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本名カズト Alison

2011-02-28 14:19:04 | 日記
普段、すべての音楽を聴きつくしたようなえらそうなことを書いているが、
世の中には自分が知らない名曲が本当に沢山ある。

ヒットするしないにかかわらず、私が住む街の空気のような
場末のミュージシャンの歌であっても、「ああ、いい歌だな。」
と思わせるものをもっている。
そういう発見の場として、街に出ることは喜び以外の何事でもない。

もちろん歌い手の方は必死だと思う。
でも、ちゃんと聴いている人は、聴いてくれているのだから
どうか歌うのを止めないでほしい。

エルビス・コステロに「Alison」という歌がある。
これを私に教えてくれた本名カズトさんに感謝したい。

ライブが終わって、家で改めてYouTubeでエルビスが一人でギターを
抱えて歌うのを聴いた。
曲の途中サビの部分を観客に歌わせていた。それが自分の心になんとも
やさしく響きわたり、思わず泣きそうになった。
目を閉じれば、その歌をうたっているのはエルビス・コステロではない。
その歌を教えてくれた本名さんだった。

先日のライブのコンセプトは「ブルース」だった。
にもかかわらず、ライブ当日のリハーサルで本名さんが手渡した譜面の
タイトルには「Alison」とある。
譜面をみれば一目了然、これはブルースではない。

「うわぁ~!!、すごい細かいコード展開…」

実は私は譜面がすごく苦手である。読めないわけではないのだが
すごく時間がかかるのだ。
譜面から曲全体の「流れ」をつかむことができず、基本的には暗譜をする。
体に覚えこませるしか自分には方法はないのだ。

こんなやり方だから、当日のリハーサルでの新曲に対応できない。
案の定、リハにまったくついていけない。
シゲさんにしても、ミックさんにしてもすごいなぁ。

バンドのみんながいないすきに本番までになんとかしようと、
リハが終わって本番までみんな食事に出るのを待っていた。

ところが本名さんがハケない。
まあ、そんなこと気にしても仕方がないので、自分一人で譜面と格闘
しながら練習を始めた。

そしたら、本名さんが私に合わせてくれた。
私の練習に付き合ってくれたのだ。
(リハで私がまったくついていけてないことバレてたのね…(笑))

ともあれ、練習のおかげで、なんとか本番は乗り切ることができた。

こうして家に戻って、改めてエルビス・コステロの曲を聴いてみて、
初めて、「ああ、こんな曲だったんだ」と理解している始末だ。(笑)

「ストップ!」

とブレイクが入る箇所でしっかりブレイクできていたかどうか不安も
残るが、その辺は、どうか本名さん、勘弁してちょーだい。

また機会があったら、この歌やりたいな。

でもバンドでやるより、本名さんの弾き語りが聴きたい気もする。(笑)


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花粉症とギックリ腰

2011-02-27 13:22:12 | 日記
昨日はぞーさんず(どう書くか知らん、像賛図か、ZO-SANSか…)のライブだった。

ともあれ自分としては、久しぶりにまともな練習をやったバンドだ。
(おかげで自分の演奏スタイルを省みる機会ができ、大変貴重だった。)

ところがである。連日宙を舞う花粉の野郎が、朝開け放った窓から
さわやかなそよ風とともに入り込んできたらしく、くしゃみを連発した。
「鼻うがい」をする前だったから、手の打ちようがなかった。
なんと、そのくしゃみの折、持病のギックリ腰を再発してしまった。

昨年夏に知りあいの大学教授に連れられて行った女子大の学食で
一人でウキウキしていた時に席を立った瞬間におそわれて以来だ。

ライブ当日にこれはまいった。
ギックリをやられた方はご存じと思うが、動くことさえ、
靴下をはくことすらままならない状況なのだ。

小学生のようにウキウキして眠れないくらいに楽しみにしていたライブで、
そのせいか「本名カズトさんに「ぷるぷる体操」を教える」(笑)
というなんともアホな夢を見たせいでバチがあたったか…。

