松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

問題作、なんだそうですよ

2010-01-28 15:30:45 | 一般書籍で思うこと
月見月理解の探偵殺人 (GA文庫)
明月 千里
ソフトバンククリエイティブ

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珍しいこともあったものですね。
近所の本屋さんで、『話題作』と取り上げられている本を(比較的)早くに読むなんて。

この本、GA文庫大賞の奨励賞をとった作品だそうです。
で、キャッチフレーズは「第1回GA文庫大賞受賞作中最大の問題作が登場!」とあります。
確かに、タイトルだけ読むと「探偵殺人」だもんなぁ。でも、中身はいたって普通のエンターテイメント作品でしたよ。
それこそ、メフィストとかにあってもおかしくないような小説です。
問題だったのは、ライトノベルという枠とのマッチングなのかな? などと勘繰ってしまいますが、それでも出版されるのだからソフトバンククリエイティブは懐広いな。

ネタばれになってしまうので、詳細にはふれませんが。
まあ、ネットゲームと(作中での)現実という二重構造を、うまく短いページでおさめたな。という印象を持ちました。
欲を言えば、もっと膨らませて、読者をあっちこっちと引っぱりまわしてほしかったのですが、ページの都合とかあったのでしょうね。
コメント
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