奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

委員会審査~揺らぐ気持ち~

2020-09-08 22:57:28 | 日記

季節外れの高温に見舞われています。九州・中国地方の台風被害、心よりお見舞い申し上げます。


さて、開会中の横手市議会9月定例会は、昨日から各常任委員会に分かれての令和元年度決算、各議案、補正予算案の審査を行っています。

熱中症は室内でも気を付けなければならないと言いますが、築32年の横手市役所本庁舎。空調は効いているんでしょうけれど、議論が白熱していることもあり、部屋の温度は急上昇。

しかも、コロナ禍において会議中のマスク着用が義務付けられていますから、どうしても水分補給が疎かになりがちです。こまめに休憩をとることも必要ですね。


私たち「総務文教」の2日間を振り返ってみて、何だか、今日は無性に強いお酒が飲みたくなる気分です…

4年間の議席をお預かりする議員として当然のことですが、提供された資料を事前に読み込み、過去の議事録や関連資料と比較して、それ相応の準備をして議案審査に臨んでいる、そんな当たり前のルーティーンが空しく思えてしまうほど、己の無力さ、いかに今の市政運営が場当たりで不誠実なのかを思い知らされる1日でした。

私の問いかけや問題提起に真剣に向き合い、心の通じる受け答えをして頂いている多くの職員の皆さんには、心から敬意を表するものです。

質問されることを苦痛に感じる方もいるかもしれませんが、私が尊敬する先輩方からご指導頂いてきたのは、委員会での丁々発止の議論によって互いに成長し、市の課題が一つずつ改善されることで、市民に喜ばれる市政に繋がるということです。

ですから、現場の職員が頑張って準備した資料を読み込むことは最低限の礼儀ですし、質問が出ない=課題がないと判断するか、関心を持たれていないと判断するかは人それぞれです。

いずれにせよ、情熱を込めた議論を通じて市政を前に進めるために、人一倍の準備をし、誰よりも多くマイクを握り、エネルギーを消費した分、昼の出前が毎日の楽しみなのです(笑)

私は、今日の議論がより良い明日の横手市に繋がることを信じて一生懸命に取り組んできましたが、議員になって7年。

これまで、己の未熟さがゆえに様々な失敗を重ねてきましたが、今日程私は何のために永田町を離れ、愛する故郷に恩返しするためにUターンしてきたのか揺らいだ日はありません。

市の判断はその都度変わる?

私が事あるごとに強調している「グランドデザイン」は、所詮一施設の配置計画に過ぎない?

議会の総意を無視し、時計の針を逆戻りさせる方針転換が、着々と進められようとしています。

一般質問の続きになりますが、十文字地域局庁舎の改築移転に関わる条例改正議案の審査の中で、採決前の討論という形で申し上げた、私の想いを記しておきたいと思います。


合併前からの懸案であった地域局庁舎の改築により、職員の皆さんの働く環境が改善され、市民の安心安全の拠点として機能強化が図られたものと存じます。
 
しかしながら、新たな多目的総合施設への機能集約により、来年3月末をもって廃止される文化センターのホール機能について、今後の十文字第一小学校跡地活用のサウンディング型市場調査において検討する、市が新たに建設する可能性を残しているとの市の方針は、無責任に判断を先送りし続けてきた事実を棚上げし、市議会の「公共施設のあり方調査特別委員会」からの指摘や、FM計画(公共施設の再配置方針である、横手市財産経営推進計画)の理念に反し、これまで地域の皆さんと丁寧に積み重ねてきた議論を後戻りさせるものだと指摘せざるを得ません。
 
市は、いたずらに結論を先送りすることなく、現実を見つめた持続可能な市政運営がなされるよう求めます。


明日、補正予算(9号)の審査を行い、あさっては所管事務調査を行う予定となっております。

長丁場の9月議会はまだ続きます…