すかさずU-ZOさんに電話で相談したら、「車椅子でこい」と、
非人間的とも思える冷たい態度である。

お風呂に入って腰を指圧して「ぷるぷる体操」をやったら少しは
動けるようになったものの、これでは3時間にもおよぶライブを
乗り切れるのかすごく不安である。

結局、冷汗を流しながら北鎌倉の駅まで普段15分のところを
30分かけて重い荷物をしょいながらえっちらほっちら歩いた。

湘南新宿ラインで池袋まで1時間ちょっと、座ることができたものの
なにしろ同じ姿勢でいるのが辛い。

しかも腰にはっている「貼るホッカイロ」がなんとも「あちぃ」。

貼るタイプじゃないやつならよかったのだが、一度ライブの時に
立ったり座ったりで演奏していたら、なんとそれが股間に移動して
しまい、まるで脱腸の患者のように股間が大きく膨らんでしまい、
舞台上で大変にはずかしい思いをしたことがあるのだ。

まあそんなこんなでなんとか江古田に到着。

江古田倶楽部にはすでにU-ZOさんがきていて、大工が足場を組むように
手なれた手つきでドラムセットを組み立てている。

「おう、大丈夫か? お前ただの運動不足だよ」

確かに、バンド活動といえば肉体労働そのものなので、
自分の怠慢といえば怠慢である。
自分の体は商売道具、だからしっかり管理する…、これは
40代を越えたのミュージシャンの暗黙の約束である。

最近食生活とか、「ぷるぷる体操」とかいろいろやってはいたのだが、
ちゃんと運動するということをすっかり忘れていた。

結局、中休みをはさんでなんとか3時間のライブを乗り切る
ことはできたが、体調管理の大切さを思い知った1日であった。

すごく楽しいライブだったのだが、その実際の模様は次回に。


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花粉の季節

2011-02-25 18:11:29 | 日記
今日はいい天気だった。

こういう季節は花粉がまっているのだろうか。
今日は税金の支払い等で外出していたのだが、花粉症にかかったことが
ない私でも銀行でくしゃみを連発し、目がかゆくてしかたがなかった。

マスクをしている人が大勢いたので、たぶん花粉はまっているのだろう。

くしゃみはそれほどでもなかったのだが、とにかく目がかゆくてしかたがない。
こういう時はお刺身がいいときいていたので、用事ついでに魚屋さんによった。
アジが安かったので買った。しかしあまりに目がかゆくて動揺してしまい、
つま用の大根を買うつもりが、すっかり忘れてしまった。
改めて出かける勇気はない。

ところで、私は花粉症にかかったことがないと書いたが、
実は中学生の時にものすごい花粉症にかかったことがある。
秋頃なのでたぶんスギ花粉ではなく、ブタクサ・アレルギーだろうと思う。
毎年、秋になると少しつらい。

でも少しつらいだけ。
自慢ではないが、中学生の時に見事に克服した。

なんのことはない。「鼻うがい」をやるのである。
人によって効果の程度はちがうと思うが、私の場合は効いた。

毎日、自分の鼻に水をグッと入れて、口から出すのである。
わさびを食べた時のような、ツーンとした激痛が走ることもあるが、
慣れてくるものだ。鼻がつまっているとやりづらいこともあるが、
それでも15分くらいするとスーッと鼻が通ってくる。
(私はお寿司が好きだ(笑))

頭がボーッとしている時にもやる。ものすごくクリアになる。

まあ、こんな辛い思いをするくらいなら、お医者さんにいって薬をもらったほうが
よいという人も多いだろう。

でも慣れてしまうと案外楽である。いっぺん塩水でやってみたことがあったが、
その時はわさびを食べた時のような、ツーンの後に、トウガラシを食べたような
激辛感があり、それはさすがに止めた。(私は辛い食べ物が苦手である(笑))
でもこれもやっているうちに慣れると思う。

なんでこんなことを始めたかというと、中学生の当時はそれほど花粉症が
メジャーな病気ではなかったので、風邪でもないのに医者に行くという
発想がなかったということもあるが、もっと重大な悩みがあったのだ。

中学生の時、私は陸上部の選手で長距離ランナーだった。
ちょうど大会が秋にあって、練習している時にくしゃみが止まらなくなってしまい、
走れなくなってしまったのだ。(笑)

案外、走っている時はそうでもなかったのだけど、走っていない時がたまらない。
歩くこともままならないし、人と話もできない。
同級生や先輩、そして後輩は指をさして、自分のこと笑っているし、
あげくの果てにコーチ(先生)に失礼なやつだと怒られる始末だ。(笑)

それで本屋で立ち読みした「中国 導引術」の本に書いてあったので、
やってみたら、治った!!

