前回に引き続き「イントロ&エンディング」について。
私はギタリストなのだが、実は大変参考にさせていただいている
文献が存在する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/20/803acd08efa5f3cb7f92fa99b7726cd3.jpg)
『イントロ&エンディングの技法 加藤泉著(中央アート出版社)』
その名もズバリなのだが、この本に出会わなかったら、このブログにおいて
このテーマで書こうと思わなかったかも知れない。
10年くらい前、私は都内のジャズ・ギターの先生に師事していたのだが、
その先生の書棚においてあったので興味をもった。
まだ、ジャズなどさっぱりわからなかった私は、
なぜ、イントロやエンディングだけを扱っている教則本があるのだろう?
ととても不思議に思ったことを覚えている。
テーマに即したイントロ&エンディングのアレンジメントを大変、実用的に
解説されている。リハーモニゼーション全般を学べる本当にすぐれた名著だと
思う。今でも思い出したように、この本を調べることがある。
イントロ&エンディングのアレンジメントを学ぶことはジャズ・アレンジを
学ぶことに直結するのだ。
著者の加藤氏の先生は潮崎郁男氏という、日本のジャズ・ギターの先駆的な
存在の方だ。残念ながら私は彼の演奏をお聴きしたことはないのだが、
松本英彦氏とピアノレスのバンドを組まれていたようだ。
上記の本にも潮崎氏の実際のアレンジメントの例がふんだんに盛り込まれている。
ピアノとギターは同じく、コード&メロディー楽器でありながら、
そのサウンドもハーモニーの組み立て方もかなり異なるものである。
イクイップメントの発達により現代ではピアノレスのバンドは数多く存在するが、
潮崎氏のようなスタイルでピアノのいないバンドは、大変に潮崎氏への負荷が
かなり大きいような気がする。それほどすぐれたハーモニーセンスと技量をもちあわせて
いなければなりたたない。
ちなみに私の先生も潮崎氏に師事したらしいが、彼は大変に現代的なスタイルの人で
「現代的でなければ意味がない」とまで言い切る人だった。
あまりに先鋭的すぎて、ジャム・セッションしていると本当に「いま自分がどこで
なにをしているのか」を見失ってしまうことが多々あった。
ラリー・カールトンの師匠がジョー・パスであったように、前衛的芸術は伝統的基盤
の上に成り立つものかも知れない。
実は伝統的基盤をしっかりともっている人は、前衛に対して大変敏感な人が多い。
そしてそれに対する理解力もある。
私のようにとってつけたような、「なんちゃって」ではダメなんだよね~、
『イントロ&エンディングの技法』を読んでしっかり勉強しよっと(笑)。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
私はギタリストなのだが、実は大変参考にさせていただいている
文献が存在する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/20/803acd08efa5f3cb7f92fa99b7726cd3.jpg)
『イントロ&エンディングの技法 加藤泉著(中央アート出版社)』
その名もズバリなのだが、この本に出会わなかったら、このブログにおいて
このテーマで書こうと思わなかったかも知れない。
10年くらい前、私は都内のジャズ・ギターの先生に師事していたのだが、
その先生の書棚においてあったので興味をもった。
まだ、ジャズなどさっぱりわからなかった私は、
なぜ、イントロやエンディングだけを扱っている教則本があるのだろう?
ととても不思議に思ったことを覚えている。
テーマに即したイントロ&エンディングのアレンジメントを大変、実用的に
解説されている。リハーモニゼーション全般を学べる本当にすぐれた名著だと
思う。今でも思い出したように、この本を調べることがある。
イントロ&エンディングのアレンジメントを学ぶことはジャズ・アレンジを
学ぶことに直結するのだ。
著者の加藤氏の先生は潮崎郁男氏という、日本のジャズ・ギターの先駆的な
存在の方だ。残念ながら私は彼の演奏をお聴きしたことはないのだが、
松本英彦氏とピアノレスのバンドを組まれていたようだ。
上記の本にも潮崎氏の実際のアレンジメントの例がふんだんに盛り込まれている。
ピアノとギターは同じく、コード&メロディー楽器でありながら、
そのサウンドもハーモニーの組み立て方もかなり異なるものである。
イクイップメントの発達により現代ではピアノレスのバンドは数多く存在するが、
潮崎氏のようなスタイルでピアノのいないバンドは、大変に潮崎氏への負荷が
かなり大きいような気がする。それほどすぐれたハーモニーセンスと技量をもちあわせて
いなければなりたたない。
ちなみに私の先生も潮崎氏に師事したらしいが、彼は大変に現代的なスタイルの人で
「現代的でなければ意味がない」とまで言い切る人だった。
あまりに先鋭的すぎて、ジャム・セッションしていると本当に「いま自分がどこで
なにをしているのか」を見失ってしまうことが多々あった。
ラリー・カールトンの師匠がジョー・パスであったように、前衛的芸術は伝統的基盤
の上に成り立つものかも知れない。
実は伝統的基盤をしっかりともっている人は、前衛に対して大変敏感な人が多い。
そしてそれに対する理解力もある。
私のようにとってつけたような、「なんちゃって」ではダメなんだよね~、
『イントロ&エンディングの技法』を読んでしっかり勉強しよっと(笑)。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト