店ざらし

小説の師匠がおっしゃっていた言葉に、
「作品や筆名が店ざらしになる」
っていうのがありました。
この間のペンネームの話と合わせて、ちょっと考えてみたいと思います。

師匠がデビューした頃は、まだネットなんてないですよ。
それでも最終選考に何度も残ると、名前だけが店ざらし状態になるわけです。
それは決してプラスではない、と。

ましてや今はネットがあります。
筆名や作品名で検索すれば、最終選考どころか一次落ちですら引っかかる時代です。
もうね。いきなりデビューできなかった場合は毎回名前を変えなきゃならないですよ。
大変です。

最近、新人賞の投稿に変わった筆名で出てくる人が多いです。あれは受け狙いもあるんだろうけど、ちゃんとした名前をいちいち考えていたら、きりがない！　っていうのもあるんじゃないかな。
そんな気がするんですよ。