おかげで花粉症に関して、未だ医者に通ったことがない。

というわけで、今のところくしゃみ(鼻)は克服できているのだが、
目はいかんともしがたい。自分としてはとりあえず医者にはゆかず、
小まめに目を洗うつもりでいる。
誰か他にいい方法を知っていたら教えて!!


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苦しい時

2011-02-24 17:59:39 | 日記
2月は本当に苦しい。なにしろ仕事が少ない。

ともあれ起業して1年半、
「この怒濤の中を生き抜き3年までに安定させる」のが自分の目標である。

仕事がない時はないなりに、翻訳データベースを整理したり、お客様からの
フィードバックをまとめたり、そして営業のアクションを起こしたりと
あいもかわらず貧乏暇なし状態が続くのだが、なんかすべてが空回りしている
ような気がする時もある。

ただひとつ気がついたことがある。
それは「一番辛い時というのはアイデアが枯渇した時」だということ。

私も人間だから仕事が辛いとか、営業に気がむかない時はある。
でも一応これでも個人事業者なので、そういう精神面の苦しさはとうに卒業して
いるつもりだし、仕事があるならどんなことでも楽しくやる工夫をすれば
いいだけの話だ。もちろん、人間関係に悩む従業員の人たちのストレスも
よくわかっているけど。でもそれも仕事があるからこその話だよ。

何度もいうけど一応これでも個人事業者なので、365日いつも会社の将来的
ビジョンについて考えをめぐらしている。毎日ノートに書き出すことを
日課としていて、起業してから1日も欠かしたことがない。

最近、筆がすすまないんだよね~。
まあそういう時期もあるのかな。

不思議なもので仕事が忙しい時ほど、アイデアが出てくる。
次々とアイデアがでてくる時にかぎって仕事が入ってくる。
…そういうことか。

多分、考えること、想像すること、未来を描くことは何にもまして
重要なことなのだと思う。

そしてとにかく続けるってことだな。
なんだってそうなんだろうな。

だから今は考えること、ひたすら考えること。
まあ、悩んでいるだけともいうけどね、まあいいか…。(笑)



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ソニー・ロリンズ AIREGIN

2011-02-22 17:37:52 | 日記
先日のブログでもとり上げた「AIREGIN」という難曲。

いわずと知れたSonny Rollins(ソニー・ロリンズ)の曲であり、
NIGERIA(ナイジェリア)を逆さにしたタイトルの曲。

タイトルもふざけてるけど、よくもまあ、こんな転調の多い曲を
作ったもんだ。マイルスの伝記を読むと、スタジオの裏で、
ものの数分で書き上げた曲らしい。

そういうわけで、原作者の演奏を聴くのがよかろうと思い、
早速試してみた。



『BAGS GROOVE MILES DAVIS』

それにしても、この頃のソニー・ロリンズって凄くねえ?

転調なんか、まったくものともせず、流れる水のごとく流暢な
ラインだ。転調するコード進行に対して律儀に音を埋めていって
いるというより、まるで飛び魚が着水する瞬間のように、
狙ったところでバーっと吹く、という感じだ。
このスピード感でこんな演奏されると、もう全くかなわん!
どうすりゃええの? って感じ。

これぞジャズ、これぞアドリブ、これぞサックス、これぞロリンズ!!!

実は私はサックスプレーヤーがすごく好きだ。
ジョン・コルトレーンをはじめとして、ロリンズ、そしてウエイン・ショーター。

ギタリストでサキソホニストの演奏を参考にしている人は多い。
私も大いに勉強させてもらっている。

こうしてスタンダードを勉強して、アプローチに行き詰っている時に
サックスのサウンドをイメージすると、ヒントが見えてくることが多いのだ。

そうして、1日中、ひどい時は2、3日間にわたってその一曲を頭の中に
流しっぱなしということがよくある。
仕事をしながら、食事をしながら、特にお風呂に入っている時には
アイデアが出てくる。したがって、ザバッと風呂から上がって、
裸のままでギターを弾いている時がある。

あ~寒い!!
ただの変態だ、これじゃ!!

ともかく、中には攻略に時間のかかる曲もある。
とくに「AIREGIN」のような難曲などはもう1週間以上になるなぁ。

いつもこうやって、「いつになったら…」などと考えながら
やってるけど、面白いもんで、そのうちパーッと拓けてゆくんだよね。
だから止められないわけだ。


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