したり、貧血になったり、それから腸管上皮に影響しますがこれらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。
それで私たちが内部に与えた場合のことで知っている事例を挙げます。これは実際には一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。最初の放射線のヒットが起こったあとにもう一個の別の要因で、癌への変異が起こるということ、これはドライバーミューテーションとか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見ていただきますが、まず一番有名なのはα線です。
プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それはトロトラスト肝障害というところで、私ども肝臓医は、すごくよく知っております。要するに内部被曝というのは、さきほどから何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうのは全く意味がありません。
1131(ヨウ素131)は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。
セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディスキャンしても、まったく意味がありません。
トロトラストの場合、これは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から30年経つと肝臓がんが25%から30%起こるということが分かってまいりました。最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、トロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害します。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。
われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子の配列を知っていますが一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。ですから人間を同じとして扱うような処理は今日ではまったく意味がありません。いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるようなやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がやられて、どのような変化が起こっているかということをみることが、原則的な考え方として大事です。
トロトラストの場合は、第一の段階でP53の遺伝子がやられて、それに続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで肝臓癌や白血病が起こってくることが証明されています。
次にヨウ素131、ご存知のように甲状腺に集まりますが、成長期の集積がもっとも特徴的であり、小児に起こります。しかしながら1991年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、日本やアメリカの学者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿しております。なぜかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。
しかし統計学的に有意だということが分かったのは、20年後です。
20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。ですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の症例が終わるまでだいたい証明できないです。
ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められます。そこで今、行われているのは国立のバイオアッセ―研究センターという化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方がチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、福島先生たちが、ウクライナの医師と相談して500例以上のある症例を集めています。
前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます。これを見まして検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリットルと微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかも増殖性の前癌状態、われわれからみますと、P38というMAPキナーゼと、NFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発性でありまして、かなりの率で上皮内の癌ができているということが、報告されています。
それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から13ベクレル、7名から検出されているということがすでに報告されていることであります。われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週大体4人ぐらいの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。
南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロという分け方はぜんぜん意味が無くて、幼稚園ごとに測っていかないと全然ダメです。それで現在、20キロから30キロ圏にバスを仕立てて、1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、学校の7割は比較的線量は低いです。
ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。このような事態は一刻も早くやめさせてください。今、一番その障害になっているのは、強制避難でないと補償しないということ。参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。
それからもう一つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と恒久的除染をはっきりわけていただきたい。緊急避難的除染をわれわれもかなりやっております。例えば図表にでています滑り台の下、ここは小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると毎回ここに濃縮します。右側と左側にずれがあって、片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が出てきます。こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。
またコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、そういうところは、高圧洗浄機を持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトにまでなります。だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、一か所だけを洗っても全体を下げることは非常に難しいです。
ですから除染を本当にやるときに、一体どれぐらいの問題がかかり、どれぐらいのコストがかかるかといことをイタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費が必要になるのか。
ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。
第一に国策として、食品、土壌、水を、測定していく。日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、半導体のイメージング化は簡単です。イメージング化して流れ作業にしていくという意味での最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の日本の科学技術でまったく可能です。
二番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。私の現在やっていることはすべて法律違反です。現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。東大の27のいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ていません。
車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生たちに高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。受け入れも法律違反、すべて法律違反です。このような状態を放置しているのは国会の責任であります。
全国の国立大学のアイソトープセンターには、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。そういうところが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子どもを守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢です。
第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術に、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、竹中工務店などは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集してただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねないという危惧を私は強く持っています。
国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって本当に除染をやるか。七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているのですか。 以上です。
(東京大学教授・東京大学アイソトープセンター長)
注 1文中の障害防止法とは、「放射線同位元素等による放射線障害の防止に関
する法律」のことと思われます。)
2「岩手県藤原町」という呼称がありますが、岩手県には藤原町はなく、 岩手県宮古市藤原か、岩手県東磐井郡藤沢町の誤りではないかと思われ
ます。
{「メールマガジンオルタ」9月20日より転載いたしました。ありがとうございました。)
22日に北海道から支援の牧草が来ると菊地組合長が言うので搾乳が終わり電話したら
昨夜、北海道TMRセンターのメンバーが、あぶくま荘に宿泊したと言うのでビックリ
昨日は福島の酪農家と会ってきたということでした。
丸森町では町長が支援のお礼を述べたそうです。
今回酪農学園の協力で支援が実現しましたが
ここに移ってる酪農家はその父達です。
北海道がでっかいと思うのは
このような取り組みができるということです
丸森町の農業で酪農が一番後継者が多い部門です
その後継者の多くが北海道酪農学園の卒業生です
宮城県酪農農業協同組合長の半沢善輝さん親子から現在の在校生まで
いろんな地域の酪農家とのネットワークを持ってます
燃料が足りないだろうと関東からドラム缶に軽油何十本もトラックでて来てくれたりしました
伊具集乳所での意見交換会では
北海道と丸森町では牧草のパッケージのサイズや重量が違うこと
これからの取り組みについて話し合いました
そうこうしてる間に支援の牧草が到着
エス
さんぷるd
重いよう~
北海道では10トントラックなども使うそうですが
丸森では360キロの軽トラック
運搬は大丈夫かな
また北海道の大学から支援の牧草が来ました。22日も1台来る予定です
今まではラッピングされてたので草の匂いは甘酸っぱいものでしたが
今回は一番草の乾草です。乾草はチモシーです
なんだかうれしい気分になりました
これが『草原のにおい』・・・
昨日は酪農学園の4年生菊地正俊さんの息子さんも来ていました
体のおおきい、かっこいい青年がごぶさたしてますと寄ってきたのですが
自宅の牧草収穫の応援に来たのでしょうか
