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営業道その2

2009-11-27 17:52:32 | 日記
Yahooに登録するようになってから、しょっちゅう営業の電話が
かかってくる。

「まだ小さい会社なんで、お金がありませ~ん」

というと、快く(??)電話を切ってくれる。

そういうのなら、まだいいけど、
以前の会社にいたときは、どこで情報がもれているのか、
半ば強引な営業電話がかかってきた。
(まあ、営業マンだったので自分でも名刺配りまくっていたからね。)

仕事に関連することならまだしも、不動産投資とか、年金対策とか。
人の懐をほじくりまわしているようで気にいらん!

「今、仕事中ですから…」と断ろうとすると、
「だがら、あなた個人にご連絡しているのです。お仕事の都合のよい時間に
ちかくの喫茶店で話をしませんか」という。
「だったら、私個人あてにご連絡ください。」というと、向こうも負けてはいない。
「じゃあ、携帯番号を教えてください。」とムカつくことをいってくる。
「いやです、なぜあなたに教えなきゃいけないの?」というと。
「一体、あなたは芸能人なのですか?」ときた。
これには正直、ぶち切れた。

どっかで会社の電話番号と私の名前の情報を仕入れて、
顔すら見たことのない、どこの馬の骨ともわからん奴が電話をしてきて、
電話番号を教えろ、とかいって本当に教える奴がおるんかい?!

その時は本気で頭にきて、
「おたくのやっていることは、脅しだ。もう2度と電話してくるな」
といって電話を切ったが、本気で頭にきていたので、今度かかってきたら
出向いて、どたまをかちわったろかい!、と本気で思っていた。


営業セミナーとか、巷に溢れている本でもよく、
「ニーズの掘り起こし」ということがいわれる。

それは、間違いではないとは思うが、そういうことが半ば強引な売り込みの
手段として使われるのはどうか、と思う。根本的に間違っているでしょ。

大体、掘っても掘っても、ないところからは出てはきませんから?!

本人たちは仕事だからと悪びれもせず、やっているのだからさらに性質が悪い。

ニーズを掘り起こすとは、人の心を掘っていることと同じなんだ、と思う。
だがら、もしかしたら、知らず知らずのうちに、その人の心を傷つけている
こともあるのだ。
社会貢献とか大それたことはいいたくないが、少なくとも、営業活動には
良心というものが大前提になければいけないと思う。

水脈はどこにあるのだろう、とあたり構わず掘りまくる、
このような「渇望の循環」から逃れない限り、光は見えない。

我々が成すべきことは、人の願いや気持ちという、いわば湧き出した少量の水を
大切にし、大河へと導いてやることだろうと思う。
湧き水は必ずある、と信じたい。
我々は営業をやり続けなければいけないからだ。

我ながら、えらそうなことをいっていると思う。
でも、営業の基本は人と人とのコミュニケーションである、という前提を
自分でも忘れてしまいがちな昨今ゆえ、あえて投稿することにした。


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