本日、選挙後初めての臨時議会が招集された。
昨夜から降り続いた雪に覆われる中、初めての議員バッジを胸に早めに家を出た。
議長・副議長の選挙に続き、各委員会の委員の選任、委員長副委員長の互選など、あらかじめ予定された日程が見事なまでに淡々と進められていく。
すべてが新人議員として初めて経験することである。
皆で決めたことに意義を申し上げるつもりはない。外に向かって批判するつもりもない。でも、分からないことは分からないと、ちょっと違うんじゃないかと感じたことは正直に申し上げた。
つい最近まで一市民として市政を見てきて感じたこと、そういう視点を忘れてはいけないのだと思う。これは同期当選議員共通の認識である。でなければ、私たちが議会に入った意味はない。若い世代の代弁者として、議会に乗り込んでいく意味はない。
まずは4年間しっかり勉強させて頂く・・・
多くの市民の皆さんが私に期待していることは、そんなことではないと思う。
勉強させるつもりで私を議会に送ってくれたのではないと思う。
今までこうだったからとか、改選前に決まったことだとか・・・
そんなことはたいして重要ではない。
違うものは違う。
慣れてはいけない、勘違いをしてもいけない。
今日、「議会改革は道半ば・・・」というフレーズを何度も耳にした。
何をどうすることが議会改革なのだろうか?
残念ながら今日一日の流れに、改革の匂いは新人の自分には感じ取ることは出来なかった。
新市長の誕生で横手市がどう変わっていくか?
内外の注目度が増す中で、議会の責任も重大である。
議会として、一議員として、より良い横手市をつくっていくために尽くすこと・・・
議員を目指す人誰しもが持っているであろう共通の想い、初心を忘れることなく、自分は自分らしく大きな期待と責任を背負いながら、結果を出すための覚悟を示していきたい。
追伸・厚生委員会と議会広報委員会に選任された。
厚生は市民生活に一番密着した分野であり、広報は我々議会の活動を市民に分かりやすくPRするという非常に大切な仕事であるということにやりがいを感じている。
次は12月議会。今からしっかりと準備を進めていきたい。
選挙が終わって間もなく3週間。
選挙後の事務処理や議会事務局による説明、所属会派での懇談や同期初当選議員5人との勉強会など、慌ただしくあっという間に時間が過ぎていく。
今日は横手市身体障害者福祉大会に出席させて頂いたが、議員として初めての公式な行事にも何度かお招きを頂いた。
父の名前に変わって自分宛てに届く郵便物が増えたこと・・・
議員になったんだなと実感する日々である。
さて、改めまして2593票という市民の皆さまの大変重い負託を頂き、4位という成績で横手市議会議員に当選させて頂きましたこと、心から御礼を申し上げます。
取り急ぎface book上ではご報告をさせて頂いておりましたが、少し気持ちが落ち着いたところで、初議会を目前にした今、このブログ上で改めて感じたことをお話ししたいと思っております。
選挙に出るということ・・・
物心つく前から祖父や父の選挙を見てきて、秘書として様々な選挙に携わってきて、選挙というものはこうだということは何となくは分かっているつもりではありました。
しかし、初めて自分が候補者になってみて見える景色はこれまでとは全く違ったものでした。
地域の皆さん、親戚のおじさん達、そして同級生の仲間。本当に多くの方々が自分のために走り回ってくれました。
候補者は、独立自尊の有権者一人ひとりに対し自分の思いを語り、己の人間性をぶつけ、そして評価を頂かなくてはいけません。そういう意味で、選挙はともすれば孤独な戦いではあります。しかし、まわりでそれを支えてくれる皆さん、神輿を担いでくれる皆さん、自分の知らないところで「奥山を頼む」と支持を広げて下さる皆さん。本当に多くの方々のご支援のお蔭で、自分は初陣を悔いなく全力で走り抜けることができました。
地元大雄地区の皆さんの温かい励まし。春に突然帰ってきて選挙に挑戦した自分を温かく迎えて下さいました。
そして、選挙中横手市をくまなく遊説している先で初めてお会いする方からの言葉。
「おっ。やっぱり若いな。頑張れよ。期待してるよ。」
杖をついて駆け寄ってくれたおじいさんおばあさんからの
「これからは若い人に頑張ってもらいたい」
という涙ながらに訴えかける固い固い手の温もり。
行く先々で頂くその言葉に、日に日に選挙戦の手ごたえと、新しいもの、若さに期待する大きなうねりを感じていた。
結果、これまでの父の頑張りに対する評価に加え、思いがけずに大きな信任を頂いた。
若い新市長の誕生も必然だったということだろうか。
「期待しているよ」という言葉。
私は何に期待されているのだろうか?
若さか?それだけではないような気がする。
勢いや風だけで勝てるほど地方選挙は甘くない。
私は多くの市民の皆さんの期待により与えて頂いた議席で、その答えを見つけ出さなければいけない。その思いを背負いながら、期待に応えていかなければならない。
東京からふるさとを見てきた感性。
政治に携わってきた経験。
自分が市議会に入ることで同世代が政治に関心を持ち、市政をもっと身近なものに感じるきっかけとなってほしい。そして、新しい時代の街づくりは、自分たち自身でやっていくんだという強い覚悟を示していきたい。
ふるさとへの熱い想いを胸に秘め、先輩方のご指導を頂きながら若者らしくはつらつと、与えられる場面場面を謙虚に全力に務めて参りたい。
明日は、地元保育園のおゆうぎ会。
半分、同級会になるのではないか?(笑)