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なりゆきにまかせろ

2013-05-27 14:02:37 | 日記
私が独立して、なんとなく気楽にやっているように見えるからだろうか、
よく友人から仕事のこと、「独立すべきかどうか」などについて
相談をうける。

私の答えはいつもいたってシンプル、

「なりゆきにまかせろ」

それだけ。

思い起こしてほしい、いままであなたが生きてきて、何度か転職したり
仕事を変えたりしたと思うけど、その中であなたが必要にかられて
就職した会社でよかったものがあるか…、ないと思う。

少なくとも私の場合、いわゆる「must、need to(~ねばならない)」
で起こしたアクションが功を奏すことは決してなかった。

まるで子供のような稚拙な奴ら、仕事、人間関係…。
今思うとまるで冗談、幻想としか言いようのない世界、
私はそんな失敗を何度も重ねてきた。

でも私は失敗することによって学んだ。
「must」から導かれる行動によって生まれた世界、自分を取り巻く世界は
「すべてが幻想であった」と。

よく信じて努力すれば世の中なんでもうまくいく、といったポジティブ・
シンキングをいう人がいるが、そういう考え方を貫いて幸せそうな人を
一人もみたこともきいたこともない。

成功があるとするならそれは「want to」であるはずなのだ。

がんばっている奴はだいたいが失敗している。
なぜなら楽しんでいないからだ。

失敗するとわかっているくせにやっている。
幻想だとしっていてその中に飛び込んでいる。

実は人間の意志こそが幻想なのだ。
目を覚ましたければ、そのハンドルを手放すしかないのだ。
自然の流れに身をまかすのだ。

縁起を紡いでゆくとはそういうことだと思うし、案外人間って
自分が想像している以上に、よくできているものなのだ。


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健康診断

2013-05-15 14:25:32 | 日記
毎年、この季節に健康診断があって、30才を過ぎてから、
したがってもう何年もやっているのだが、何回やっても
慣れるどころか、年齢とともに辛くなってくるのが、
バリュームである。

今日のバリュームはとりわけ、きつかった。

「はい、全部のんでください。」

「うっぷ!ち、ち、ちょっと待ってください…」

まるでとかしたゴムのかたまり、生コンをのどに流し込んでいるような、
どう考えても、人間の体の中にいれるべきものではない、
飲まなきゃ殺すぞ、といわれて無理やり毒を飲んでいるような
そんな感覚で、心が抵抗してしまい、のどがつまる。

もうちょっと、薄めるとか、ヨーグルト味にするとか工夫してくれい!

おまけに、この得体の知れぬ、真っ白なかたまりを飲む前に、
胃をふくらますための薬を飲まされて、それは顆粒状で飲みやすいように
工夫されているようだし、紅茶でのどに流し込むので、なんということは
ないのだが、

「ゲップしないでくださいね。」

ときた。
ゲップするな、といわれても飲み込んだ瞬間に、お口いっぱいにひろがる
ビタミン剤のようなさわやかさとは裏腹に、私の胃袋はまるで風船のように
膨らむんだぞ! これはゲップがだめなら、いっそのこと、お尻から出して
しまいたいくらいだ。

そして、さらに!
その状態(ゲップをこらえて、生コンでお腹がいっぱいのところに)で、
無情にもレントゲン機は、私の体を上下左右に揺さぶりまくり、
オペレータの指示で、

「はーい、右回りにぐるぐる回ってくださーい。」

…おう、のおぅ!! 俺は自分のしっぽを追いかけてグルグル回る
犬じゃないんだぞ。

もうここまでくると、冷や汗すら出てくる。

レントゲン撮影がおわり、

「あのう、もうゲップしてもいいですか?」

「ああ、どうぞ、お疲れ様でした。」

もう眩暈がする思いで、今度は血圧を図りにいくのだが、
エレベータの前に立つと、一枚の張り紙が…。

なるべく階段をご利用ください。

…随分と酷じゃないか。

もうヘトヘトになりながら、血圧を測ると、

「うーん、高いですね」

と言われた(笑)。

当たり前だ、わざとやってんのか、もう!!


というわけで毎年この季節は憂鬱だ。
大好きなビールも尿酸値対策のため、1カ月くらい前からほとんど
飲まない。食事にも気をくばり、味噌汁のだしは昆布、上手そうな
魚も枝豆もひかえる。
いわゆる「旨み」こそが尿酸値の天敵なのだ。

そういう苦労もあってか、尿酸値は随分低い値にセーブできるように
なった。

ところがだ! 今度は中性脂肪が高いですね、ときた。

あわくって中性脂肪対策をとネットで調べると、
サバなどの魚は中性脂肪を抑える働きがあることがわかった。

なんと、尿酸値対策で我慢してきた食べ物じゃないか!!

一体どうすりゃいいの??

私は子供の頃から体を鍛えまくっていたせいか、すごく健康なので、
普段、自分の健康についてあまり省みることはなかった。
尿酸値にしても、中性脂肪にしても自覚症状が全くない。
年をとるにつれ、自分の健康についても考えなくちゃならなくなるものだ。

しかしだ! 私の心は毎年この季節(健康診断の季節)になると
厚い雲にとざされた天を仰いでいる時のように、暗いのだ。


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