もう10年以上前になるが、Junior Wellsが来日したことがあって、
確か六本木のライブハウスだったと思うが観にいった記憶がある。
すごくいい席がとれて、舞台のすぐ近くだった。
当時、私はかなりいきがったブルース少年(??)だったので、
プレーヤーの目の前でビールを片手にタバコをぷかぷかとふかしながら
偉そうにみていると、その態度に腹をたてたのか、
ジュニア・ウェルズ自身が、歩み寄ってきて、
「おにいちゃん、さっさと家に帰ってねんねしな…」
みたいなこと(もちろん英語で)いわれた(笑)。
実は当時バリバリのギター小僧だった私は、たとえブルース界の重鎮であっても、
ギター以外の楽器のプレイヤ―にはあまり興味がなかったのだ。
ジュニア・ウェルズもバディー・ガイとのからみで知っている程度だった。
もちろん彼のCDももっていたのだが、リトル・ウォルターというブルース界に
燦然と輝く巨星の陰で彼の印象は正直薄かった。
そのうち自分がマジック・サムぞっこんになってしまい、
彼のレパートリーを次々とこなしてゆく中で、マジック・サムの歌っている
楽曲にジュニア・ウェルズの作品が数多くあることに気がついた。
それでハーモニカ・プレイヤーとしてではなく、一人のブルース・シンガー
として意識して買ったのがこのアルバムである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/0e/83e6d9e87831da1edfd8e753188ea044.jpg)
以来、私にとってはジュニア・ウェルズはブルース界で最大の
メロディー・メイカ―である。
上記のCDの帯にも書かれてあるが、「シカゴ・ブルース・シーンの若頭として、
タフでチンピラなブルース」をひっさげ私の目の前に現れ、それこそ暴れまくった。
ところで、このアルバム中での最大の功労者はギタリストのアール・フッカーだと
思う(結局ギターの話になってしまった…)。
実は彼は私にとってのギターの理想で、どんなに、派手で華やかなプレイを観たとしても、
そんなことどうでもいいよ、と思ってしまうくらいにアール・フッカーの演奏が好きだ。
このことは今まで誰にも話さなかった。内緒にしておくつもりだった、なぜなら
ネタがばれるから(笑)。
まあ、最近また本腰を入れてブルースと取っ組みあう意欲がわいてきたので、
公開して、さっさと自分は次のステージに行こうと思ったわけだ(笑)。
結局のところブルースは歌を意識しないとだめだ。歌がまずいとすべてがだめになる。
だから絶対、ブルース・マンは自分で歌わないとだめだと思う。
そして歌うことで気づくことは非常に多い。自分のギター・プレイにしても
ヴォーカルの立場で省みることで確実に演奏の幅は広がる。
結局、ブルースは「何を語るか」なのだ。
それは歌をつくるということにも直結する。
だから、どもろうが、ロレツがまわらなかろうがいいじゃないか!
口をつぐんでちゃだめなんだよ…(自戒の意味をこめて)。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
確か六本木のライブハウスだったと思うが観にいった記憶がある。
すごくいい席がとれて、舞台のすぐ近くだった。
当時、私はかなりいきがったブルース少年(??)だったので、
プレーヤーの目の前でビールを片手にタバコをぷかぷかとふかしながら
偉そうにみていると、その態度に腹をたてたのか、
ジュニア・ウェルズ自身が、歩み寄ってきて、
「おにいちゃん、さっさと家に帰ってねんねしな…」
みたいなこと(もちろん英語で)いわれた(笑)。
実は当時バリバリのギター小僧だった私は、たとえブルース界の重鎮であっても、
ギター以外の楽器のプレイヤ―にはあまり興味がなかったのだ。
ジュニア・ウェルズもバディー・ガイとのからみで知っている程度だった。
もちろん彼のCDももっていたのだが、リトル・ウォルターというブルース界に
燦然と輝く巨星の陰で彼の印象は正直薄かった。
そのうち自分がマジック・サムぞっこんになってしまい、
彼のレパートリーを次々とこなしてゆく中で、マジック・サムの歌っている
楽曲にジュニア・ウェルズの作品が数多くあることに気がついた。
それでハーモニカ・プレイヤーとしてではなく、一人のブルース・シンガー
として意識して買ったのがこのアルバムである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/0e/83e6d9e87831da1edfd8e753188ea044.jpg)
以来、私にとってはジュニア・ウェルズはブルース界で最大の
メロディー・メイカ―である。
上記のCDの帯にも書かれてあるが、「シカゴ・ブルース・シーンの若頭として、
タフでチンピラなブルース」をひっさげ私の目の前に現れ、それこそ暴れまくった。
ところで、このアルバム中での最大の功労者はギタリストのアール・フッカーだと
思う(結局ギターの話になってしまった…)。
実は彼は私にとってのギターの理想で、どんなに、派手で華やかなプレイを観たとしても、
そんなことどうでもいいよ、と思ってしまうくらいにアール・フッカーの演奏が好きだ。
このことは今まで誰にも話さなかった。内緒にしておくつもりだった、なぜなら
ネタがばれるから(笑)。
まあ、最近また本腰を入れてブルースと取っ組みあう意欲がわいてきたので、
公開して、さっさと自分は次のステージに行こうと思ったわけだ(笑)。
結局のところブルースは歌を意識しないとだめだ。歌がまずいとすべてがだめになる。
だから絶対、ブルース・マンは自分で歌わないとだめだと思う。
そして歌うことで気づくことは非常に多い。自分のギター・プレイにしても
ヴォーカルの立場で省みることで確実に演奏の幅は広がる。
結局、ブルースは「何を語るか」なのだ。
それは歌をつくるということにも直結する。
だから、どもろうが、ロレツがまわらなかろうがいいじゃないか!
口をつぐんでちゃだめなんだよ…(自戒の意味をこめて)。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト