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FREE/FIRE AND WATER

2012-08-31 16:33:30 | 日記
今実は、フリーにはまっている。


『FREE/FIRE AND WATER』

最初このアルバムを聴いた感想は、

「なんちゅう、ペラペラなサウンドや!」

だった(笑)。

当時はストーンズに夢中だった頃でもある。
2本のギターがどちらがリードでどちらがサイドともいえず、
お互いのリフが同時に絡み合うようにサウンドを繰り広げてゆく
ストーンズのサウンドは理想だった。

だからフリーを聴いたときはちょっとびっくりした。
サウンドが隙間だらけである。

ただ、このバンドはメンバーのそれぞれが類稀な才能の持ち主である。
それぞれが、ピンでやれる。
そして、大ヒットした「ALL RIGHT NOW」をはじめとして、歴史に
残るような名曲が多い。
だから、何度も繰り返し聴いているうちに、この「ペラペラ感」が
全く気にならなくなった。

このバンドの曲は実は1曲しかやったことがない。
このようにシンプルなサウンドのバンドはものすごく技量が問われる。
メンバーの一人でもセンスのないことやると、途端にバンドはメチャクチャに
なってしまうのだ。全くごまかしがきかない。
だから、やっていて嫌になってくるのだ(笑)。

じゃあ、なぜはまっているかというと、
先日CDとレコードを整理していたら出てきたからだ(笑)。

そんでもって最近加入したバンドから何曲か私がボーカルをとる曲を
セレクトしてくれ、といわれたので、いい機会だからトライしてみようと思った。

実は過去にやった、たったの1曲、それを歌っている時にボーカルについて
ピンときた何かがあった。
今回新たにフリーのレコードを聴いて、どの曲にしようかな、と考えている時に
そういえば以前彼らの歌にピンときたことがあったことを思い出しピンときた。
そして歌ってみたらそのピンときたことが何だったかにピンときた(笑)。

しばらくは、ちょっとポール・ロジャースを追いかけてみよう、
飽きるまでは…(笑)。


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スパイスカレー

2012-08-26 16:09:01 | 日記
最近、カレー作りに凝っている。

この本を見つけたのがきっかけ。



『3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー』

もともと、「お前はキレンジャーか」といわれるくらい大のカレー好きだ。
実はカレー専門店のカレーも美味しいが、おそばやさん(ラーメン屋さん)
のカレーがもっとも好きな味だ。

昔は喫茶店などでも「明らかにボンカレーだろ!」というカレーを出す
お店があったが、最近さすがにそんな店はなく、しっかり自分の店の味
を追求されているようだ。
ちなみに私はボンカレーも大好きだ。
市販のレトルトパックのものでもいろんなものがあるが、やはり
基本はボンカレーだ。

それにしてもお寿司にしても、天ぷらにしても、カレーにしても
家庭で作るものとはひと味も、ふた味もちがうのが不思議だ。
決してたどりつけない。
そばやのカレーなど、大抵は「SBのカレー粉」を使っているにちがいないのに
それでもやっぱりうまくできない。

おそらくラーメンやカレーを含めなんでもそうなのだろうが、
お店独自のレシピというものがあり、しっかり研究されて作られている
ものなのだ。

やはり、でたらめにスパイスを放りこんでも何か変な食い物ができるだけだ。

ただ、いろんな料理本を見て気づくのは「基本はいたってシンプルである」ということ。
そのしっかりとした土台、軸の上に独自のテーストが加わりオリジナルの味ができている
ということなのだろう。

だからまず基本が大切と、この本を勉強することにした。

基本の3スパイスとは「ターメリック」、「カイエンペッパー」、「コリアンダー」
である。

目からウロコだったのは、たまねぎの炒め方。
いままでは、焦がさないようにかき混ぜながらあめ色になるまでに、
相当な時間炒めていたのだが、この本ではなんとかき混ぜずにしばらく
放置するのである。

「玉ねぎのふちがこげ茶色~黒くなるのが目安。
ここまで炒めても焦げてはいないので大丈夫。」

とこの本にはあるが、私からいわせれば「表面を焦がしている」わけだ(笑)。

この本での「焦げる」とは炭化した状態のことと勝手に認識している。

というわけで冒頭の「スパイスチキンカレー基本編」を見ながらやってみた。
すると、確かに見本の写真のように出来た。

さて味はというと、たしかに「美味い」と思った。
しかし、お店で食べるカレーとも家庭で作る(いわゆるルーを使う)カレーとも
やはりちがうもののような気がする。
それでも基本はクリアできたのかな…。

ちなみにそれぞれのスパイスは結構な量を使うので、いちいち蓋にある小さな穴から
振り出していると一向に匙に収まらないし、そこら中に無駄にふりかけることになるので
あの蓋ははずしてしまうことをお勧めする。
とくにターメリックは色素が強力であり、まな板やら布巾が「まっきいろ」になって
しまうのでご注意を(笑)。


まあ、それでも十分楽しい。

今までは、本格的カレーといっても「すでにスパイスが混合された」ものを
使用していており、あの粉をなめてみても、何のスパイスがどれくらい混じっている
のか皆目見当もつかなかったわけで、そういう意味では、今回は一つひとつのスパイス
ごとの役割というか、香りを確認することができたのはよかったと思う。

とくにコリアンダーの香りはすばらしく、これがカレーになるとはちょっと信じがたい。
しかしやってみると本当にカレーになる。まさにマジックだと思った。

まだ暑い日が続くようだ。カレーを食べて元気だそうぜ!!


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わかちこ!

2012-08-25 12:33:08 | 日記
我々は芸人のようなもの、舞台の上でははずかしいことも
言いたくないようなセリフを言わなきゃならない時もある。


ところで私はセンチミーターズというバンドをやっていて、
ご存知の方もいるとは思うが、このバンドはニューオリンズの偉大なバンド
ミーターズをトリビュートして結成されたバンドだったのだが、
ここ数ヶ月はほとんどオリジナルばかりやっている。

時折、思い出したようにミーターズの曲もアレンジするのだが、
そのミーターズの歌の中に「Look A Pye Pye」という実にふざけたタイトルの
歌があり、その曲の出だしが、一種のスキャット、
(擬音、自分が聴こえるままに書いているので正確ではない)

Puck chi Ouh! Puck chi, Ah!!

Punch Paw Paw…

で始まる。

このPuck chi Ou! Puck chi, Ah!!(私には、「ぷくちう~、ぷくちあ~」と
聴こえる。

私たちセンチミーターズはボーカルが複数いて(ってか基本メンバーは全員
ボーカルをとる)、私は立場上、一生懸命に

「ぷくちう~、ぷくちあ~」

を連呼していたわけだが、

もう一人のボーカルであるゆうぞうさんが、一方でこの
Puck chi Ou! Puck chi, Ah!!のところを、

「わかちこ! う~、わかちこ!」

と連呼している…。


…わかちこ…???


…わ?、か?、ち?、こ?????


これには絶句した(笑)。

この「わかちこ」であるが、これは、少年隊の『デカメロン伝説』の
オープニングを飾る一節(正確には「ボッカチオ」といっているらしい)
であり、なんとも文学的な歌に出てくるもので、

後にゆってぃが「ちっちゃいことは気にすんな、それ、わかちこわかちこ」
と流行らせたものだと認識している。

これは聴く人が聴いたら、絶対ふきだすぞ!


あくまで擬音であるものをあれこれ議論することはむなしいのだが、
私の視線をよそに、実に真面目に、ひたむきに、

「わかちこ! う~、わかちこ!」

を繰り返しているゆうぞうさんを見ていたたまれなくなってしまった。
したがって、ここはこの「わかちこ」の歴史的説明を踏まえて話し合った(笑)。

私が額に汗しながら、一生懸命、なぜここが「わかちこ」であってはならないのか
を切々と説くのを、ゆうぞうさんは涼しい顔で聞いている。

ゆうぞうさん:「へ~、知らなかったよ…。でもやっぱりここは「わかちこ」で
いこうよ」

俺:「……(ガーン!! なんのために今まで説明してきたんだ~!!)」

我々は芸人のようなもの、舞台の上でははずかしいことも
言いたくないようなセリフを言わなきゃならない時もある。

もう、こうなったらヤケだ!

ちっちゃいことは気にすんな、それ、わかちこわかちこ!!!!

*昨日アップロードした時点では「シブがき隊」と書いておりましたが、
「少年隊」の間違いでした。失礼いたしました。


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JEFF BECK GROUP

2012-08-24 16:42:49 | 日記
最近、加入しているバンドの必要性からボトルネック・ギターをよく弾く。

もう10年以上、自分は封印していた。
自分でいうのも何だが実はボトルネックはすごく得意な方だった。
自分としては、粘りのあるサウンドより、乾いたサウンドが好きだったし、
若い頃はさんざん弾きまくっていたのでやりきった感もあった。

ロバート・ジョンソン、サン・ハウス、チャーリー・パットン、
ロバート・ナイトホーク、アール・フッカーからエルビン・ビショップや
デュアン・オールマン、ライ・クーダまで本当にコピーしまくってたなあ…。
ただしライ・クーダだけはチューニングが変則でよくわからなかった。

でもたぶん、それなり上手く弾けてたと思う。

でも自分としてはケニー・バレルのような、都会的で洗練されており、
しかもスウィンギーなギターが好みだったので、いともたやすく
そんな技術は捨てさったのだった。

10年以上ぶりにやってみると、結構忘れているものだ。

そこで真面目な私としては(?)早速、勉強開始というわけで、



『JEFF BECK GROUP』

実はジェフ・ベックはボトルネックがめちゃくちゃ上手い、
上手いというレベルを超越している。

高校生の頃、彼の演奏はコピーしまくっていたのだが、ブルースをやるように
なってから意識的にさけてきた面もある。
でもどうせボトルネックを勉強しなおすなら、ジェフ・ベックと心に決めた。

このアルバムの彼のボトルネックは本当にすごい。
スローなソウル・バラードからインストものまで、いわゆるブルースの
ボトルネックの常識を完全に超えている。
ハワイアンのスチールでもここまではやらないだろうな。

ジェフ・ベックといえば、アルバムに録音された演奏はどれもすごいのだが、
ライブなどだと、いい時と悪いときの差がはげしいように思う。

誰もがハッとするような感性、ひらめき、そしてリリシズムを表現し得たと
思えば、ただの軽業師みたいな時もある。

彼自身そういうことはよくわかっていて、若い頃はよくギターを放り投げて
舞台を去ってしまうことがあったようだ。
いわゆる「わがまま」な奴なのだが、ヘボな演奏をしておいて平気で舞台の
上でヘラヘラ笑っているような鈍い奴よりはマシか。
しかしそれも天才の天才たる所以、素人がやったらただの馬鹿ってか、
「何様のつもりだ!」と袋叩きにあう羽目になる。

ああいい人でよかった(笑)。


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PETE TOWNSHEND/WHITE CITY

2012-08-21 22:33:58 | 日記
なんといってもこれ、これ以外にない。



この気持ちがわかるのはクマさんだけだと思う。

俺のすべてを変えたレコード、これがあれば自分はいつでも
自分に帰ることができる。

いつも、いつだって俺を叱咤激励してくれたクマさん、
クマさんにあう度にいつも基本にかえることの大切さを思い知る。

さあ、行こうぜ!!


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