おんらく館~のこぎりものには福がある~

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ユニゾン

2017-06-22 | 調律
日曜日のお話

サンリオの翌日は、調律師協会の研修会でした。
今回はユニゾンがテーマ。

まずその「ユニゾン」とは?ということで検索してみました。

大辞林 第三版の解説
ユニゾン【unison】
〘音〙
①同じ高さの音。広義には、一オクターブ異なる音もさす。
②同じ高さの二音が形成する音程。一度。同度。
③斉唱。斉奏。

これが一番一般的に分かりやすいかな、と思いまして。。。

で、これをピアノ調律に当てはめて考えますと、
ピアノの中音部以上は一つの音に対して3本弦が張ってあります。低音は1~2本が多いです。
この3本の弦が同じ高さでないと唸りというものが生じ、「この音狂ってるね」ということになります。

で、一般的に調律は、この「唸り」を0にして「キレイな音にしましょう」という感じになります。

今回の研修はデジタルチューナーを使って、その「唸り」(つまりズレですね)を視覚化しましょう。というものでした。
これはこれで面白いし、なんと言っても現在の科学技術力には本当に脱帽です。。。

一応お断りしておきますが、デジタルチューナーで調律をしましょう。という方向の話ではありません。

会場にあったグランドピアノを使用して中音2オクターブを使い、現在のユニゾン状態を参加者に良い悪いをを判定してもらい、ベストワーストの測定値のズレ(セントで測定)を数値化して間隔と数値をすり合わせる。
そのようなことをしました。


ただ、良い音というのはそれだけじゃないんですよね。

僕もまだまだ勉強中ではありますが、ただ唸りをなくすだけじゃ「つまらない」音になってしまいます。これは経験上の意見です。

研修自体ももちろん得るところがいろいろあって面白いのですが、それ以上に参加している調律師さんたちに実際のところどう思っているのか尋ねてみる方に興味があります。
そんな中にこそヒントが隠されていると思っています。

そんなわけで、もちろん研修会後の懇親会(という名の飲み会)には参加!

自分が入った班は年配のベテラン調律師さんが元気で参加率が高いのが幸運でした!


懇親会の前の班会議にも初めて参加しましたが、今後やりたいテーマというのをいくつか提案されたのですが、どれも面白そうで、今後の研修もますます楽しみです。(^^)











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