彼と私の長男賢治はカトリック幼稚園から一緒でした。
息子もそうですがずいぶん大きくなったものです
大学4年生新しいステップの歳です
輝いていました
話はかわりますが
農水省の飯館村での実験概要がわかってきました。http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/pdf/110914-09.pdf
まずは、農水省が中心的除染技術と位置づけた「削り取り」の部分を紹介します。
なるほどと思わせるのは、最初の工程でいきなり表土の削り取りをするのではなく、「砕土」を入れていることです。
➊セシウムの浸透層はおおよそ地表から5㎝ていどまでであって、深く浸透するものではないが、土質にも左右される。 ➋水溶性ではない。(当初は水溶性という説もあり、私自身迷っていました。) ➌粘土と結着する。 農水省の飯館村などの除染実験は、遅すぎるじゃないかこのグズとか言いたいことは山ほどありますが、今まで私たち農業者が「被爆地」現場での乏しいデータで経験的に考えてきたことを裏付けるものにもなりました。http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/pdf/110914-09.pdf そのひとつがセシウムの浸透特性についての認識です。 この実験報告書はこのように明解に言い切っています。 ■1) 「放射性セシウム(134Cs、137Cs の合計)は、耕起していない農地土壌の表面から2.5㎝の深さに95%が存在」 ここが、第1のポイントです。今まで地表面から何㎝まで沈下しているのかが定かではありませんでした。 地表面からの浸透の深さを知りたいのは、削り取るにしても、深耕ロータリーをかけるにしても、その除去する深さがわからないことには困ってしまいます。 そこで、原子力資料情報室(CNIC)の資料を基にして、50㎝まで反転すれば大丈夫だろうという認識でした。 この実験レポートで2.5㎝まで95%存在するという結果が分かりました。地表面からごく浅い深さを反転させればいいということが再認識されました。 ロータリーの深さ50㎝は、清浄層との撹拌という深耕法ならば、間違いではありませんが、削り取りならば3㎝~5㎝で充分だと思われます。 飯館の 水田の削り取り実験では、4㎝と設定しています。 ■2) 「放射性セシウムは農地土壌中の粘土粒子等と強く結合しており、容易に水に溶出しない。一方、ため池や用水等、水の汚染は軽微」(下図参照)。 セシウムが水溶性かどうかは、農業用水や山林から出てくる水、あるいは溜め池や川、湖の汚染の問題とも絡まって結論が得られていませんでした。 放射性物質は、田畑にも、民家の庭や道路、山林にも等しく降下しました。しかし、その場所によってかなり「その後」が違うのがわかってきました。 ・民家の庭・・・芝や立ち木(特に根元部分)、雨樋下などに高線量の可能性がある。 ・道路・・・・・・・舗装道路は速やかに洗い流されるが、路側や下水溝は放射性物質が集まりやすい。 ・校庭、公園・・芝や立ち木がある場合はそこに溜まる傾向があるが、土の場合は田畑と同じ。 ・田畑・・・・・・・土質によっても違うが、一般的に表土下2~5㎝以内に溜まる。 ・山林・・・・・・・樹の根周辺や枯れ葉に溜まる。高線量の可能性がある。 ・農業用水、溜め池、川、湖などの水系・・・不明。 水系のみが分からなかったのです福島県の独自の水系調査ではすべて検出限界以下でした。 3月12日の水素爆発後の北西への風が水源地帯を覆っていたために、おそらくは水源汚染もありえる覚悟をしていました。 下の計測データを見れば、その心配は氷解します。 飯館村での計測でもすべてND(検出限界以下)です。よかった・・・。ほんとうによかった。これで復興が近づきました。 水が汚染されていると、山林という高線量地帯からのセシウムの流出を考えなければならなくなり、農用水-田んぼ-ため池-小川-河川-湖などの水系全体の浄化が必要となってくるからです。 第一、おおもとの水源から止めどなく放射能が流れて来られると、実際に手の打ちようがないないのです。 ■3) 「放射性セシウムは粘土やシルトなど細かい土粒子に多く結合している。」 今まで畑や田んぼに長年かけて作ってきた団粒構造が、セシウム除去にとっても有効であることが分かりました。 「団粒構造」とは、一般には聞き慣れない言葉ですが、土の三相がほどよくからみあった地質のことです。 土の三相とは、水の通り道である液相、空気をよく通す気相、そして良質な粘土による固相が、おおよそ4・:3・:3となっている土のことです。 ほどよく排水と保水をし、常に新鮮な空気を取り入れ、しっかりと結びついた粘土が作物に栄養を与えます。 このような土地は、いわゆるフカフカの土地です。ほんとうに軽く畑で飛ぶとフカッと大地が私たちを受け止めてくれます。 水も空気もよく入っていますから、微生物も多く住み着き、いっそう豊かな土にしていってくれています。 この微生物が大活躍する腐植という現象も、おそらくはセシウム退治に大きくかかわっているのではないかと思われていますが、今の段階では実証データがありません。 私たちはこれをいわゆる「土作り」として長年行ってきましたが、この効果はなんと放射能対策においても有効なのではないかということが実証されつつあります。 これは単にゼオライトを沢山入れればいいのだ、という近視眼的な考えではなくく、もう一回土作りの原点に立ち返って放射能対策を考え直すのも意義あることだと思います。
*シルト(silt)とは砂より小さく粘土より粗い砕屑物のこと。(Wikipedia)
一条おさむだより
ほっとするまるもり
写真
ごあいさつ
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。また、東日本大震災の被害にあわれた皆様には心からお見舞い申し上げます。
東京電力の原発事故などまだまだ不安な面もありますが、一条議員も保科町長・村井宮城県知事・細野原発事故担当大臣・総理大臣などに直接会うなどして農工商観光被害について陳情や意見書・要望書などお願いしているところでございます。
最後に皆様には健康に注意され元気に暮されることを祈念して御挨拶といたします。
一条おさむ後援会
会長 菊地 千代治
*災害による土木工事や観光施設補修の予算など町民の要望が実現しました。他に ・学校・児童施設のホットスポットの清掃 ・野菜の放射線測定機・高圧洗浄機の購入 ・代替飼料確保の補助などです 町では国や県には福島並みの対応を要望していますが東京の自治体や仙台市・角田市の後追いになりましたが良かったです。次は病院にホールボディカウンタを望みたいですが5,000万円は今回病院で購入予定のレントゲンと同じ値段です。
