松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

いい仕事をしているとき

2013-06-21 15:30:00 | なんでもない日々
ふと思ったのですが、いい仕事ができているときって案外「ふつうだな」と本人は感じていることがおおいようです。
これは小説を書く人ならば誰でもやる、推敲の段階にいえることですが、しばらく寝かせてからなどと申します。
つまりは、客観的にみようね? ということですよ。
かーっとなったままでは、どうしても独りよがりな作品になってしまうし、別の読み方をすると矛盾だらけだったりする。
そりゃね。鉄は熱いうちに打てというし、ノリノリで書くのは楽しいですよ。
でもそのやり方が通用するのは一部の天才だけで。ふつうはもっと淡泊なものなのかも。
ちゃんと計算して準備して。そしてこつこつ書く。
修正してぶれがないように調整して。
そして完成する。

完成する頃には、書いた本人はうんざりするほど読み返していて、本当におもしろいかどうか不安になる。
というより、「つまらないんじゃないだろうか?」と疑いはじめている。
仕事としては、それが正常なんだろうな。

コメント
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