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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

2011-09-01 | 映画
今日から9月。
9月1日は、テレビでは防災の日ということで色々流してましたが、今日の私には映画(1000円)の日(笑)。

というわけで、意を決して(笑)「トランスフォーマー3D」を見てきました。

169分3D眼鏡で見るというのは、キビシイかとも思ったんですが、よく考えたら「アバター」も160分以上あって、全然ヘッチャラでした。

念のため直前にレビューを幾つか見ましたが、
「迫力がある」「ストーリーがない」
この2つは予想通り。
「途中でウトウトしたけど問題なし」(どれだけストーリーないねん・苦笑)
この最後の意見で安心して見に行ったのです(笑)。。。


まずは素直に面白かった!!!

「アバター」の3D技術を使って、実際の街で激しいアクションをする。というのは知っていたので、最初からドラマを見るというよりは、遊園地のアトラクションを体験に行くというスタンスでしたが、まさにその通り、正解でした。

「アバター」を見たときにも書いたと思いますが、以前の3Dは「飛び出す映画」だったのに対して、この3Dは画面に奥行きを出す方式なので(どう違うかは知らないけど)、それほど疲れません。

更に縦横無尽のカメラショットにどこから特撮(3D、合成)なのかもはや全くわからない技術と編集で、終始圧倒されっぱなしでした。
ちなみに、3Dに関しては、10分くらいで目が慣れます。けど、奥行きに対する気持ちよさはずっと続きます。

それに加えて、何チャンネルか分からないけど周囲からのスピーカーによる臨場感も、この映画が劇場向きなんだなと思わされました。



ストーリーは、過去に2度も(ロボットと協力して)地球を救った高ビーなサムくんが就職活動をすると事から始まり、その彼には何故か美人で金持ちで、サムくんにベタぼれな”新しい”彼女がいたりします。この辺の説得力が最後まで全くない(笑)

で、みんなで協力して、地球を守るために戦うんですが・・・

改めて、ストーリー、なかったな・・・(^^;)
というか、人間ドラマがないのかな・・・(-_-;)


まあ、アクションと臨場感を楽しむ!と割り切って見るには最高の映画でした!(^^)
絶対に家庭ではここまで楽しめない。

そういう意味ではお勧め☆☆☆
(いつまで上映してるかは知らないけど・・・)

兵隊さんのスカイアクションも格好良かったです(^o^)



ブラック・スワン観た

2011-07-02 | 映画
もうずっと映画館へ足を運ばなくなっておりますが、チョー久々に行ってきました。

「ブラック・スワン」

まあこれも普通だったらそのままスルーしてしまったかと思いますが、ミクシィでの音楽友達(女性)がとにかく絶賛しておりまして、、、
で、その数日後(昨日)が映画1000円の日だったので(笑)。。。

ワーナーマイカル茅ヶ崎に行ったんですが、並んでる人たちがみんな「スーパー8」と言っているのを聞いて、一瞬そっちにつられそうになりつつも・・・(^^;)
終了間近と言うこともあってか、場内は結構ガラガラでした。でも騒がしくない分ありがたい。

で、
肝心の内容。。。

確かにスゴイ、面白い。けど、作品としてはどうだろう。。。?(^^;)

とにかく「サイコ・スリラー」でしたよ。バレエもののつもりでは見ないでくださいね(笑)

ストーリーが新鮮なわけではなく、とにかくニナ(ナタリー・ポートマン)の内面をこれでもか!って言うくらいエグくえぐっている作品。(シャレ・・・駄)

こういう評価を上手に書けないので、実に同じ(それ以上の)意見を書いてるブログを発見しましたのでご紹介します。↓(ただしネタバレ有りです)

ノラネコの呑んで観るシネマ


主役を射止めたということへのプレッシャー。そしてそこから生まれる恐怖。
この演出は見事!

ただ、新鮮でなかった理由が上記のブログで分かったんですが、
そう、「パーフェクト・ブルー」(今敏監督)に似てるんですよね!!


配役に対するギリギリのキャスティングというところも、唯一分かったウィノナ・ライダーだけでも苦笑いできました(笑)。。。(^^;)


大役をつかんだ事への喜びと、同時にわき起こる周囲への疑念とストレス。

それはよく分かるんだけど、あまり共感したくないな、、、というのが正直でした。

確かにバレエに対する「愛」はまるで感じられなかったし。。。


ナタリー・ポートマンファンとサスペンス好きの人にはお勧めです(^^)
ラストもいろんな意味の「象徴」を連想してしまいました。。。(笑)




「トランス・フォーマー3D」、作品はバカっぽいけど映像だけはホントにすごそうだな。。。遊園地感覚で観てみたいかも(笑)。。。




ブレインストーム

2011-05-27 | 映画
ブレインストーム
1983年のアメリカ映画です。28年も前になるんですね。。。

当時中学生で、劇場で観たときはすごく強烈でショッキングな映画でした。

どうショッキングかと言いますと、

まずこの映画は、他人の見たもの(匂い、味も含め)を記録・再生することによって追体験できる装置をめぐるストーリーです。
で、クライマックスは「死の瞬間」の記録をめぐって(いかに再生するか)主人公達の攻防となるわけですが・・・

まず映像で驚いたのが、通常の劇部分を35㎜フィルムで上映して、装置による追体験映像を65㎜で上映。つまり上映中のスクリーンサイズが切り替わるんですね。
そして、死の瞬間を記録して、それを“のぞき見る”という行為にドキドキしたものです。(笑)

とはいえ、特に暴力シーンや派手なアクション等があるわけでもなく、映像自体は淡々と進んでいく感じです。

この映画を見たのは、その中学生の時だけだったんですけど、ものすごく気になる映画としてずっと覚えていて、最近ついにDVDを買って(勿論中古・笑)、で、先ほど見たわけです。


28年前といえば、DVDはおろかCDもまだ出回る前でした。
パソコンはありましたが、DOS/Vでおそらくまだ3.5インチフロッピーディスクも出てなかったんじゃないかな?それとも出た頃かな?
そんな時代でしたので、記録はオープンリールの光学(?)テープ。
その辺りに時代を感じてしまいますが、

そうそう、まず最初の驚きが、パッケージ(当時のポスターやパンフレットの表紙もそうでしたが)が主演のクリストファー・ウォーケンがSFチックなメカむき出しのヘルメットを被ってまして、これが「ブレインストーム」の再生装置になってるわけですが、
本編開始後すぐにこのヘルメットを改良しようということになりまして、どんどんと小型、シンプル化していきます。
どっぷりスターウォーズ世代の私としては、ごてごてしてる方がリアリティと格好良さがあると思ってたのに、それをあっさり否定されてしかもコチラの方がカッコイイということに気づかされたわけです。これは衝撃でしたよ。(^_^;)

さてさて、クライマックスは軍事利用しようという科学者達との対決になるわけですが、主人公の目的はただ一つ、「死の瞬間」のテープを最後まで見ること。

その所為か、対決図式というのが曖昧になって“盛り上がり”には随分欠けてしまった感じがあります。
主人公の「それ以外」の開発目的もなんだかハッキリしないまんまだったしな。。。

その所為なのか映画は興行的には失敗したようですね。。。(T_T)

でも今見直しても、そんなに古さを感じないしセンセーショナルな映画だと思いました。
こういうの、結構ツボなのかもしれないな。。。(笑)

そういえば、やはり世間では評判の悪かった「マイノリティリポート」も好きな作品だったし。。。(^^;)







「ヘアスプレー」と「レント」

2010-11-19 | 映画
共にミュージカル映画のタイトルです。最近2つ続けてやっと見た。

ヘアスプレー(2007)」は1988年の同名映画のリメイク。「レント(2005)」は1996年のオフブロードウェイミュージカルの映画化。

見終わって共に共通していたのは、楽曲の素晴らしさ!!

「ヘアスプレー」の方は、ポップでどこかで聞いたような親しみやすいメロディ。
「レント」はなんとなく混沌としているものの、作品世界にすごく溶け込んでいて、更には歌(ヴォーカル)が素晴らしい!!!


ちなみに、内容的なことはなんにも知らず(調べず)に見ました。

「ヘアスプレー」は劇場公開当時、ジョン・トラボルタが母親役で話題を取っていたので多少の興味はありました。

60年代の黒人差別が残るボルチモアが舞台。
地方番組「コーニー・コリンズ・ショー」が大好きで歌手、ダンサーに憧れるチビでデブの女の子が主人公。
そこに差別問題を絡めつつ、なんの紆余曲折、切磋琢磨もないままドリームズカムトゥルーのハッピーエンドに流れ込む。というある意味身も蓋もないストーリー。
設定や展開にはリアリティや説得力が感じられなかったからな~・・・

だけどまあ、肩もこらずストレートに自由と自分を楽しんでいるという点で、素直に楽しめます。
母親役のジョン・トラボルタを楽しみに見始めたのだけど、実際に見ていたら父親役がクリストファー・ウォーケンで、こちらの方が意外で驚いて、楽しめました。(笑)
この2人の歌とダンスのナンバーがあるんだけど、途中でどっちの声だか分からなくなるところがあって笑いました。。。


一方「レント」はYさんがブログで大絶賛していて興味を持った映画。勿論内容は全く知らず。。。

80年代末のニューヨークのスラムが舞台。貧乏だけど夢を追っている若者達が主人公で、ドラッグ、同性愛、エイズをテーマとして扱っているちょっと特殊なミュージカル。

冬、家賃(レント)も払えず、チラシや脚本(?)を燃やして暖を取るシーンで始まる。って、「ラ・ボエーム」のパクリ?かと思ったら、ウィキペディアを見たら、原作が「ラ・ボエーム」だったのね。。。ただ、その後が全然違うけど、、、

幸い、彼らのような苦労とは無縁に育ってきた私には、劇中よく分からないシーンやシチュエーションが度々あったけど、それでも尚、等身大のリアルな若者感はヒシヒシ伝わってきました。
この映画の素晴らしさは、様々な葛藤が常にあるのだけど、悪人が出てこないこと。
そして最初にも書いたけど、歌が素晴らしい。

実は、暫く前にサントラCDを借りて聞いたんだけど、その時は全くピンと来ませんでした。
やはりドラマのシーンを作り上げている歌だから、その曲だけ聞いてもピンと来ないのか、あるいは私が鈍いのか・・・??
だけど映画作品を見ながら聞いた歌は、最初から最後まで素晴らしかったです。
更にはまたくり返しになるけど、出演者の歌、ハーモニーが格別に素晴らしい。

全体は混沌としながらも、さりげなく希望を持てるラストで締めくくっているのもにくいですね。


タイプは全然違うけど、両方とも面白い作品でした。



「252」と「カイジ」

2010-10-26 | 映画
何度も言ってますが、すっかり映画館には行かなくなりました。でもって、レンタルも利用しません。でも映画は今でも好きですよ。
もっぱら中古で気になるものが安く落ちているのを見つけると衝動買いをしてしまう(苦笑)か、あとはテレビ(ケーブル含む)をチェックして見てます。
最近はテレビでもごく新しい話題作をすぐに放送してくれるのでありがたいし、待とうとも思ってしまいます。
その代わり、DVDやダビング映画が増える一方で消化(観賞)が追いついていないのも事実です。ここんとこはちょっと頑張って色々見てますが、、、

そんな中で地上波でやった邦画2本。
「252生存者あり」と「カイジ」

ともに映画の宣伝をしているときに興味があって見てみたいと思った作品です。

以下、完全にネタバレになると思います。ご注意を


「252生存者あり」
結構マジメ(硬派)なパニック映画だと思ってました。

が、始まってみると「何コレ?」

いきなり巨大な雹が降ってきて、街が大混乱になるのですが、その描写に全くリアリティがない。
舞台は銀座で右往左往する群衆。そして逃げまどう市民が地下に流れ込み地下鉄改札付近が更に混乱。そこでも右往左往している有り様。。。

だけど、まずデパート等ビルの中に避難するでしょ。普通。。。
更に地上でも地下でも、みんな四方八方バラバラに動き回っていた。
いくらパニック状態とはいえ安全を求めて逃げまどうのだから、その方向にはある程度流れ(規則)が生まれるはず。

更に、その混乱の中通常運転で地下鉄が到着するが、直後襲ってきた洪水にホームごと飲み込まれる。水流に流される主人公。。。
って、普通感電死でしょ!?確実に電力生きてたし。。。

その後はなんだか青春群像的に話が進んでいって、作り方としては草薙くんの「日本沈没」を思い出しました。
CGが発達して、ハリウッド並みの映像が作れるようになった反面、内容もハリウッド並みにワンパターン化しているような気がしてなりません。。。偉そうに言うほどは見ていないと思うけど、見たものほとんどが当てはまっている。。。

で、私がこの映画から感じ取ったテーマが

「人間って結局自分本位なのね。。。」

ということ(爆)

とどめはラストシーン。開いた口がふさがりませんでした。。。


もう1本
「カイジ」
これは深夜枠のアニメが最初でした。漫画は知ってたけどアニメを見た後に見た。

アニメ漫画共にすさまじい迫力がありました。
シンプルなオリジナルゲームに人生を賭ける主人公達。その心理戦の迫力と興奮はすごかったです。
更に億の金と自分の指(4本)をかけた最終の戦い(ゲーム)。
まさかの主人公の負けで終わるという衝撃のラスト。脳裏に焼き付いてしまいましたね。。。
しかもその描き方が、指がなくなった事のショックではなく、指がなくなるかも知れないという恐怖の描き方と、なくなったあとは、なくした後悔ではなく、(冷静に考えれば)勝つチャンスがあったゲームを逃した事への無念を描いていることに一層のリアリティと恐怖を感じたものです。

まさにこの原作者は天才だと思いました。

さて、そんな原作者も協力参加した映画版、やはり宣伝をしているときは期待してました。

が、

所詮は2時間に全てをまとめるには無理がありすぎましたね。。。

最初のじゃんけんカードも持ち時間が30分では最初から大したことは出来ません。

それでも「2時間にまとめた」という作業だけに於いては上手に作ったと思いますが、やはり原作やアニメでの緊張感は作れませんでしたね。

なんとも後味の良い軽い作品になってしまいました。。。

謹んで合掌。。。