OMTインフォメーション

翻訳のこと、会社のこと、生活のこと、音楽のこと、読書のこと

Solar - John Abercrombie/John Scofield

2011-10-30 14:41:44 | 日記
思い立って今日はコーヒーでも飲みながらCDを聴くことにした。
本当にたまの休日。以前は家の近所に、おいしいコーヒーを飲みながら
ジャズが聴けるお店がたくさんあったのだが、今家の近所でコーヒー飲める
ところってったら大船まで出なきゃならん。ところが大船には悪いがロクな店がない。
本屋もない。せっかくの休日なのだから藤沢とか横浜に出てしまえばいいのだが、
寝違えたらしく右側の首肩が痛くて動けん。

幸い家には読みたい本もたまってるし、聴きたいCDも山ほどあるので
今日は「のんびりする日」と決めた。

今日はレコードにしよう。


『Solar - John Abercrombie/John Scofield』

これは吉祥寺に住んでいた時に中古レコード屋さんで買ったのだが、
レコードってCDに比べたらちょっと面倒でしょ、だから数年間聴いてなかった。

やはり若い頃の演奏っていいよね。
ジョンスコもアバクロも、とんがってるよ…。

パット・マルティーノにしてもそうなのだけど、やはりキャリアを重ねると
どうしてもその人のサウンドって完成されてゆくじゃない、
そうするといろんなもの、荒削りなところとか、がむしゃらに上をめざしていた
気持ちとかがなくなってしまう気がする。

やはり初期の頃は、なんか彼らのいろんな要素がふんだんにちりばめられていて
ダイヤモンドの原石みたいに輝いているよね。

そういうギラギラした二人をGeorg MrazとPeter Donaldがサポート。

ああ、やはり勉強するならこういう演奏だなぁ…。

と結局、レコードをカセット・テープに録音中。
最初AUXの録音の仕方がわからなくて、1時間くらい悩んでしまった。

のんびりするんじゃなかったんかいな???


がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト

ありがとう

2011-10-29 13:57:49 | 日記
「大は小をかねる」という言葉があるが、先日ふと道端をぶらついていて、
その逆もしかりだな、と思った。

ここ数日はさわやかな秋晴れの日が続く。日差しがここちよい。

ふと、目を下にむけると、死にそうな蟻が一匹。
冬支度にの途中で仲間とはぐれてしまったのだろうか…。

こいつは、何をおもっているのだろうと思った。

蟻に幸せってあるのだろうか…。
それとも心などないのか…。

彼らにとって幸福とは子孫を受け継いでゆくことだろう。
この蟻はもうすぐ死に絶えるだろう、だけど彼の仲間のいくつかは
子孫を残すことに成功し、未来永劫にその営みを受け継いでゆくのだ。

幸福の所在が一人ひとりの心にあるというのは、我々人間の身勝手な
思想なのではないか。

幸福とは我々の心の範疇を超えたところにある。確かにそこに在る。

こうしてなにげなく道を歩いているだけでも、実は幸せなことなんだと思う。
病気の人もいるだろうし、亡くなった方もいる。
震災、大洪水、歴史的な豪雨など、未曾有ともいえる自然の脅威…。
我々は辛く悲しい時を経てきた。

いつも我々は上ばかりに目をやろうとする。
より多くの富を、より強い体を、より大きな幸福を…。

でも、小さな幸福を喜ぶことができるなら、我々の幸福は遠心的に
大きくなってゆくのではないか…。
上ばかりを見つめなくてもいいのではないか…。

大体地球だって宇宙にポッカリと浮かんでいるわけだろう、
どっちが上でどっちが下か? 犬が西向きゃ尾は東。
日本が上なら、ブラジルは下か?(笑)

普段、私たちがなにげなく使う「ありがとう」という言葉、
漢字では「有難う」と書く。
有り難しとは、ずばり有ることが難しいということなので、
「めずらしい」、「貴重だ」ってなところから、
感謝の意を表現する言葉になったのだろう。

するってえと、その反意語は「あたりまえ」ということになる。

あたりまえをとっぱらってしまえば、世の中は感謝で満ち溢れるだろうか…。

また寒い季節がやってくる。
我々が疎んじていた太陽が恋しくなる季節だ。

ありがとう


がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト

ウエマツシンノスケ

2011-10-27 17:36:27 | 日記
昨日は高田馬場の「diglight」でライブをやった。

森しんじろう、羽鳥 創、そして私といういつもながらの面々に加えて、
植松慎之介という期待の新人(ベース・プレイヤー)だ。

写真をみればわかるとおり、


昨日、彼があんまりカッコいいんで撮らせてもらった。
(プライドないんかい、おのれは!!)

めちゃくちゃのイケ面である。
本人はてれているようで、またカメラマンがこの私なので、
この時の写真写りはあまりよくないが、間近でみてると写真の
10倍くらいはハンサムなんじゃないか…。

顔がいいんで、みんなそっちばかり、視線がいきそうなのだが、
さにあらず。めちゃくちゃ演奏がいい。

いささか、最初から全力を出しすぎていつも曲の後半でバテてしまう
ところがあるのだが、そういうところも含めてすごい好感がもてる。
なによりも、彼のベースには「歌心」があのだ。

ドラムでもなんでもそうなのだが、やっていて楽しい人は必ず
それをもっている。逆にどんなにテクニックがあっても、
やっていてつまらない人っていうのは、決定的に歌心がないものだ。

日本のロックやヘビメタのあんちゃんにコシがない奴が多いのは、
テクニックなど「上っ面」なことばかりに気をとられて、
ギターが、ドラムが、ベースが「まったく歌っていない」からである。


20歳という年齢にして、これかよ! すごすぎるぜ、シンノスケ!!!


