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乳母車

2013-11-23 13:03:38 | 日記
ここ数日、息子の夜泣きがすごい。
夜泣きどころか、おっぱいをあげてもミルクをあげても
おむつをかえても、昼夜関係なしに一向に泣き止む気配もなく
全身の力をふりしぼってなきじゃくる。

しかも、ここ数日便秘しているようだ。
いつもは、よくもまあ、と思うくらい大量にこきまくっていたものが
ここ数日(2日間)は全くでていない。

本人(息子)も一所懸命に力んでいるのだが、
どうにもうまくいかないようで、苦しいからか、不快だからか、
よりいっそう泣きまくる。

本で調べたり、インターネットで検索したりするのだが、
意見が多岐に及んで、どれを採用すればよいのかがわからない。
不眠不休で疲れ果て、途方に暮れる妻をみるにあまりにしのびなく、
私の母に電話で相談してみた。


「砂糖水をあげてみたらどうえ…」


「紙縒りでお尻の穴を刺激してあげたらどうえ…」


我が家は自然嗜好なので白い砂糖がない。
とりあえず、近くのコンビニまで行き、砂糖を買ってきて与えてみた。

ひと肌のお湯100ccに砂糖5g(お困りの方参考にされたし)

「へぇ~、なんでも飲むんだなあ、カブトムシみたいだな…」
といったら、妻に怖い顔をされた。

それでうとうとし始めたので、これはチャンスとばかりに、
寝かしつけようとする。しかし、寝たとおもっても5分もすると
また泣き出す、その繰り返し。

しばらくしてから、子供用の綿棒にオリーブオイルを浸しておしりを
ホジホジしてみた。

ブッとおならがでた(子供は本当によくおならをする。これは子猫も同じ…)
と思いきや、火山の噴火でマグマが吹き出してくるように
大量のうんちがあふれ出てきた。

さっきまで泣いていた息子が急に泣き止み、少し涼しげな顔をしている。

2日以上ためこんだうんち、おむつをはみ出し、おむつマットをはみだし、
洋服と下のタオルにまではみ出してしまった。

うわぁ~!!

ともあれ、妻と二人で胸をなでおろした。


すでに引退したが私の母は看護婦さんだった。
いまでこそ、専門性が重視され分業化がすすんでいるが、
当時の看護師は、それこそなんでもやった。
現代とくらべて知識がどれだけあったのかは、わからないが
経験的というか本能的というか、とにかくなんとかこなしてしまう、
そういったある種のカンがはたらいていたようだ。

最近はめっきり会話も減ったが、今回の一件にしても、
あらためて母は偉大だと思った。

同時に母への愛情はどんな国のどんな人だってもっている大切な
情緒なのだと思った。

世界中の人に、忘れないでほしいと思う。

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乳母車 三好達治


母よ―
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり

時はたそがれ
母よ 私の乳母車を押せ
泣きぬれる夕陽にむかつて
轔々(りんりん)と私の乳母車を押せ

赤い総ある天鵞絨(びろふど)の帽子を
つめたき額にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり

淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知ってゐる
この道は遠く遠くはてしない道

(ふりがなは最小限に省かせていただきました)

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それにしても、すっきりしたはずなのに、息子は一向に
泣き止む気配がない。

「泣くのは子供の大切な仕事」ということか…。


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息子の誕生

2013-11-16 12:16:56 | 日記
随分長いことブログをさぼってしまいました。

実は息子が生まれまして…。

前駆陣痛から、破水、本格的陣痛、出産、そして
そこからまたさらなる大変さが…。

と私が出産したわけではないにもかかわらず、頭が混乱しっぱなしで、
現在に至っているという状況です。

でもそんな中でも普通に仕事はしてますけどね。
(出産当日も1本納品したしね…。)

子供と新たな生活の始まりは、本当に発見、そして冒険に満ちています。
これからもいろんな困難があるのだと思いますが、今のところは、
なんとか乗り切れるという気持ちでおります。
どんな困難もそれが幸福に結びついているのであれば、
なんとやっていけるような気がしています。

とにかく、毎日のようにブログに書きたいいろんなアクシデントや出来事が起こります。
結局、すべてがイベントのようなものなのでしょう。

このブログではあまり自分の内面やプライベートなことには
触れないようにしているのですが、時折書いてしまうかもしれません。
親ばかと思い、ご容赦ください。


生まれて2日目の息子



生まれて4日目の息子

よろしくお願いします。


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