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松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

芝居をみる

2009-08-24 16:16:16 | なんでもない日々
昨日、演劇をみてきました。
劇団なないろ風船というところのやつで、『世界の果てで手を繋ぐ』という作品です。

まあ、松浦も『あたしのBATMAN』とか書いてるから、人のことはいえませんが。
近年の通り魔事件とかを観察していれば、書きたくなるんだろうな、というお話です。
いわゆる、私刑もの、とでもいいましょうか。
好きなテーマではあるのですがねぇ。
パンフレットによると、『罪と罰』がテーマだそうですが、そこまで昇華していないような気がしました。

見せるもの、である以上客にはカタルシスを用意しなければならないはず。
だけど、ちょっとばかり投げっぱなしな感じは否めません。

結構、お涙ものなところはあるのですが、それをテーマから導かれたカタルシスと呼ぶのは違うような気がしました。
あれは、どちらかというと普遍的な技法によって作られたものだと。

よく、泣ける○○だ。というのが売りになったりしますが。涙スイッチというのはこつさえつかめば、意外と簡単に入れることができるそうです。
でも、それだと記憶には残らない。はかない印象があるだけです。
本物のすごさ、というのは別ものなんでしょうね。
コメント
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