*中学校の再編は24年4月開校に向け、校名・制服・校歌や施設整備・スクールバスは子供の安全を守るために四輪駆動車も何台か入るようでハード面は順調に進んでいますが、ソフト面は町長の「シンクタンク」の会議が一度しか開催されて無いようで、子供たちの未来を考えてじっくりやるはずが、少し不安な面もあります。 八雄館開店 写真
2ページ
一班質問 H23年3月
質問丸森駅前整備をせよ
町長今後も定住促進に取組み、商店、スーパー等の民間資本が投入される魅力ある町づくりを進める。
答 参加しやすい対話の場を
問 雇用促進をどう進める
答 優遇措置で企業誘致
問 悪路の改良を進めよ。短期集中的に改良をすることが必要
答 補助事業を活かして
問 個人補助で水道未普及解消を
答 実現可能な集落選定と個人補助で
問 丸森大橋完成後の商店街
答 商業観光の向上促進をする
細野豪志原発事故担当大臣(筆甫中避難所にて)
南相馬市の住民の要望を聞いてます
H23年6月 質問福島原発事故と町政 町長住民を守る対策をする 問①校庭や側溝等に1マイクロシーベルトを超える数値の高いところがある。子供たちの将来に健康不安を与えるので、除染が必要ではないか。 答①耕野小学校と筆甫小学校・保育所で表土除染を実施する。また他の学校等でも枯れ葉や側溝など汚泥とか除染の仕方を調査する。 問②原発被災者となった畜産農家と野菜農家・商工観光等風評被害を町でまとめて損害賠償請求を。 答②代換え飼料の確保と損害賠償請求を支援する。風評被害が拡散しないよう農産物や土壌を測定し、生産者や消費者に安全情報を伝えていく。 問③原発は再爆発の可能性もある。緊急時に子供に与えるヨウ素の準備が必要。給食でヨウ素を含む
昆布などの食の取り組みが必要ではないか。 答③原子力安全委員会から出されている資料では避難を優先すると言っている。給食は従来通り安全と栄養バランスを考える。 H23年9月 質問安心の町づくり 町長町は安全な数値に 問①国では地域を指定した除染の特別措置法を出す。放射能で影響を受けた「農地の除染の取り組み」「作付する作物の選定」「畜産の振興」の政策は。 答①「除染が必要なほどの数値ではない」「作物の選定は必要ない」「越冬飼料等支援の追加予算を計上する」 問②町民が自由に利用できる「簡易食材の検査装置」「町の病院に簡易ホールボディカウンタ」の設置を。 答②「食材の簡易検査装置を購入する」「ホールボディカウンタの導入は難しい。健康調査の実施を県等に働きかけていく。」 問③町の放射線マップを見て、「自分の所も測ってもらえないか。」と要望が寄せられている。区長や希望者に使用方法の講習会を開催して町が使わない日に貸出しては。 答③町の放射線測定機は50万円の高額な精密機械であり貸し出しはしない。教育施設全てに配置している簡易測定器は無償で借りているもので、他への貸し出しや目的外使用は認められてない。 問④何も出ないのが安心で「放射能NO」「ND」シールを農産物に貼って安心の町づくりを進めてはどうか。 答④ 簡易検査装置では正式な検査は行えないので現時点では考えてない 写真
3ページ
レッツ トライ アゲイン Let’s Try again 一番最初に発注した大内地区南平の道路 写真
復興予算が追加され104億0,275,000円の大型予算になりました。H22年度の決算額は76億97,882,000円です。 H32年9月議会は決算議会ですが、一般会計の補正第6号も出されました。そして、本年の一般会計予算は災害復旧等の予算は8月までの15億円に加え7億1,378,000円が追加され104億0,275,000円になりました。また、町の貯金、財政調整基金が1憶65236000円繰り入れされ残高はこれにより3憶68,852,137円になりました。 町が提出した財政調整基金の推移は H20年度末 8億46,639,377円 H21年度末 9億16,341,961円 H22年度末 12億98,703,137円 H23年度末見込み 3億68,852,137円 財政課長の説明では4億円位あれば十分ということで災害復旧の補助率がアップする見込みで自己 負担分が減り、基金は十分に間に合うという説明がありました。基金が沢山あったので助かりました。 4ぺーじ
3月11日からの丸森町の命の現場
震災後、一人暮らしの方を訪ねて行くと隣の方が「子供が迎えにきた」とか、「まちづくりセンターに」とか、「病院や介護施設に行った」と教えてくれました。
病院事務長によると丸森病院では一階に避難する訓練を毎年しているが規模が違ったので不安もあったがスムーズにできた。54人の看護士と職員の努力と能力。常に責任感のある仕事をしているのがわかった。外来の患者は3~4人。三階に44人、二階に27人入院患者がいて20分程度で外に避難が完了した。揺れが収まり一階に移った。
12・13日は土日休診で外来は診なかった。14日から保健センターで再開停電が終了するまで140人福島の方は60人診療した。20日には内科医が避難所に行って30人を診た。2度行った。3月22日までは薬の流通が無く3日分処方した。請求書などは事務は全て手書きで18日には自己負担面除の連絡がきた。22日には巡回の医師が来るようになったが仙台の医師は1ヶ月来れなかった。やっと最近もとに戻りつつあるそうです。
介護施設丸森ロイヤルケアセンターでは(入所定員100人)入所者定員3人オーバーの103人を受け入れ死者はなく入院者が1名でした。発電機が故障して大変だったそうです。
仙南ジェロントピアでは(入所定員140人)ショートステイは最大で28人受け入れをしました。さらに被災にあった山元町の梅香園と福寿の園から44人を受け入れ介護士や看護師はさながら戦場の様だったそうです。
幸いどちらも死者はなく入院患者が一人ずつでした。地震の時には他の施設ではパニックになり亡くなった方もいるそうです。地域の方が食糧を持ってきてくれ町では連絡係を出して食糧や支援物資の運搬調整をしました。私は信号機が動かなくなりアサノスーパーの交差点で交通整理をしていましたが、支援物資を病院や介護施設に搬入するトラックが思ったより早く来たのに驚きました。でもこの入院・入所の400人の方が自宅にいたらどうなったでしょう。助かりました。感謝です。
明日の丸森を創る会と心和会で宮城県農林水産部 千葉宇京部長に知事への災害復旧・原発事故対策の要望書を
託しました。県知事に現地を見てほしいと要望していましたが代わりに来てくれました。
写真