彼の倍以上を生きた人間どもよ(自分のことかいな)目を覚ませ!!
さて、俺もいっちょ、気合いいれていくか!…。


がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト

Whitchita Lineman

2011-10-24 17:44:04 | 日記
先日結成されたThe Centiesであるが、このバンドはニューオリンズの偉大なバンド
The Metersのトリビュートバンドである。

とはいえ、ただのコピーバンドをやるつもりなど、私には、ましてゆうぞうさんにも
あろうはずがないわけで、結局は、スタンダードでもミーターズでも自分たちの感性で、
立ち向かった時にどうなるのか、ということでやっている。

まあ、ミーターズというバンド自体が「そういう性質」のバンドである。
だから、彼らが演奏する曲の原曲を聴くのも大変おもしろいことだ。

それによって彼らの意匠が明らかになるし、なによりもそれ自体がアメリカン・
ポピュラーの歴史を紐解く作業なわけで、すごく立体的だ。

クラッシックとちがい、ジャズやブルースは「譜面のない」音楽なので、
ミュージシャンは非常に形式を重んじる、というかそれを頭に叩き込むわけである。
そうしないと自由にインプロビゼーションできないでしょ。

ブルース・スプリーングスティーンの「Hungry Heart」だったら、

「Cの1-6-2-5(いちろくにーごー)で間奏の後でEbに転調」

というように常に曲の構造をパターン化して対応する。

今日センチーズ(カタカナで書くとどうもしっくりこないな…。ちがう意味みたいだ。)
の新曲を指定してきたので、一人せっせと譜面におこしている。

「Whitchita Lineman」

…自分には4小節の単位が頭にしみついているらしく、こういう歌はやりにくい。
どうしても1小節余分に感じてしまう。

うーんと悩んだあげく、また曲のタイトルが気になったのでネットで原曲を調べてみることにした。

グレン・キャンベルの歌で全米3位の大ヒット曲だ(知らなかった!!)

聴いてみると、曲の構成、コード進行に関してはほぼ(ってか完全に)コピーしてやってるな…。
間奏のギターはそのままやん…。
ウィチタ(カンサス州)という荒涼とした田舎の電話線工が遠くにいる恋人に思いをはせて
歌っているものだ。

こういうある種の破格はアメリカン・ポピュラーにはとても多い。
ジャズマンが演奏する際はイントロ部分を省いたりして簡略化してやることが多いわけで
そういう意味では大変に勉強になる。

俺たちがやっているのは、やはりロックなんだぜ(笑)。

美しいコード進行なのだが、ミーターズがやるとこうも雰囲気が変わるものか…。

たぶん、ドラムの「ジガブのせい」だと思う。
彼ひとりだけ原曲をしらなくて、めちゃくちゃやっているようにも思える(笑)。

ただ、彼の場合あまりにも偉大な人なので、これを確信的にやっているとしたら、
すごいな…。ちょっとこのアプローチには勇気がいるぞ(笑)。

とまあ、1曲やるだけでもこれほど連想が広がるのは実に楽しいことだ。

今度はこれを自分たちのやり方で処理するわけだ。
イェーイ!!ミュージシャン冥利につきるぜ!



がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト



Rock'n Roll closet vol.10

2011-10-22 15:13:54 | 日記
今日はRRC(Rock'n Roll closet) vol.10が開催される。

いつもかかさず前もって紹介してきたのだが、
なにかと夜が忙しく、ブログを更新できなかった。

********************************************************
2011/10/22(土)江古田
「Livehouse Buddy★Rock'n Roll closet vol.10★」
開場/開演:19:00/19:30~
会場:江古田「Livehouse Buddy」
http://www.buddy-tokyo.com/
TEL.03-3953-1152(15:00~)
西武池袋線江古田駅南口改札口から徒歩30秒
改札を出て右の双葉会館地下2階
ビルの上下にBUDDYという看板あり
B1・MF・1F がGAME CENTER 
お問い合わせ:江古田Livehouse Buddy
03-3953-1152(15:00~)
前売/当日:2,500円/3,000円(税込)※ドリンク代込み
出演:小山卓治・田中タツジ・本名カズト BAND
********************************************************

というわけで、皆様お誘いあわせの上是非ご来場ください。

毎回、大物ミュージシャンをスペシャルゲストとして招いて、
ワーッとやっていた(私も大物ではなく小物ゲストとして出演した
ことがある(笑))のだが、今回はまあ、自分たちで、
のんびり楽しくやっちゃおう、ということなのだろうね。

私にとっては、ある意味もっとも楽しみである。

今まで、何度もRRCを観てきたけど、私からいわせれば、
どんなゲストよりも本名カズト BANDはよかった。

もちろんすごいバンド、ミュージシャンは大勢いた。
でも彼らほど心を打つものを与えたバンドは皆無に等しい。
唯一吾妻さんのトリオくらいか…。(吾妻さんとこは凄すぎた。
目の玉が飛び出し、鼻血がでそうになるくらい、笑った。)

ともかく、今回は彼らは誰にも気兼ねせず、自由にやるに違いない。

彼らはどこの誰がどういう演奏をしていようと、自分たちの歌を
自分たちのやり方で歌える数少ない人たちだと思う。

世の中、気のちっちぇー連中ばかりだからね…。

それでは、会場で!


がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト