おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

ちょっとだけ裏話

2017-09-28 | テレビ
さる9月16日に放映された「嵐にしやがれ」の撮影のときのお話しです。

前にも書いたように関西に住むのこぎり仲間から紹介をいただき出演となりました。
とはいえ、収録の数日前の打診で、収録日の午前中は既に調律の仕事が入っておりました。
が、お客さまに連絡をして、快く日程変更に応じてくださいました。ありがたや。。。



先に自分の地元へ制作スタッフさんが打ち合わせに来ました。
カラオケボックスにて実際にのこぎりで音を出しながらあーだこーだ。。。

最初スタッフさんからは「荒城の月」の提案がありましたが、暗いし重いし、という理由でやめましょうと進言。
僕のほうからは、日テレ番組と言うこともあるのでトトロの「さんぽ」を提案したのですが、ロケ現場がチャペルということでディレクターさんの意見で「結婚行進曲」が採用となりました。

早くて難しいと思われるでしょうけど(ま、実際に難しいんですが)、リズムとテンポ感があるのでそこに乗ってしまえば逆にごまかせるというかなんとか聞ける状態になりやすいんですよね。「荒城の月」より。

打ち合わせのときもディレクターさんはじめ、何人かに実際に「結婚行進曲」を試してもらってどの程度できるか検証しました。
そこでもそれなりに雰囲気が出たので決定となりましたが、やはり本番の2人はスゴイですよ!


チャペル正面入り口のエントランスが、最後にテーブルクロス引きをやった会場でした。



ちょっとピンボケになってしまってますが、向かって右奥の階段下が対戦相手を見る観覧(審査)席になってました。
ちなみに僕らはその手前の通路から覗くように見物してました。(笑)



撮影順序は、手品、のこぎり、テーブルクロスと放映順通りです。

スタッフや松潤さんたちは朝からの入りでしたが、自分は午後からの撮影だったので昼までに来ればよい、というお話で、時間に間に合うように向かってました。

ところが伴奏をしてくれた榎本さんはなんと朝一で来るように言われ、ずっと控え室で待機していたそうです。お気の毒に。。。
ちなみにこの榎本さんとは数年前まで何度か一緒に演奏をしたことがありました。
その後連絡を取ってませんでしたが、今回本当に偶然に再会とご一緒、ということになりました。
偶然っておそろしいというか世間って狭いっていうか・・・
でも、お陰でのこぎりの伴奏を分かってる人だったので打ち合わせもすごくやりやすかったです。

それでも収録まで1時間以上あったので、リハというか確認を結構しっかり出来ました。



最初にお2人と会って練習をしたのが礼拝堂の前のエントランス。



この時は晴れてましたが、この後撮影中にスゴイ土砂降りに。。。!
すごく天候不安定な1日でした。
ちなみに帰りにはまた上がってました。良かった良かった。


そして決戦の場の礼拝堂。



向かって右側の汚いのこぎりが普段僕の使ってるもの。
中央と左がお2人に貸し出したもので、いずれも自分の私物を使いました。
1本は売り物用のストックでもう1本は実験用。
だけど両方実験用になりそうだな。。。



「モヤモヤさまーず」のときも怒涛のごとく撮影が始まり、記念撮影も挨拶もないまま撤収していきましたが、今回も似た感じでした。

カメラが回る直前でお2人が入ってきて、すぐにスタート。
リハというようなものはありませんし、僕の見本演奏も1発録りです。

30~40分の練習の後対決、という段取りですが、さすがに初心者にその時間の練習は厳しく、途中なんとなく歓談タイムになりました。

そこでマットくんがピアノ演奏を披露して、嵐の曲を演奏。それに松潤がなんとなくですがのこぎりで合わせて、なんて一幕もありその一連もかなり面白かったです。
ざっくりカットがもったいないですね。


ちなみにのこぎり演奏対決の本番は、マットくんが専攻でした。
でも番組の盛り上げ上そこは逆になってましたね。


対決企画始まって以来初の松潤3連敗ということで撮影終了時はそこを大きくクローズアップしてるように見えましたが、現場と放送の差というものをそこでも見た気がします。


あと、マットくんの演奏は、ものすごくピアニシモで繊細だけど鳴らせていないな~という演奏でした。
ところが流れた音を聴くと、打撃音が無くすごくキレイな音の出し方になってました。
一方見本である自分の演奏に「バチッ」という打撃音が混じり、生と録音の印象の違いをテレビを見ながら思い知りました。

そんなところも勉強になった1日でした。

















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